ケヴィン・コスナー主演の「コーリング」をイマジカで観ました。
2002年製作、監督はトム・シャドヤック。
原題は「DORAGONFLY」・・・トンボと言う意味ですが、今回の内容を考えると
「コーリング」はベストな邦題でした。
おもな内容は・・・
ERとして勤務する医師ジョー(ケヴィン・コスナー)と小児科医としてボランティア医療に励む
妻のエミリー(スザンナ・トンプソン)
ある日エミリーがベネズエラの奥地で事故にあい命を落としてしまった。
妻の遺体も発見できず、哀しみに暮れるジョーに不思議な現象が次々起こっていた。
「妻が何かを伝えようとしているのでは・・・」とそのサインを追求しようとするジョーだが・・・と言うお話。
ケヴィン・コスナーの映画はかなり観てきました。
「追いつめられて」や「アンタッチャブル」のような若い頃のカッコ良さよりも「守護神」の頃からのちょっと人生に疲れた影のある姿の方が今は好きです。
最近では「カンパニー・マン」の大工の役も良かったな。
今回のER医師役は、まぁまぁかな~
失ってしまった愛する妻とのエピソードがあまり詳しく描写されていなかったからその辺の喪失感は想像するだけでした。
でも、ジョーの周りの生死をさまよう患者を通してのメッセージはドキっとさせられます。
BODY(遺体)が見つからないというのも辛いし、愛する気持ちが強いと死者からのメッセージは決して無視できないでしょう。
トンボが窓の所に飛んでくるシーンやトンボのペーパーウエイトが移動するのも、そしてラストのトンボの
形の痣? まさに贈られたメッセージですね。
後半、ベネズエラの奥地に飛んで行き、現地人の住む集落までたどり着き、そこで知った真実と見た物で
やっと納得がいきました。
そうか・・・そう言えば妊娠していたっけ。
愛する人が伝えたかったのはそれだけ大きな想いがあったからでしょうね。
共演のキャシー・ベイツの存在感は安定していました。
刈り上げヘアも威厳があるし、どこから見ても重みがあります。
(それにしてもアメリカって弁護士が多過ぎじゃないのか、いつも思っちゃうけど)
映画の展開としては突拍子もない場面もありました。
でも「信じる事の大切さ」を充分描いていたし、どんな超現象が起きても愛する人だと決して怖くないな~
今回の評価は・・・ 星3つ ☆☆☆ まずまずの内容です。
妻の遺した子ども、可愛過ぎます。
ブロンズでカーリーヘア、ざっくりニットにジーンズ姿の可愛い姿。
パパは君がいて嬉しいよ~って。