中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

ドラマのように金融機関が親身になって支援しているか?

2017年02月15日 05時30分48秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2016年版)343ページ「第 2-5-64 図 金融機関に認められた条件変更の内容」をみましたが、今日は344ページ「第 2-5-65 図 条件変更を初めて認めた金融機関の借入残高順位」をみます。

下図から条件変更を初めて認めた金融機関の借入残高順位を見ると、「借入残高一位の金融機関」と回答した企業が85.5%と最も高くなっていることが分かります。

この結果について白書は、借入残高一位のほとんどがその企業のメインバンクと思われるが、このメインバンクが条件変更を認めるかどうかでその他の銀行の支援姿勢が変わると想定されるため、メインバンクが最初に企業の条件変更を認めていると考えられる、とあります。

では、次に、条件変更を認めた後の金融機関の態度について見ると、「親身になって支援してくれた」と回答した企業が61.8%と最も多く、過半数の企業に対して金融機関が親身に対応していることが分かります。

他方で、「新規資金の貸出に応じてくれなかった」が24.8%、「厳しい経営改善計画の策定・実施を要求してきた」が24.3%おり、金融機関の態度に対し不満を感じている企業も存在していることが分かります。

親身になって応援する主人公が中心の金融系ドラマは、テレビの中だけの世界ではないということですね。安心できる結果ですね!!

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