日々、心のつぶやき☆

映画やフィギュアや好きな事を勝手につづっています。最近、弱気なのでダニエウ・アウヴェスのようなタフさが欲しいです。

「ブーリン家の姉妹」

2010-01-17 14:57:30 | 映画・DVD・音楽・TV・本など
WOWOWにて「ブーリン家の姉妹」を鑑賞。
この映画、中身が濃くて見応えがありました。

内容は・・・
16世紀のイギリスの宮廷を舞台に繰り広げられる愛憎劇。どちらも国王の寵愛を受けながら、まったく異なる道を歩むことになる美しい姉妹の劇的な人生を鮮やかに映し出す。(シネマトゥデイから引用)

このブーリン家の姉アンをナタリー・ポートマン。
妹メアリーをスカーレット・ヨハンソンが演じるので観る前から期待大!

16世紀のイングランドではヘンリー8世に跡継ぎの男児が生まれずに王室は困っていました。
このヘンリー8世をエリック・バナが演じます。
(彼は大好きな俳優だけど、見事に欲の強い国王の役をやっていました。時代背景とは言え、ヘンリー8世め!!)

野心に燃えるブーリン卿が娘を二人使って、王宮に入り込もうとします。
アンを愛人候補にしていたのに、ヘンリーが気に入ったのは気立ての良いメアリー。
(スカちゃん、とっても可愛いです)
めでたく男児を生んでも、今度は姉のアンがヘンリーをひきよせる。
ナタリー・ポートマンはとっても勝気で策略を駆使しますが、そんな役がドンピシャ!
しかし、その後はアンが流産したり、近親相姦に走りそうになる苦しみがあったりと次々と悪い流れに展開していきます。


この時代が、国の繁栄と世継ぎのためにこんな社会になっていたのは確かな事実です。
そして、実話ならではの登場人物のそれぞれの存在感。
同じ姉妹で運命がどんどん変わっていく様には圧倒されました。
策略に生きる男達。
毅然と自分の立場や夫であるヘンリー8世に訴える正妻キャサリンも素晴らしかった。
そしてそれぞれ違った強さを持つアンとメアリーの生き様も見事でした。

結局ヘンリー8世は次々と正妻を代えていき、次々と死刑にしたというのも凄いです。
気分次第で「反逆罪」も乱用したのでしょうか。
親子三代まで反逆罪なんて・・・

こんな時代が確かにあった英国で、皇室のスキャンダルなんて何て事ないのかな?
(今は亡きダイアナ妃の人生さえもフッと思った私です)

こうして「エリザベス」に続くのですね。


う~ん、なかなか面白かったです。
ドロドロの愛憎劇ですが、衣装も素晴らしいし、スカちゃんは芯の強さを持って幸せになったし(身内の処刑はあったものの)

今回の評価は・・・ 星4つ  ☆☆☆☆





ヘンリーめ!!
でもエリック・バナは好き!


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