masumiノート

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閉鎖のための後押しが必要

2016年09月28日 | ガソリンスタンド2

9月27日燃料油脂新聞より


地場SS120円台増加 採算販売阻害する安値量販店

仕入上昇にともなうコスト転嫁で、地場フルSSは120円以上掲出店が少なくない。
セルフSSのなかには116円を堅持する店もある。
しかし陥没地区で一部の販社セルフが地域一番の安値を打ち出し110円割れの価格表示を行っているほか、週末やメール会員の値引きでさらに安い実売価格になっているため、近隣で競合する地場SSとは10円以上の価格差が生じている。

「系列販社が安値を打ち出すため給油客から何で高いのと聞かれる。仕入れ値が違うといっても理解してもらえるわけはなく、セルフとフルの違いと言い訳はするものの、納得してもらえることはない。公正で公平な仕切りの実現を待望している」と競争を削ぐ仕切りの改善を期待する声は引き続いている。


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>公正で公平な仕切りの実現を待望している

前記事でも書きましたが、“時間切れ”になる販売店の方が多いような気がします。





「閉鎖しやすい支援も必要に」

SSの減少に歯止めがかからず、県内SSは1000ヵ所を割り込むのも時間の問題といったところだが、閉鎖SSの多くは地場の小規模業者だ。
来年4月にJXTGエネルギーが発足し、出光と昭シの合併も見込まれることからSS閉鎖は加速すrとの指摘の声は少なくない。

「元売再編は、需給を引き締め、業転玉流通を抑制することが期待できるが、元売は量販店を中心にSS網構築を目指すだろうから、地場SSの経営が現状より好転することはない。
元売や県石商はSS経営継続を目指す業者への支援を行っているが、経営不振や設備老朽化の再投資、後継者問題などで閉鎖したい業者もいるはず。閉鎖しやすくなるような支援があれば、金銭的な負担軽減につながる」とSS閉鎖の後押しが必要との声が浮上している。


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>元売や県石商はSS経営継続を目指す業者への支援を行っているが

先日の業界紙に補助制度への不満が載っていました。
3年以内に補助を受けた実績=経営継続を目指す業者ということなのか、補助実績がないがために補助申請が出来なかったという記事でした。

補助制度を利用するにも自己資金は必要ですからね、
規制緩和後の長きに渡って疲弊した小規模事業者に、あれもこれもと補助制度を利用して設備投資する余裕はありません



このブログでも折に触れ書いていますが、この業界の補助制度は大手ほど大きな補助金額を何度も受け取れるような..(--。
(石商幹部に大手業者が多いから?と勘繰ってしまう程)

地域への小口配達を担っている地場店の経営を窮地に陥れ廃業へと追いやるような安値看板を掲示している大手が、大型のローリーや門型洗車機を補助金で手に入れている。


矛盾を感じるのは私だけでしょうか?



だってね、思うんですよ。

大手さんたちは補助金が必要な経営状態なんですか?
だったらそんな安値で売るのは止めたら如何ですか?と。

周辺の地場店は大手業者の店より10円以上高値でやっているんですから、それに合わせれば、仕入れ値の安い大手業者は大きな粗利を得ることが出来て、そうすれば国民の血税である補助金を支給して貰う必要もないでしょうーと。


違いますか?






非難は承知で、「廃業するための補助金が必要です」