おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。
昨日は中小企業白書(2016年版)の331ページ「第 2-5-54 図 貸出判断力の向上に向けた取組により得られた効果」をみましたが、今日は332ページ「第 2-5-55 図 事業性評価に基づく融資への取組状況別に見た、貸出判断力の向上に向けた取組とその効果」をみます。
下図から、事業性評価に基づく融資への取組状況別に、貸出判断力の向上に向けた取組とその効果について見ると、「財務内容分析に関する教育」は、あまり差が無いものの、その他の項目は事業性評価を現在重点的に取り組む金融機関の方が高く、特に、「業界・技術に関する外部専門家・機関との連携」の項目は大きく差がついており、事業性評価に基づく融資を推進するために、外部との連携によく取り組まれていることが分かります。
また、こうした取組による効果を見ると、多くの項目で事業性評価に基づく融資に重点的に取り組む金融機関の方がよく効果が出ており、現在重点的に取り組んでいない金融機関と比較すると、効果を感じている金融機関の割合の差が10%を超えるものが多くなっています。
これらを踏まえ白書は、事業性評価に基づく融資を重点的に取り組むために、財務内容分析に関する教育のみならず、業界動向や技術動向に関する情報収集・分析を行う部署の設置や、必要に応じた外部専門家・機関との連携等の取組が、既往取引先との取引拡大や、新規取引先の開拓等の効果につながっている。
こうした中小企業が望む事業性評価に基づく融資に取り組むことが、真に金融機関に望まれていることではないだろうか、とあります。
この指摘は金融機関だけでなく、中小企業支援機関のすべてに該当することですね。となると、これからは異業種が連携して、中小企業の支援に関する情報を共有することが標準になっていくかもしれませんね~!!
昨日は中小企業白書(2016年版)の331ページ「第 2-5-54 図 貸出判断力の向上に向けた取組により得られた効果」をみましたが、今日は332ページ「第 2-5-55 図 事業性評価に基づく融資への取組状況別に見た、貸出判断力の向上に向けた取組とその効果」をみます。
下図から、事業性評価に基づく融資への取組状況別に、貸出判断力の向上に向けた取組とその効果について見ると、「財務内容分析に関する教育」は、あまり差が無いものの、その他の項目は事業性評価を現在重点的に取り組む金融機関の方が高く、特に、「業界・技術に関する外部専門家・機関との連携」の項目は大きく差がついており、事業性評価に基づく融資を推進するために、外部との連携によく取り組まれていることが分かります。
また、こうした取組による効果を見ると、多くの項目で事業性評価に基づく融資に重点的に取り組む金融機関の方がよく効果が出ており、現在重点的に取り組んでいない金融機関と比較すると、効果を感じている金融機関の割合の差が10%を超えるものが多くなっています。
これらを踏まえ白書は、事業性評価に基づく融資を重点的に取り組むために、財務内容分析に関する教育のみならず、業界動向や技術動向に関する情報収集・分析を行う部署の設置や、必要に応じた外部専門家・機関との連携等の取組が、既往取引先との取引拡大や、新規取引先の開拓等の効果につながっている。
こうした中小企業が望む事業性評価に基づく融資に取り組むことが、真に金融機関に望まれていることではないだろうか、とあります。
この指摘は金融機関だけでなく、中小企業支援機関のすべてに該当することですね。となると、これからは異業種が連携して、中小企業の支援に関する情報を共有することが標準になっていくかもしれませんね~!!