masumiノート

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住民出資でSS再生

2014年10月25日 | ガソリンスタンド2

•なぜ経営を引き継ぐのか
•なぜ住民にまで出資を求めるのか

住民経営の経営陣だけでなく、そこに住まう人々にどれくらい当事者意識を持ってもらえるようにするか

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住民出資のガソリンスタンドについて検索していたらガソリンスタンドを住民で経営することの意味という記事に辿り着きました。
上記はその中に書かれていた文章です。
diversity of … では、当ブログを取り上げた記事も書いておられました。

(※コメントを入れようとしたのですが上手くいかなかったのでこちらで御礼申し上げます。ありがとうございました)



10月24日 ぜんせき

岡山県真庭市では5年前の2009年3月末に「JA」が設備の老朽化、採算性などの理由からSSを閉鎖したが、これによって周辺3~5km圏内に他にSSがなく、マイカーなどへの給油が非常に不便となった。
このため、地元住民が話し合い、一口5万円を出資して資本金950万円の目木給油所を設立し・・・・・

地域への石油製品の安定供給のために全力投球している。

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以下の文章は既得権を剥奪せよのコメント欄での利休さんとのやり取りでmasumiが書いたものです。

村営で営業を再開したケースでは改装費は村から出ているので、“隣の”ガソリンスタンドとの価格差も10円程度で済んでいますし、又「おらが店」という意識が生まれたからこそ、存続も可能になったのだと推測します。

しかし
地下タンクを全額補助金で改装して、以降の価格差も10円で済んだとしても、それが個人経営の場合は、
「おらが店」ではなく「誰それさんの店」では、
恐らくこうは行かないのではないでしょうか。
哀しいことですが、それが分かっているから村でただ1つとなっても廃業を決断するのではないでしょうか・・・。

====(一旦ここで置きます)======


>過疎地では“見えて”も、都心や郊外では“見えにくい”、それは・・・※※


※※は一言では言い表せません・・・

強いて言うなら“難民”(この言葉もどうかと思うのですが・・・)


過疎地では、人口も少なく高齢者ばかりですから、誰もが「経営が苦しいだろうなぁ」と想像がつきます。
ガソリンスタンドもそこにしか無いので、「もし無くなったら困るなぁ」と思う人も多いでしょう。
だからガソリンスタンド過疎地を防ごう、という意識も生まれます。

都会や郊外では人口も多く若い人も多い。
ガソリンスタンドも、規制緩和で出店した“大手”のセルフなどがそこかしこにあるので、ガソリンスタンド過疎地は自分には関係がないと思われる。


でもー
工業用潤滑油やリフトを動かす燃料など、農作業に必要な灯油軽油、お風呂を沸かすための灯油など・・・
小口の配達を昔から担ってきた地場業者(昔ながらのガソリンスタンド)は、石油組合会長が現卸格差は中小SS生存不能と公言するような状態の中で営業を続けています。(※外形上は、見えにくい

ホームセンターで灯油は買えても軽油は売っていません。
セルフでは携行缶への給油は出来ず、配達もしてくれません。

フルからセルフへ改装した地場業者なら携行缶への給油をしてくれる店もあるようですし、又、油外のために窓拭きをしてくれるセルフもあるようですが、ポリ容器1つの配達は、現状では難しいかと思われます。

車があれば、車を走らせることが出来れば、ガソリンスタンドはあります。
でも、
地場業者が廃業すると、ガソリンスタンド過疎地ではない地域でも、極少数だとは思いますが「難民」が発生するのです。

それだけは何とか避けたいとして、
我々3者店はそのために、元売や国に消されようとされながらも、マスコミに見捨てられながらも、消費者の無関心に苦しみながらも、
それぞれの持つ力を使って踏ん張っているのです。
先がないのを承知で。

そしてそれは過疎地でも同じでしょう。

====(過疎地問題に戻ります)======

昔ながらのお店が営業を続けている限りは、「無くなったら困るなぁ」とは思って貰えても、まだどこか「他人事」だと思うのです。



•なぜ経営を引き継ぐのか
•なぜ住民にまで出資を求めるのか

そこに住まう人々にどれくらい当事者意識を持ってもらえるようにするか



忸怩たる思いもあり、地場業者が自らそれを発することは出来ない。

過疎地でガソリンスタンドを営まれている方は、地域への安定供給の使命感と行き詰った業界の現状の狭間で、苦悩も大きいことと察せられます。




PS
ここで書いていることは、例え同業者であってもビジネスライクな方々には伝わらないと思います。




10月22日 燃料油脂新聞

系列を超えて再編・集約をしなければ生き残れない。
ただ、石油ビジネスの集約・再編は「SS過疎化問題」を加速しかねない。