今日の「河北新報」。参院宮城選挙区で、現職の野党統一の桜井充さん、自民党の熊谷大さんの舌戦が激しさを増していると報道。桜井充氏は、昨日の塩釜での訴えを掲載。「『安倍政権を退陣に追い込むために、(共産党と)共に戦い抜く』と決意を語り、同党の衆院議員や県議らの激励を受けた」。一方、熊谷大氏は「天皇制の廃止や自衛隊の解散を主張する共産と組む相手に勝つことは、日本を守ることだ」。
一言いうと、熊谷さんは、共産党の立場をねじ曲げています。あるいは、勉強不足です。いまの綱領では、天皇条項を含む憲法全文を守り抜くことを明記しています。つまり、いまの象徴天皇制は維持するということです。自衛隊についても、近隣諸国の脅威が払しょくされない以上、自衛隊は必要だという立場です。将来、どこからも日本が侵略される恐れがないことが、誰の目にも明らかとなったときに、国民合意で自衛隊を段階的に解消するということです。いま自衛隊の解散を共産党が主張しているかのごとき熊谷さんの主張は、公党の候補者・政治家としては、全く無責任です。批判する以上は、しっかりと共産党の立場を勉強してから物を言ってもらいたいものです。いつか、機会があれば、熊谷さんに直接言いたいと思います。
今度の選挙は、宮城選挙区は自民党対民進党の公認候補の対決ですが、どちらの側からも、勝敗のカギを握っているのが共産党であることが、わかります。私たちの頑張りが宮城選挙区の勝敗を左右する。自民党は、宮城県は全国の最重点選挙区だと位置づけています。負けられません。