報恩坊の怪しい偽作家!

 自作の小説がメインのブログです。
 尚、ブログ内全ての作品がフィクションです。
 実際のものとは異なります。

“アンドロイドマスター”登場人物紹介

2014-01-19 19:31:35 | 日記
 ネタバレ覚悟の紹介です。

 アリス・フォレスト:

 1991年10月10日生まれ。アメリカ合衆国テキサス州ダラス市出身。身長171㎝、体重54㎏、B90、W63、H92。
 生まれた時から両親の存在は不明で、幼少期を地元の養護施設で育つ。
 IQは高く(自称185)、それ故、ドクター・ウィリーに引き取られ、以降はウィリー死亡時まで彼の元で過ごすことになる。
 ウィリーは自分の後継者となる人間を育てたかったが、(自分がそうだったからか)高いIQに拘ったため、対象となる人間を探すのに苦労したらしい。国際指名手配犯でありながら、どうやってアリスを養護施設から引き取ったかは不明。
 「史上最悪のマッド・サイエンティスト」「科学を悪用したテロリスト」と悪名高かった養祖父だったが、本人の回想によれば、
「アタシにはとても優しいグランパ(お祖父ちゃん)だった」
 としている。
 養祖父の事情から、引き取られてすぐにアメリカを離れ、東欧に渡る。
 高いIQから飛び級を繰り返し、18歳にして大学を卒業してしまった。その後、修士課程に進むも、養祖父の死に絶望する。しかし、養祖父の希望(博士課程を修了し、ウィリーの後継者となる)の為と、ある決意をバネに博士課程も修了する。
 決意とは、ウィリーが日本の財団との決戦中に死亡したということから、ウィリーが財団に殺されたと思い、その復讐であった。
 独自の調査でウィリー死亡に敷島が関わっていたことを知り(敷島はその場に居合わせただけで、ウィリーを殺してはいない)、敷島を復讐のターゲットとして、博士課程を修了した後、養祖父が遺したバージョン・シリーズを稼働させ、また、最新型の5.0を製作して送り込んだ。
 また、マルチタイプを遠隔操作する技術も持ち合わせており、エミリーを操って敷島を追い詰める。
 シンディが姉や母親役をやってくれたこともあり、シンディを壊された恨みも持ち合わせていた(シンディ処分は十条の主導だったが、何故か十条のことは知らない)。

 敷島と和解後はエミリーの整備を一手に引き受けるようになる(平賀が南里より譲り受けたが、持て余していた)。その為、「ルームシェア」と称して敷島のアパートに転がり込み、一時同居する。
 その後は打ち捨てられていて廃墟になっていた旧・南里研究所を引き取ってそこで暮らし、エミリーと何故か敷島を引っ張って同居させている(敷島は同居を拒否したが、後述するマリオとルイージに半強制的に拉致された)。
 養祖父から財産全てを継承したのか、金銭面で困るシーンは無い(1度だけ日本の物価の高さにボヤくシーンがある)。

 敷島追跡中は影を背負った感じだったが、元々は快活で自信家だったらしく、和解後は元の性格に戻った。

 ウェーブの掛かった金髪を背中まで伸ばし、頭には赤いヘアバンドを着けている。理系の割に、普段はラフな服装を好む。

 好物:甘い物(特にピーナッツバター。パンには必ず塗って食べないと気が済まないらしい)
 嫌いな物:あんこ(ヨーカンとアンパンを知らなかったため、知らずに食べて嘔吐したほど)、ネギ(初音ミクがネギを持つシーンを見ただけで鳥肌が立つほど)

 日本に潜入しなければならないせいなのか、日本語は流暢である。他に母国語の英語はもちろんのこと、フランス語やドイツ語も堪能のようである。
 和解後は外国語の分からない敷島がそれに直面した際、翻訳役をエミリーがやっていたが、アリスに移行した。

 ウィリーとの関係をひた隠しにするため、ゼルダやレッドポンドなどの偽名を使っていた。

 モデルは、かつてここで紹介していた“新人魔王の奮闘記”のルーシィ・ブラッドプール。

 バージョン5.0:

 ドクター・ウィリーが晩年、設計だけしていた最新型の無差別テロロボット。完成どころか、製作すらする前にこの世を去らざるを得なかったが、養孫が後を継いで完成させた。
 今まではマイナーチェンジを繰り返していただけで、見た目の基本形は変わらなかったが、今度はフルモデルチェンジである。
 それまでがガンダムのザクに似ていたが、今度はドムに似ているという。緑色に塗られていて、エミリーを苦しめた。仙台空港アクセス鉄道に現れた3機は試作型で、後述する量産型とは似ても似つかない。1機は敷島の思わぬ攻撃に遭い、交流2万ボルトの短絡を受けて爆発した(それをモニタで監視していたアリスは唖然とし、逆に、敷島がそれくらいやるのだから、やはりウィリーを殺し、シンディを壊したのも間違いないだろうと確信させてしまうことになる)。
 思考回路も格段にバージョンアップしているが、それでも人間達(特に敷島)の突拍子も無い行動を目の当たりにするとフリーズしてしまうことがある。
 量産型はもっとスリムな体型になり、ロックマンXにフルフェイスのヘルメットを被せた感じになっている。試作型は先述の戦闘で全滅、量産型は2機だけ製造された。

 マリオ:

 バージョン5.0量産型で、先に作られたので“兄”とされる。全体的に赤色に塗装され、後述する弟よりも背が低く、横幅が広い。当初は財団事務所に保管されていたが、後に南里研究所で警備と設備管理を請け負う。
 個性派のアリスと敷島に振り回されることが多い。弟同様、エミリーを“カーネル”と崇め敬う。
 因みにアリスが敷島を始めとする財団関係者と和解し、使役権がシンディからエミリーに移ったことで、事実上、バージョン・シリーズの脅威は無くなったと言える。
 趣味でキノコ栽培を研究所の一角で行っている。シメジやマイタケかと思っていた敷島だったが、何故かマツタケを大量生産してしまい、マスコミやキノコ栽培の研究家が大挙して押し寄せてくる事態を招いた。
 亀は嫌いで、研究所の近くにある公園の池に放流され、大繁殖してしまったミドリガメを全滅させた。

 モチーフはスーパー・マリオ・ブラザーズのマリオ。

 ルイージ:

 バージョン5.0量産型で、後に作られたので“弟”とされる。全体的に緑色に塗装され、先述の兄よりも背が高く、スリムな体型になっている。当初は財団事務所に保管されていたが、後に南里研究所で兄と同じ仕事をすることになる。
 兄以上にかませ犬、昼行燈キャラを演じることが多い。ジャンプ力は兄より高いが、スピードもあるため、走ると止まりにくい。
 兄と同じくエミリーに崇敬し、“カーネル”と呼ぶ。兄と共同でキノコ栽培を始めるも、どういうわけだか、『パワーアップのキノコ』と称してベニテングダケ(毒キノコ)を大量生産して、敷島に引っ叩かれる。
 その後はシイタケ栽培を始めるが、何故かマツタケを大量生産してしまい、多くのキノコ研究家が泡を吹いたという。
 アリスとの同居を断固拒否する敷島を軽々と担ぎ、兄と一緒に敷島を旧・南里研究所に拉致してしまった。

 何故か“ミスタータイヤマン”の2人の外国人の絵に反応する。

 モチーフはスーパー・マリオ・ブラザーズのルイージ。
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“アンドロイドマスター”「遺志を継ぐ者」

2014-01-19 15:27:43 | 日記
[1月15日14:00.財団仙台支部事務所 敷島孝夫]

 相変わらず、『ゼルダ・フォレスト』については何も分からずに時間だけが過ぎていった。
「参事、やっと結論が出ました」
 部下の1人が電話を切って、敷島に言った。
「で、どんな?」
「七海を強化するそうです」
「よし。平賀先生も重い腰を上げてくれたみたいだな」
 敷島は大きく頷いた。
 黒幕の存在は分からない。しかし、向こうからの攻撃は続く。こちらとしても、手をこまねいているわけにはいかなかった。
 敷島が提案した対抗策は3つ。
『七海を強化して、エミリーとタッグを組ませる』『エミリーを強化して、あくまでも彼女単独で』『新たな防衛用のロボットを製作する』
 である。このうち敷島本人が推したのは、七海を強化することである。1番最後は予算と時間の都合で、早々に却下された。
『回収したバージョン・シリーズを改造して、こちら側の防衛ロボットに使う』
 という案もあったが、5年前にそれで痛い目を見ているのと(※)、フルモデルチェンジの形式が登場しているのに、旧型では対抗できないという理由でこれも却下された。
 因みにアクセス鉄道の事件で回収した5.0は警察の捜査協力の為、財団の手元には無い。

(※オリジナル版では妙観講本部で暴れて多数の怪我人を出し、リメイク版ではイベント会場で暴走して多数の怪我人を出している)

 敷島は平賀に電話を掛けた。
「……いや、ほんとすいませんね。『この事件が解決したら、元に戻すものとする』という文を入れておきますから」
{「ほんとですよ。本来メイドロボットというのは、主人の身の回りを世話をするのがメインであって、戦闘用に使うなんて有り得ないんです」}
 電話の向こうの平賀は多少憤慨気味で答えてきた。
「すいません」
{「エミリーを強化した方がいいと思うんですけどね」}
 これが平賀を含む、財団内での大きな意見だった。
「何か、嫌な予感がしましてね。いや、科学的な説明はできないんですが。ほら、相手がウィリーの関係者だという確率が高いということで、エミリーはかつてのシンディの同型機ですから、もしかしたらと思う所がありましてね。(中略)七海をできるだけ、エミリーの戦闘力に近いところまで強化した方がいいというのが私の意見です」

 その敷島の悪い予感はその後、的中することになる。

[同日16:00.同場所 敷島孝夫&初音ミク]

「はい、総務部でござい。どうした、エミリー?」
 敷島は受付からの内線電話を取った。
{「初音ミクが・面会希望です。アポイントが無いのですが・いかがなさいますか?」}
「なにっ、ミクが?いや、いい!会う!そこで待たせておいてくれ」
{「かしこまりました」}
「ちょっと出てくる」
「はい」
 敷島は電話を切ると、事務室を出た。

「あっ、たかおさん。お久しぶりです」
 受付前の小さなロビー。そこにミクはいた。5年前と全く変わらない容姿で。
「ミク!ちょうどいい所に来てくれた!」
「はい?」
「ちょっと来てくれ!」
「あ、はい」
「敷島さん。“ぜんまい仕掛けの子守唄”は・初音ミクの……あっ」
 しかし、敷島はエミリーの言葉を聞かずに行ってしまった。

 会議室に入る。
「ミク、仕事がぎっしりだったんじゃないか?」
「はい。これから東京に行って、テレビ出演があるんです。でも、少し時間があるので、寄っちゃいました」
 ミクはてへっとばかりに、自分の右手で頭をコツンと叩いた。
「そうかそうか」
「たかおさん、色々と大変だったんじゃないですか?」
「ああ。どうも、ウィリーの関係者らしいヤツに狙われてるみたいだ」
「わたしが来てちょうど良かったというのは?」
「そう。ちょっと“ぜんまい仕掛けの子守唄”を歌って欲しいんだ」
「“ぜんまい仕掛けの子守唄”ですか。リンの持ち歌ですね」
「しかし、電気信号的にはお前の方が相性がいい。頼むよ」
「分かりました」

[同日16:15.財団事務所のビルの屋上 敷島孝夫&初音ミク]

 昼の短い冬であるが、冬至を過ぎれば徐々に日が長くなっているのが分かる。
 以前はこの時点で相当暗くなっていたと思うが、今は奥羽山脈に沈む夕日が眩しい。
 ミクはその夕日に向かって歌い出した。

「るりら〜、るりら〜♪……」

 その歌はビルを越え、山を越え、空にも響き渡る。
 別の曲であるが、5年前、ウィリーとの決戦の時は、ボーカロイド達の電気信号を変換した歌がバージョン達の猛攻をほとんど止め、こちら側の勝利をモノにできたのである。

「もしもし。今、ミクに“ぜんまい仕掛けの子守唄”を歌ってもらいました。ブロックが解除されたと思うので、今一度解析をお願いします」
 敷島はケータイで、財団本部に掛けていた。
「ありがとう、ミク」
「いいえ。お役に立てたでしょうか?」
「ああ。十分だよ」
 敷島は大きく頷いた。もっとも、結果はもう少し後になってからだが。
 幸いなのは今度の相手は、ボーカロイドにはほとんど興味が無いことだ。無論、予断は禁物だが。
 平賀の言うように、敷島に何かただならぬ執念を燃やす者なのだろう。もっとも、こちとら5年前から修羅場を潜り抜けている、と……。
「じゃあわたし、東京に行かないといけないので」
「ああ。気をつけて」
「わたしのライブのポスター、貼ってくれたんですね。ありがとうございます」
 共用部の掲示板に大きく貼られた、ミクの全国ソロライブの告知が貼られていた。
「ポスターを個人的にくれっていう声まであって大変だよ。いや、それくらいがいいんだけどね」
 敷島は笑みをこぼした。

[1月16日 10:00.財団仙台支部 敷島孝夫&平賀太一]

「来た来た。本部からの解析」
 敷島は事務所の自分のPCに届いた本部からのメールを開いた。
『……この度、ご依頼のありましたコード720-214について解析状況についてお知らせ致します』
 敷島は平賀と共にの状況を見た。
「……ゼルダ・フォレストは本名じゃない!?」
「それでヒットしなかったのか……」
 どうやらゼルダというのは、本当に任天堂のゲームのキャラのことらしい。フォレストというのも、そのゲームに登場するフィールドの一部だった。
「何だよ!全然違うじゃん!」
「十条先生の勘違いでしたか……。全く、あの老人ときたら……」
 しかし、ここで投げてはいけない。
 “ぜんまい仕掛けの子守唄”は本来、鏡音リンの持ち歌である。別の同じモチーフの歌と合わせて、言葉遊びのような内容となっている。
 電気信号的に相性はミクの方がいいとはいえ、やはり本来の歌い手ではない為か、完全に解析はできかったようだ。
 それでもピアノ独奏で20パーセントしか解析できなかったものが、一気に70パーセントまで解析できたというから、飛躍的と言えば飛躍的である。
「ここでリンに歌ってもらえば100パーなんだけどなぁ……」
 敷島のボヤきに、
「無い物ねだりしても、しょうがないですよ」
 冷静に突っ込む平賀だった。昔はもっと熱血的だったと思うが、家族を持つようになって変わったのだろうか。
 バージョン5.0は製造されてから間もないらしい。
 ウィリーが設計まではしていたが、その時点で死亡したため、別の者が遺志を継いで製造したとあった。
 5.0はそれまでの4.0と違ったフルモデルチェンジで、性能も飛躍的に向上している。複数でけしかければ、マルチタイプを苦戦に追い込むだろうと書かれていた。
「正しくその通り!」
 恐らく仮説だっただろうが、その通りになっていた。
「で、こいつを作ったのは?」
 画面をスクロールさせた。
「って、これ……!」
「いや、子供が作るわけないでしょ!」
「ったく、紛らわしい」
 1番下に現れたは、10歳前後の白人少女の写真。
「アリス・レッドポンド(フォレスト)。1991年10月10日生まれ。出身地:アメリカ合衆国テキサス州ダラス市……」
「仙台市の国際友好都市ですね。今は……23歳か。って、23でバージョン作ったの!?」
 敷島が驚いてみせると平賀が、
「いや、別に……。自分も、大学生の時に七海を作りましたが?」
 何を驚いてるんだという顔をした。
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本日の雑感

2014-01-19 00:25:41 | 日記
 他の信仰者のブログを見ると、みんな真面目だ。
 私くらいのものだな。信仰のことをあまり書かないのは。
 ぶっちゃけ破折よりも小説書いてる方が楽しいし、仮に書くにしても、それなりの教学が無ければ書けない。何より、そういった教学のある人達の二番煎じ、三番煎じになるのがオチだからだ。
 主人公がバリバリの顕正会員だった“顕正会版人間革命”全部と“妖狐 威吹”の一部は、宗門関係者がこぞって破折しに来るだろう。仮に商業化した場合、宗門から発禁命令が下る恐れがある。何しろ、作品の中で主人公が浅井会長を賛美し、池田名誉会長はもちろんのこと、日達上人や日顕上人を【自主規制】。法華講になってからの“ユタと愉快な仲間たち”に関しては、今度は顕正会と妙観講からクレームが来る恐れがある。
 まだ“ボカロマスター(リメイク板)”と“アンドロイドマスター”の方が無難であろう。宗教色が無いから。尚、あくまでここで紹介しているのは、原案やボツネタを流用したものである。

 劇場版“アイドルマスター”の公開まで、あと1週間を切った。あいにくと公開初日は仕事であるのだが、今月中には観賞に行く予定である。既に同趣味の同僚に頼んで、限定前売り券も購入した。
 予告編を見る限りでは、なかなかのクォリティで期待が持てそうだ。
 因みに、映画観賞が趣味の人の中には一切のネタバレを許さず、予告編すら見ないという人もいるようだ。私の場合は、ウィキペディア程度のネタバレならOKである。さすがに“聖☆おにいさん”におけるイエス・キリストのように最初の時点でパンフレットを買うまではしないが。ネタバレが嫌いなクリスチャンは、旧約聖書を読むことをお勧めしないそうだぞ。終末が来終わってから読んだ方がいいってさ。
 んでもってDVD派でもある私は、観賞後にはDVD化された作品を再び観賞することになるのだろう。いえ、邪道ではありません。これぞ、ヲタの王道です(キリッ)
 前売り券だから安く買えたけど、予告編を見る限りでは、当日券の料金を払ってもいいものかもしれない。
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