映画の話題です。
それも久しぶりにイーサン・ホークの作品です。
原題は「THE HOTTEST STATE」
イーサン・ホークが書いた半自叙伝の小説を監督・脚本も自ら
手がけた作品。
そして、自身も出演していました。
さて・・・
内容の方は題名のように痛かった~
イーサンが言おうとしているテーマはわかるんです。
お互いに目標を持っている若者が恋愛し、ぶつかったり悩んだりして
うまく行かなくなってしまう・・・そんなのはどこにでもある話。
脚本は丁寧だし、「Before Sunrize」などの2作品を思い浮かべるほどの
会話の数々。
ニューヨークやメキシコの背景もとてもきれいでした。
音楽もまたGood♪
ただ、一番の原因と思うのは・・・配役が悪い
これは好みの問題だけど、私にはまったく魅力が感じられない二人でした。
新進俳優の主人公ウィリアムス(マーク・ウェバー)とシンガーソングライターを目指すサラ(カタリーナ・サンディノ・モレノ)が出会って恋に落ちる。
一度はメキシコで盛り上がった二人ですが、ニューヨークに戻ればサラの態度が変わる。
ただ「自立したい」と主張しウィリアムスを避けるサラ、そして執拗に追う痛い!ウィリアムス。
まず、このウィリアムスが二十歳そこそこという設定が変。
全然若さを感じないし、新進俳優!という存在感もなし。
好みの問題だとしても、この作品には合わないな~。
絶対ミスキャストですよ。
サラも同じであまり魅力を感じませんでした。
まぁ、若さ独特の心変わりと言えばそれ以外にないのでしょう。
「自立したい」「自立したい」の繰り返しも???な気持ちになります。
イーサンはウィリアムスの父親役で登場。
だんだん年齢を重ねてきている表情でした。
今は再婚して子どももいる父親ですが、ウィリアムスにとってはこの父に
会うことが人生の再出発を意味しているのでしょう。
イーサン演じる父親の言葉はいろいろ深かったです。
あ~、でも配役って大事です。
最後まで観たものの、何も残らなかったかな?
大好きなイーサン・ホークの作品だとしても全てが良いわけじゃないし。
でも、残念な作品でした。
今回の評価は・・・ 星1つ半 ☆★