中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

条件変更が認められなかったら・・・?

2017年02月16日 05時01分00秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2016年版)344ページ「第 2-5-65 図 条件変更を初めて認めた金融機関の借入残高順位」をみましたが、今日は345ページ「第 2-5-67 図 条件変更が認められなかった場合に想定された状況」をみます。

下図から条件変更が認められなかった場合に想定された状況を見ると、「資金繰りに窮して倒産、廃業していた」が52.8%、「大幅なリストラや資産の売却を余儀なくされた」が19.0%おり、あわせて70%超の企業が大きな影響があったと回答していることが分かります。

この結果について白書は、金融円滑化法では、金融機関に対し、中小企業・小規模事業者から相談があった場合に、その実情に応じてきめ細かく対応し、適切かつ積極的な金融仲介機能の発揮に努めることが求められた。

そのためこの金融円滑化法の効果が企業の存続に多大な影響を及ぼしていたと推察される、とあります。

この法律は、本来倒産していた企業を延命させているという非難の意見もありますが、それでも継続させたいのが経営者というものですよね!!

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