中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

M&A を行う際の買い手側の障壁とは??

2018年09月06日 05時01分16秒 | 2018年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2018年版「中小企業白書」347ページ「第 2-6-41 図 M & A の実施有無別に見た、買い手としての M&A を行う際の相手先の探し方」をみましたが、今日は349ページ「第 2-6-43 図 M & A の実施有無別に見た、買い手としての M&A を行う際の障壁」をみます。

下図から買い手としてのM&Aを行う際の障壁について見ていくと、「期待する効果が得られるかよく分からない」を挙げる企業が最も多く、「判断材料としての情報が不足している」が次いで多く、未実施企業ほどその割合が高くなっており、また、実施企業では、「相手先の従業員等の理解が得られるか不安がある」や「仲介等の手数料が高い」を挙げる傾向が強いことが分かります。

この結果について白書は、こうした点は、前節で見た実施企業における課題と共通して見られる点である、とあります。

「相手先の従業員等の理解が得られるか不安がある」の選択が非常に気になりますね。ドラマや映画なので、買収した側が買収される従業員から激しい抵抗を受けるのがお決まりの感じがあるためでしょうか。実際は厳しい戦いになってしまうこともあるのでしょうね。。。

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