[4月9日11時30分 天候:晴 神奈川県横須賀市久里浜 海辺の湯・久里浜店3階大浴場(女湯)]
レイチェル「さすがにマズいですよ。愛原センセイと一緒に入るのは」
リサ「えー?どうせわたし人間じゃないんだから、タイーホされないでしょう?」
パール「誤解された愛原先生が逮捕される恐れがあるのです」
リサ「マジ!?」
パール「マジですよ」
(元・斉藤家メイド『パール』こと霧崎真珠。今は高橋真珠か)
パールはシャツを脱いだ。
私服姿もそうだが、ピアスなどを見ていると、とてもメイドとして働いていたとは思えない。
パール「迂闊なことはなさらない方が宜しいかと」
レイチェル「リサ。パールの言う通りです。愛原センセイに迷惑を掛けてはイケマセン」
リサ「分かったよぉ……」
一糸纏わぬ姿になった3人は、早速大浴場の中に入った。
パール「まずは体を洗いましょう。それから私は、サウナに行ってきます」
リサ「行ってらっしゃい」
大浴場で体を洗う。
レイチェル「愛原センセイは、高橋サンに体を洗われているのでしょうか?」
リサ「『あ!不肖にして永遠の愛弟子!あ!高橋正義が!あぁ!?無二の師匠!愛原大先生のォお背中ぅをををををっ!お流し奉り候~也~ぃッ!あぁっ!?』ってやってるよ、今頃」
レイチェル「な、何ですか、それ?Kabuki?」
パール「なんちゃって歌舞伎ですね。まあ、マサならやりかねません。あれほど、『愛原先生に恥をかかせるな』と自分で言っておいて、全く……」
レイチェル「皆さん、愛原センセイの事が好きなんですね」
リサ「うん!大好き!」
パール「私もリサさんやマサには負けますが、メイドとして新しい御主人様としてお仕えしたい気にはなります」
リサ「うんうん」
その後、パールはサウナへ。
リサとレイチェルは露天風呂へ。
リサ「あそこに海上保安庁の船が止まってるけど、わたしの警備かな?」
レイチェル「そんな情報は入ってないですね。恐らく、ただの巡視だと思いますよ」
リサ「そっか……」
レイチェル「リサの監視は、今は私が実施していることになっていますので」
リサ「そうなの!?」
レイチェル「ハイ。リサが何も無ければ、BSAAがヘリを飛ばしてくることはありません」
リサ「そうなんだ」
レイチェル「今日はどこを回って来たのですか?」
リサ「電車で千葉の方から回って来た。で、浜金谷って駅で降りて、そこから東京湾フェリーでここまで来たの」
レイチェル「HumHum...どうやら、予定通りのコースのようですね。これはもう、全くの異常無しです」
リサ「うんうん、通常通常」
ここの温泉のお湯は濁っておらず、比較的透明である。
パールの髪の長さなら巻き上げる必要は無いが、肩まで伸ばしているリサは一応、髪を上に束ねている。
髪を下ろせばロングになるレイチェルは、完全に巻き上げていた。
で、さっきからリサの横にいるレイチェルの豊胸が視界に入るリサ。
リサ「……何でアメリカ人はこんなデカいんだ」
レイチェル「Huh?何がですか?」
リサ「何でもない!それより、レイチェルも今度の修学旅行は一緒に行くでしょ?」
レイチェル「沖縄ですね。もちろん、私も行きますよ。リサの監視任務を本部から言い渡されると思います」
リサ「監視目的か……」
レイチェル「幸い沖縄には、アメリカ軍の基地があります。そこにBSAA北米支部の部隊も駐留するみたいですし、リサの警備は万全です」
リサ「わたしか暴走したら、いつでも出動できるようにって意味でしょ。何だかなぁ……」
レイチェル「部隊は展開しても、何事も無ければそれでいいのですよ。警備隊とは、そういうものです」
リサ「試しに、ちょっと暴れてみようか?戦闘訓練もかねて」
レイチェル「あなたの命の保証が無くなりますので、オススメできまセン」
リサ「ハハ、それはキビシイ」
[同日12時30分 天候:晴 同地区内 漁師料理よこすか]
大浴場を出たリサ達は、先に上がっていた愛原や高橋と2階で合流。
それから昼食を食べに、同じ建物内にある漁師料理店に向かった。
お昼時で混雑している為、やや待たされる。
それから、テーブル席に通された。
愛原「さーて、何にしようかな……」
高橋「なかなかいい値段しますね」
愛原「高級魚とか、平気で出してくるからな。……よーし、俺は天ぷら定食セットにするかな」
リサ「肉が無い……」
愛原「そりゃ無いよ。肉は夕食だ」
レイチェル「リサ。フライの方が肉感ありますよ」
リサ「なるほど、そうか……。レイチェルは何にするの?」
レイチェル「私はカキフライ定食にします」
リサ「レイチェルは牡蛎が好きだね」
愛原「そうなの?」
リサ「学食でもカキフライ定食とか出る時、必ず頼むもんね」
レイチェル「ClamもShellも好きなんですよ。ママの作るクラムチャウダーは最高でしたね……」
するとレイチェル、突然俯いてポロポロと涙を零した。
どうやら、トールオークス市で起きたバイオハザードで死亡した両親のことを思い出してしまったらしい。
リサ「レイチェル!」
リサは慌ててティッシュをレイチェルに渡した。
レイチェル「Solly...」
2013年に起きたCウィルス蔓延によるバイオハザード。
当時、レイチェルはまだ小学校に入り立ての幼女であったが、ラクーンシティのバイオハザードで死んだ親戚の墓参りに行っていて難を逃れたらしい。
別の親戚に、レイチェルが慕う従兄がいて、そちらの親戚と何日か過ごしてからトールオークスに戻る予定であり、両親は先に帰ってしまった為、明暗が分かれてしまったという。
愛原「と、とにかく注文しよう。すいませーん!」
私は従業員を呼ぶと、注文を開始した。
尚、高橋とパールは海鮮丼を注文していた。
ドリンクは、私はビールを注文した。
リサ「また飲むの?」
リサ、赤い瞳を僅かに光らせて愛原を冷たい目で見る。
愛原「ジョッキ一杯だけだから……」
リサ「そう言って、帰りの電車の中でも缶ビール空けるんでしょ?」
愛原「分かった!お前にも何か買ってやるから!」
リサ「わぁい」
レイチェル「リサ、知能犯ですね……」
レイチェル「さすがにマズいですよ。愛原センセイと一緒に入るのは」
リサ「えー?どうせわたし人間じゃないんだから、タイーホされないでしょう?」
パール「誤解された愛原先生が逮捕される恐れがあるのです」
リサ「マジ!?」
パール「マジですよ」
(元・斉藤家メイド『パール』こと霧崎真珠。今は高橋真珠か)
パールはシャツを脱いだ。
私服姿もそうだが、ピアスなどを見ていると、とてもメイドとして働いていたとは思えない。
パール「迂闊なことはなさらない方が宜しいかと」
レイチェル「リサ。パールの言う通りです。愛原センセイに迷惑を掛けてはイケマセン」
リサ「分かったよぉ……」
一糸纏わぬ姿になった3人は、早速大浴場の中に入った。
パール「まずは体を洗いましょう。それから私は、サウナに行ってきます」
リサ「行ってらっしゃい」
大浴場で体を洗う。
レイチェル「愛原センセイは、高橋サンに体を洗われているのでしょうか?」
リサ「『あ!不肖にして永遠の愛弟子!あ!高橋正義が!あぁ!?無二の師匠!愛原大先生のォお背中ぅをををををっ!お流し奉り候~也~ぃッ!あぁっ!?』ってやってるよ、今頃」
レイチェル「な、何ですか、それ?Kabuki?」
パール「なんちゃって歌舞伎ですね。まあ、マサならやりかねません。あれほど、『愛原先生に恥をかかせるな』と自分で言っておいて、全く……」
レイチェル「皆さん、愛原センセイの事が好きなんですね」
リサ「うん!大好き!」
パール「私もリサさんやマサには負けますが、メイドとして新しい御主人様としてお仕えしたい気にはなります」
リサ「うんうん」
その後、パールはサウナへ。
リサとレイチェルは露天風呂へ。
リサ「あそこに海上保安庁の船が止まってるけど、わたしの警備かな?」
レイチェル「そんな情報は入ってないですね。恐らく、ただの巡視だと思いますよ」
リサ「そっか……」
レイチェル「リサの監視は、今は私が実施していることになっていますので」
リサ「そうなの!?」
レイチェル「ハイ。リサが何も無ければ、BSAAがヘリを飛ばしてくることはありません」
リサ「そうなんだ」
レイチェル「今日はどこを回って来たのですか?」
リサ「電車で千葉の方から回って来た。で、浜金谷って駅で降りて、そこから東京湾フェリーでここまで来たの」
レイチェル「HumHum...どうやら、予定通りのコースのようですね。これはもう、全くの異常無しです」
リサ「うんうん、通常通常」
ここの温泉のお湯は濁っておらず、比較的透明である。
パールの髪の長さなら巻き上げる必要は無いが、肩まで伸ばしているリサは一応、髪を上に束ねている。
髪を下ろせばロングになるレイチェルは、完全に巻き上げていた。
で、さっきからリサの横にいるレイチェルの豊胸が視界に入るリサ。
リサ「……何でアメリカ人はこんなデカいんだ」
レイチェル「Huh?何がですか?」
リサ「何でもない!それより、レイチェルも今度の修学旅行は一緒に行くでしょ?」
レイチェル「沖縄ですね。もちろん、私も行きますよ。リサの監視任務を本部から言い渡されると思います」
リサ「監視目的か……」
レイチェル「幸い沖縄には、アメリカ軍の基地があります。そこにBSAA北米支部の部隊も駐留するみたいですし、リサの警備は万全です」
リサ「わたしか暴走したら、いつでも出動できるようにって意味でしょ。何だかなぁ……」
レイチェル「部隊は展開しても、何事も無ければそれでいいのですよ。警備隊とは、そういうものです」
リサ「試しに、ちょっと暴れてみようか?戦闘訓練もかねて」
レイチェル「あなたの命の保証が無くなりますので、オススメできまセン」
リサ「ハハ、それはキビシイ」
[同日12時30分 天候:晴 同地区内 漁師料理よこすか]
大浴場を出たリサ達は、先に上がっていた愛原や高橋と2階で合流。
それから昼食を食べに、同じ建物内にある漁師料理店に向かった。
お昼時で混雑している為、やや待たされる。
それから、テーブル席に通された。
愛原「さーて、何にしようかな……」
高橋「なかなかいい値段しますね」
愛原「高級魚とか、平気で出してくるからな。……よーし、俺は天ぷら定食セットにするかな」
リサ「肉が無い……」
愛原「そりゃ無いよ。肉は夕食だ」
レイチェル「リサ。フライの方が肉感ありますよ」
リサ「なるほど、そうか……。レイチェルは何にするの?」
レイチェル「私はカキフライ定食にします」
リサ「レイチェルは牡蛎が好きだね」
愛原「そうなの?」
リサ「学食でもカキフライ定食とか出る時、必ず頼むもんね」
レイチェル「ClamもShellも好きなんですよ。ママの作るクラムチャウダーは最高でしたね……」
するとレイチェル、突然俯いてポロポロと涙を零した。
どうやら、トールオークス市で起きたバイオハザードで死亡した両親のことを思い出してしまったらしい。
リサ「レイチェル!」
リサは慌ててティッシュをレイチェルに渡した。
レイチェル「Solly...」
2013年に起きたCウィルス蔓延によるバイオハザード。
当時、レイチェルはまだ小学校に入り立ての幼女であったが、ラクーンシティのバイオハザードで死んだ親戚の墓参りに行っていて難を逃れたらしい。
別の親戚に、レイチェルが慕う従兄がいて、そちらの親戚と何日か過ごしてからトールオークスに戻る予定であり、両親は先に帰ってしまった為、明暗が分かれてしまったという。
愛原「と、とにかく注文しよう。すいませーん!」
私は従業員を呼ぶと、注文を開始した。
尚、高橋とパールは海鮮丼を注文していた。
ドリンクは、私はビールを注文した。
リサ「また飲むの?」
リサ、赤い瞳を僅かに光らせて愛原を冷たい目で見る。
愛原「ジョッキ一杯だけだから……」
リサ「そう言って、帰りの電車の中でも缶ビール空けるんでしょ?」
愛原「分かった!お前にも何か買ってやるから!」
リサ「わぁい」
レイチェル「リサ、知能犯ですね……」