日々、心のつぶやき☆

映画やフィギュアや好きな事を勝手につづっています。最近、弱気なのでダニエウ・アウヴェスのようなタフさが欲しいです。

「チェンジリング」

2010-01-19 15:26:20 | 映画・DVD・音楽・TV・本など
WOWOWにて「チェンジリング」を鑑賞。
この作品は劇場で観ようかな・・・と思っていましたが、まったく私の勝手な好みなんですがアンジェリーナ・ジョリーが好きでないのよ
そんな訳で見逃していました。


2008年のクリント・イーストウッド監督作品。
そして実話です。
調べてみると、世界恐慌の前年に実際に起こった劣悪な事件を元にしています。
(実際の事件の方がおぞましい一面もあったとか)


1928年にシングルマザーとして暮らす母クリスティーナをアンジーが演じます。
9歳の一人息子ウォルターと暮らしているのですが、ある日突然に息子がいなくなります。
そして5ヶ月後に「息子が見つかった」と知らせを受け、会いに行くとまったく知らない赤の他人が・・・
5ヶ月で変わった・・・と説明を受けるも、母が息子を間違えるわけないですよね。
背景には腐敗と暴力などが蔓延しているロス市警の腐った体制があるのです。
特に警部は憎憎しい存在でした。


母は「息子ではない」と主張し、精神病院に強制入院させられてしまうのですが、一方、違った方面から「連続児童誘拐殺人事件」が浮かび上がってきました。
これは「ゴードン・ノースコット事件」と呼ばれています。


裁判が進むもののウォルターの遺体が出るわけではなく、母はただ息子の生存を信じて生きていくのです。
その強さ、決して屈しない愛の深さをアンジーが好演していました。
結局、最後の最後までめぐりあう事はできない悲しさ。
一筋の希望が見つかった、という所はジーンと来ました。


クリント・イーストウッドの作品はある意味安心して観られます。
(しかし!「グラントリノ」は私は感動できなかったけど)
物語の最初からラストまで静かに重い時間が過ぎていく描き方。
心の揺れも丁寧に描くし、その時代や社会をうまく映しています。
警部役のジェフリー・ドノヴァンと犯人役のジェイソン・バトラー・ハーナー、熱演でした。
牧師を演じるマルコビッチがまた良いんだな!

実話を忠実に描き、かなり心に響く内容でした。

「チェンジリング」・・・「取り替え子」という意味です。


今回の評価は・・・  アンジー苦手なので星3つ半  ☆☆☆★










物語の展開が静かだから、映像を観ていろいろ考えていました。
アンジーの衣装、釣鐘型の帽子とか。
交換手の仕事の時にローラースケートか、アメリカは凄いな~
でも朝食のシリアルはうらやましくない。
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