5月20日 燃料油脂新聞 (※青系文字がmasumi)
※先に書いておきます。
販売業界側が業転玉を活用して打って出るような行動を考えていくことも重要
こういう考え方をする石油流通問題議員連盟こそが問題ではないのか?と私は思っています。
中小業者の健全化決議 石油議連 問題解決を確認
自民党の「石油流通問題議員連盟」(会長・野田毅衆院議員)は18日、永田町の党本部で総会を開いた。
業転価格と系列価格との格差解消問題が「いまだ解決に至っていない」などとして、中小石油販売業者の経営を健全化するため、事態改善に向け課題解決に断固取り組むことを決議。
他方で販売業界に業転玉を活用した反転攻撃的な行動を促す意見も出された。
<中略>
石油議連の野田会長は系列販売業者の業転玉購入に対する独占禁止法上の取扱いの整理、石油製品流通証明書の導入、軽減認定制度の見直しなど2年間の活動を経て、
販売業界側が業転玉を活用して打って出るような行動を考えていくことも重要との見方を示した。
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不可解過ぎる小売市況のコメント欄でも書いたように、
最近では業転100%仕入れのPBでさえ、PBより安い系列の看板に難儀しているっていうのに?! .....です。
そんなことを思っていたら本日の燃料油脂新聞「社説」、SSは反転攻撃の気概持て
石油議連の反転攻撃的な行動を促す意見もあったとして、
「あるべき論」はひとまず横に置き、現実的な対処療法を見出して構築することも必要だろう。
その対処療法を規制緩和直後からやってきた販売業者でも商圏に販社などの安値店があれば店を存続していくだけのマージンが確保できない状況に陥っているのではないのですか?
経営が苦しくて廃業をしていくPBがある現実を見れば、業転が対処療法にもならないと分かるはずです。
所詮“他人事”なんでしょうか。
それよりなにより哀しいのは、
「お客さんを騙すような真似は出来ない」という思いでやっていた、又、現在進行形でやっている経営者たちの誠を否定するかのような、
その、思いやりのなさです。
業転で薄めても経営は厳しい
業転を仕入れたいわけではない
7年前も同じなんですけど?