おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。
昨日は中小企業白書(2016年版)の44ページ「第 1-2-18 図 人件費の推移」をみましたが、今日は45ページ「第 1-2-19 図 従業者規模別非農林雇用者数の推移」をみます。
下図から、実際の従業者数について、総務省「労働力調査」により従業者規模別の非農林雇用者数の推移を確認すると、従業者が1~29人の企業で働く雇用者の数は減少傾向にあり、ここ20年で約212万人の減少となったことが分かります。

他方で規模の大きな企業で働く雇用者数は増加しており、従業者500人以上の企業で働く雇用者数は過去20年で約313万人増加しています。
この結果について白書は、全体の雇用者数が増加する中、規模の小さな企業で働く雇用者数は減少していることが分かる、とあります。
これを踏まえ、次に中小企業の人手不足感について中小企業の従業員過不足DIの推移を確認すると、2013年第4四半期から全業種で不足に転じており、特に建設業、サービス業では不足感が強いことが分かります。

賃上げの議論の中で、先進国の中で、日本が最も最低賃金が低いという報道がありました。従業員が確保できない中で、賃上げせざるを得なくなるとどうなるのでしょうか?
労働者と経営の両方のバランスを考えながら、先行きをみなければならない経営者の苦労が、賃上げで増えるような気がしますね!
昨日は中小企業白書(2016年版)の44ページ「第 1-2-18 図 人件費の推移」をみましたが、今日は45ページ「第 1-2-19 図 従業者規模別非農林雇用者数の推移」をみます。
下図から、実際の従業者数について、総務省「労働力調査」により従業者規模別の非農林雇用者数の推移を確認すると、従業者が1~29人の企業で働く雇用者の数は減少傾向にあり、ここ20年で約212万人の減少となったことが分かります。

他方で規模の大きな企業で働く雇用者数は増加しており、従業者500人以上の企業で働く雇用者数は過去20年で約313万人増加しています。
この結果について白書は、全体の雇用者数が増加する中、規模の小さな企業で働く雇用者数は減少していることが分かる、とあります。
これを踏まえ、次に中小企業の人手不足感について中小企業の従業員過不足DIの推移を確認すると、2013年第4四半期から全業種で不足に転じており、特に建設業、サービス業では不足感が強いことが分かります。

賃上げの議論の中で、先進国の中で、日本が最も最低賃金が低いという報道がありました。従業員が確保できない中で、賃上げせざるを得なくなるとどうなるのでしょうか?
労働者と経営の両方のバランスを考えながら、先行きをみなければならない経営者の苦労が、賃上げで増えるような気がしますね!