サッカーのユーロ、ロンドン五輪が相次いで終わりちょっとさみしい気持ちです。
あっ、でもリーガのシーズンが始まるじゃないか!
「打倒、レアル」の気持ちで新シーズンを楽しもうっと。
さて、映画はたくさん観ていますのでしばらくは映画レビューになるかな。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/f6/8d8f4312c82f3feab320a68a581cde59.jpg)
今回は「人生はビギナーズ」をDVDで観ました。
2010年のアメリカ映画。
原題は「BEGINNERS」
監督・脚本はマイク・ミルズ。
あの「サムサッカー」でもお馴染みですが、映像クリエイターでもありグラフィックデザイナーでもあるマイク・ミルズの魅力がふんだんに感じられました。
と思っていたら、この作品はマイク・ミルズご自身の物語だそうですね。
そして主演がユアン・マクレガー、そしてクリストファー・プラマーやメラニー・ロランなどなど気になる~
おもな内容は・・・
息子のオリヴァー(ユアン・マクレガー)に、ゲイであることをカミングアウトしたハル(クリストファー・プラマー)。
妻に先立たれ、自身もガンを宣告されるが、父は75歳にして新たな人生をスタートさせる。
一方、オリヴァーは38歳になっても、内気な性格からなかなか恋をすることができない。
しかし父が亡くなった後に仲間から呼び出されたパーティーで、運命の女性アナ(メラニー・ロラン)と出会うのだが・・・
(シネマ・トゥデイより抜粋)
オリヴァーは小さい時から父親と馴染まず距離があり育ちました。
母と父の関係もあまりしっくりいってない事も気付いていたはず。
母が亡くなって、75歳の父が「ゲイ」宣言をした時もオリヴァーは淡々と聞いていたような。
グラフィックデザイナーの仕事をしながら、言葉少なく表現は紙の上でしかできないオリヴァー。
オリヴァー演じるユアン・マクレガーは静かな存在感で心の動きを巧く演じていました。
ユアン・マクレガーの作品で初めて魅力を感じたかも。
一方、「ゲイ」宣言後の父ハルは恋人もでき(もちろん男性)多くのゲイの仲間と交流し
まるで人生をやり直すかのような楽しみようでした。
ところが癌告知を受けて自分の余命も知ってしまいます。
でもここからがハルの生き方ですね。
治療を続けながら、息子オリヴァーや恋人アンディに世話になりながら残りの人生を楽しもうとするハル。
ハルを演じたクリストファー・プラマーの相変わらずの存在感が素敵でしたよ。
オシャレで人生に貪欲で恋人に対する愛情表現も嫉妬する気持ちも素直に表す姿。
それは75歳という設定でもすごく素敵に見えました。
(実際の彼は撮影時は80歳位かな)
ゲイに対して嫌悪感はまったくない私ですが、ハルとアンディのキスシーンなんて本当にリアル。
そんな幸せそうな父をそばで見ていたオリヴァーの表情がまた良い~
父親と距離があったはずだけど、死期のせまった父親の充実した生き方がオリヴァーにじんわりと影響していくのです。
オリヴァーが知り合ったフランス人の女優アナ(メラニー・ロラン)との交際もお互いの臆病さで一度は別れましたがまた再会。
傷つくことを恐れる二人がこれから一歩ずつ前に進む予感を感じます。
そして何と言ってもテリア犬のアーサーがとても可愛かった~
アーサーの言葉が字幕になって出てオリヴァーと話すのも良いし、オリヴァーに置いて行かれるとクーン、クーンと泣き出すのも可愛い~
このワンちゃんはハルの遺した犬だけれどオリヴァーの心の友にすぐになっていましたね。
ハルの恋人にも懐いちゃうのは可笑しかったけど。
物語の描写がオリヴァーの少年期やハルが亡くなる前、亡くなった後とめまぐるしく変わります。
その一つ一つが特殊な映像や色で表現されていて、音楽もかなり良かったな。
監督のマイク・ミルズはご自身の父親の事を描くことで「父親の人生を通して自分の殻を破ること、誰かと共に生きること」を表現したかったと言います。
喪失を描きながら人生の再生をさりげなくメッセージとしてくれました。
役者が良かっただけでなく、こんな映画は好きだな~
今回の評価は・・・ 星3つ半 ☆☆☆★
慈しみ深い表情のユアンと堂々とした男っぷりのプラマーが素晴らしかった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/38/699a4e8b05bf4476549f8be4073e7a3b.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/a8/b3e605db2b01719ea90b6063d3b8f70b.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/59/9b62fd8da12067b097cf970b7d9cc85e.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/2d/1a31e05e9f205cd2238592ef33f42ada.jpg)
あっ、でもリーガのシーズンが始まるじゃないか!
「打倒、レアル」の気持ちで新シーズンを楽しもうっと。
さて、映画はたくさん観ていますのでしばらくは映画レビューになるかな。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/f6/8d8f4312c82f3feab320a68a581cde59.jpg)
今回は「人生はビギナーズ」をDVDで観ました。
2010年のアメリカ映画。
原題は「BEGINNERS」
監督・脚本はマイク・ミルズ。
あの「サムサッカー」でもお馴染みですが、映像クリエイターでもありグラフィックデザイナーでもあるマイク・ミルズの魅力がふんだんに感じられました。
と思っていたら、この作品はマイク・ミルズご自身の物語だそうですね。
そして主演がユアン・マクレガー、そしてクリストファー・プラマーやメラニー・ロランなどなど気になる~
おもな内容は・・・
息子のオリヴァー(ユアン・マクレガー)に、ゲイであることをカミングアウトしたハル(クリストファー・プラマー)。
妻に先立たれ、自身もガンを宣告されるが、父は75歳にして新たな人生をスタートさせる。
一方、オリヴァーは38歳になっても、内気な性格からなかなか恋をすることができない。
しかし父が亡くなった後に仲間から呼び出されたパーティーで、運命の女性アナ(メラニー・ロラン)と出会うのだが・・・
(シネマ・トゥデイより抜粋)
オリヴァーは小さい時から父親と馴染まず距離があり育ちました。
母と父の関係もあまりしっくりいってない事も気付いていたはず。
母が亡くなって、75歳の父が「ゲイ」宣言をした時もオリヴァーは淡々と聞いていたような。
グラフィックデザイナーの仕事をしながら、言葉少なく表現は紙の上でしかできないオリヴァー。
オリヴァー演じるユアン・マクレガーは静かな存在感で心の動きを巧く演じていました。
ユアン・マクレガーの作品で初めて魅力を感じたかも。
一方、「ゲイ」宣言後の父ハルは恋人もでき(もちろん男性)多くのゲイの仲間と交流し
まるで人生をやり直すかのような楽しみようでした。
ところが癌告知を受けて自分の余命も知ってしまいます。
でもここからがハルの生き方ですね。
治療を続けながら、息子オリヴァーや恋人アンディに世話になりながら残りの人生を楽しもうとするハル。
ハルを演じたクリストファー・プラマーの相変わらずの存在感が素敵でしたよ。
オシャレで人生に貪欲で恋人に対する愛情表現も嫉妬する気持ちも素直に表す姿。
それは75歳という設定でもすごく素敵に見えました。
(実際の彼は撮影時は80歳位かな)
ゲイに対して嫌悪感はまったくない私ですが、ハルとアンディのキスシーンなんて本当にリアル。
そんな幸せそうな父をそばで見ていたオリヴァーの表情がまた良い~
父親と距離があったはずだけど、死期のせまった父親の充実した生き方がオリヴァーにじんわりと影響していくのです。
オリヴァーが知り合ったフランス人の女優アナ(メラニー・ロラン)との交際もお互いの臆病さで一度は別れましたがまた再会。
傷つくことを恐れる二人がこれから一歩ずつ前に進む予感を感じます。
そして何と言ってもテリア犬のアーサーがとても可愛かった~
アーサーの言葉が字幕になって出てオリヴァーと話すのも良いし、オリヴァーに置いて行かれるとクーン、クーンと泣き出すのも可愛い~
このワンちゃんはハルの遺した犬だけれどオリヴァーの心の友にすぐになっていましたね。
ハルの恋人にも懐いちゃうのは可笑しかったけど。
物語の描写がオリヴァーの少年期やハルが亡くなる前、亡くなった後とめまぐるしく変わります。
その一つ一つが特殊な映像や色で表現されていて、音楽もかなり良かったな。
監督のマイク・ミルズはご自身の父親の事を描くことで「父親の人生を通して自分の殻を破ること、誰かと共に生きること」を表現したかったと言います。
喪失を描きながら人生の再生をさりげなくメッセージとしてくれました。
役者が良かっただけでなく、こんな映画は好きだな~
今回の評価は・・・ 星3つ半 ☆☆☆★
慈しみ深い表情のユアンと堂々とした男っぷりのプラマーが素晴らしかった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/23/641fd83f388b05c1d68771ddcfb06988.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/38/699a4e8b05bf4476549f8be4073e7a3b.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/29/f7a434d9443adbe0dc1f6e0acaa85596.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/a8/b3e605db2b01719ea90b6063d3b8f70b.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/b1/c164d8e88da729023ab09c46772b504e.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/59/9b62fd8da12067b097cf970b7d9cc85e.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/eb/9c1ef3429f07a42a6bdbd2af851e0e64.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/2d/1a31e05e9f205cd2238592ef33f42ada.jpg)