日々、心のつぶやき☆

映画やフィギュアや好きな事を勝手につづっています。最近、弱気なのでダニエウ・アウヴェスのようなタフさが欲しいです。

「ローラーガールズ・ダイアリー」

2011-07-18 13:26:26 | 映画・DVD・音楽・TV・本など

「ローラーガールズ・ダイアリー」をWOWOWで観ました。
気になっていた作品ですが、なかなか良かったですよ。

2009年製作。
あのドリュー・バリモアの初監督作品!

おもな内容は・・・

テキサスの田舎町で暮らす17歳のブリス(エレン・ペイジ)は、母親のために参加する美人コンテストにいつも出ているが残念な結果ばかり。
親の言いなりになっている毎日に、ブリス自身も鬱積した気持ちだった。
そんなある日、女性だけが行う「ローラーゲーム」に心を奪われ、年齢も隠しチームに入ることになったのだが・・・という話。


まず主演のブリス役のエレン・ペイジ。
「JUNO」で一気に有名になった感がありますが、あの映画の時はそれほど心を奪われなかったです。
でも、今回のブリス役はすごく良かったです。
親の言いなり・・・と言っても、両親に対してそれほどの憎しみはなく、母親の気持ちも充分理解しているからコンテストにも参加しているブリス。
アルバイト先で一緒の親友とのトラブルにも最後まで優しい気使いができる。
そして仲間に入れてもらったローラーゲームのチームの一人一人とも温かい繋がりを築けるのはブリスの性格の良さでしょうね。
そんな女の子の役をエレン・ペイジが見事に演じきっていて、今回はすごく良かったと思いました。
ブリスの着ているちょっと個性的な色合いの衣装も似合っていたな~


その他に出演者には懐かしの女優もチラホラ。
ライバルチームのリーダー、メイビン役のジュリエット・ルイス!
「ケープ・フィアー」の女の子役が懐かしい~
ちょっと笑った口元が印象的で、作品の中でブリスとの会話がなかなか味がある言葉ばかりでした。

それから、ブリスの母親役のマーシャ・ゲイ・ハーデン!
いかにもアメリカの女優!って印象が強い顔立ち。
彼女の出演作はたくさん見ています。
今回は娘に自分の夢を託し、娘の将来を考えてレールを敷こうとする典型的な母親役なんだけど
それだけではなく、淡々と郵便配達の仕事をしたり、娘の秘密を知ってからの感情の動きはとてもうまかったです。
こうして最後まで子どもを信じているから、ブリスも反抗しっぱなしではなく、親に対する感謝と優しさを表現できるのだろうな~
親子の衝突は成長には必要だけど、ただ争うのではなく、こんな風に理解しあえる基礎があるのはステキですね。

そして一番言いたいのは・・・ドリュー・バリモアの才能!
「ET」の有名子役として騒がれて、10代で薬物やアルコールやその他の問題を山積し、見事に更生してきた印象があります。
正直に言うと私は彼女の出るラブコメなどはあまり好きではありませんでした。
でも今回の「ローラーガールズ・ダイアリー」と言う作品には彼女の良さが全部出ていました。
ひと時代もふた時代も前のローラーゲームを題材にし、チームのメンバーのキャラがみんなステキで
ドリュー自身も鼻血だらけの弾けた暴れぶり!! 最高ですね。
ゲーム自体、いろんな役割があり、ドリューの演じるスマッシュリーは敵に体当たりをしてばかり。
こんな役がやりたかったのだな~と思うくらい、楽しそうでした。
ブリスと両親のやりとりを見ても、ドリューの描きたかった理想の家族を見るようで、何か切ない気持ちにもなったり・・・
これからの製作もすごく楽しみです。


ちょっと疲れた時にぴったりの作品。
気弱な女の子が自分の楽しみを見つけ成長していく青春グラフィティ♪

今回の評価は・・・   星3つ半  ☆☆☆★



   

   

   

   

   

   

   

   

                          
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