日々、心のつぶやき☆

映画やフィギュアや好きな事を勝手につづっています。最近、弱気なのでダニエウ・アウヴェスのようなタフさが欲しいです。

「マイ・フレンド・フォーエバー」

2012-06-14 22:02:30 | 映画・DVD・音楽・TV・本など
  

「マイ・フレンド・フォーエバー」をDVDで観ました。
ずっとDVDにならなくて新作扱いですが作品自体は1995年とかなり昔の映画です。
私はずっと前にTVかビデオで観た事があるのですが、久しぶりの視聴になりました。

1995年製作(アメリカ)
監督はピーター・ホートン
原題は「THE CURE」・・・「治療」とか「治療薬」の意味かな。

おもな内容は・・・

ある日、エリック(ブラッド・レンフロ)の家の隣に新しい住人が引っ越してきた。
その家の子供デクスター(ジョセフ・マッゼロ)はHIV感染者だという。
始めは戸惑い、敬遠していたエリックだったが、やがてデクスターと心が通い合い、友情が芽生えてきた。
そしてエリックは“彼の治療法を見つける”とデクスターを連れてあてどのない旅に出掛けるが・・・

                       (allcinema より抜粋)

まずはやっぱりブラッド・レンフロについて。
彼はこの頃本当に美しかった。
この作品では少年期独特の心の描写もうまく、この当時は良い役者になってほしいと願っていました。

哀しいことに2008年に25歳で亡くなってしまいましたが、理由はヘロインの過剰摂取。
彼自身の生い立ちも父親の麻薬中毒や両親の離婚など、辛い経験があったはずなのに、同じように数々の問題を起こしてこの世を去ってしまったのですね・・・
 
若手俳優としては他にリバー・フェニックス(ヘロイン過剰摂取)、ヒース・レジャー(彼は睡眠薬など薬物併用摂取の事故死)など、期待されながらも死に至ってしまったのは本当に残念なことです。


作品内容に戻りますが、子どもの世界のストレートさにはかなわないですね。
エリック自身もなぜか友達がいなくて、母親からも愛情を与えられない毎日。
そんなエリックがデクスターと知り合い、エイズが空気感染しないと聞くとすぐに遊び相手として近づく。
エリックはちゃっかり者だからデクスターのお金を使い、二人で次々とハラハラする冒険をするのです。
そんなエリック達を見守るデクスターの母親がすごく良い。
アナベラ・シオラはまさにピッタリの配役だな。

子ども達二人が仲良くなるにつれて、エリックはエイズ治療薬を求めてますます行動的になります。
二人で川を下るシーンとか、テントで寝るシーンも良かった。
無謀な行動もあるけれど、いつの間にかエリックはデクスターを守り、死の恐怖からも逃れられるようなおまじないをしてくれました。
一方デクスターも自分の血は猛毒だ!と命がけで危機に対応したり。
デスクターの病状が悪化して母親に連絡し戻ってくるのは立派でした。

デクスターは結局11歳くらいで亡くなってしまうのだけど、優しい母親から愛情たっぷり育ててもらい、その上エリックからは病気に対して偏見も持たずに「真の友達」になれて楽しい時間が過ごせたのは幸せだったと信じたいです。

そしてラストシーンがやっぱり良いですね。
片足だけ靴を履いて帰るエリック。
それを不思議に見送るデクスターの母。
そして棺のデクスターの手にはエリックのスニーカーが握られていた。
エリックはデクスターのローファーを片足持ってきて、思い出の川に流す・・・
涙なしでは観られないです。

作品自体は古いんですが、子ども同士の友情や親子の愛情がいっぱい溢れていてとても良かったです。
だからそれだけ、デクスターと母親の強い繋がりをエリックがさみしそうに見ていた表情が忘れられません。
エリックというよりもそれはブラッド・レンフロの素顔だったのかな・・・


今回の評価は・・・    星4つ  ☆☆☆☆   (高評価をレンフロに捧げます)  



   

   

   

   

   

   

   

   

   

      


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