おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。
昨日は2018年版「中小企業白書」の195ページ「第 2-3-19 図 企業規模別に見た、自己啓発支援費用における過去 3 年間の実績及び今後 3 年間の見込み」をみましたが、今日は198ページ「第 2-3-22 図 企業側が考える、人材育成・能力開発の効果」をみます。
下図から企業側が人材育成・能力開発はどのような効果があると考えているかを見ると、「顧客満足度の向上」、「従業員のやる気(モチベーション)の向上」、「職場の生産性の向上」が高い割合となっていることが分かります。
この結果について白書は、人材育成・能力開発が各方面に良い効果をもたらすと認識していることが推察される、とあります。
次に、経営者が考える従業員の人材育成・能力開発の方針別に、過去3年間における営業利益の推移を見ると、「数年先の事業展開を考慮して、その時必要となる人材を想定しながら能力開発を行っている」企業においては、営業利益が増加している割合が高く、他方で、「人材育成・能力開発について特に方針を定めていない」企業においては、営業利益が減少している割合が他と比較して高くなっていることが見て取れます。
この結果について白書は、営業利益の増加が一概に人材育成・能力開発によるものとは言えないものの、より長期的な目線で人材育成を行うことが、中小企業の収益力ひいては生産性向上に資するものと推察できる、とあります。
数年先の事業展開を見越して能力開発を行う。これは当たり前のようでいて、スゴイことですよね。と、同時に、経営者自身も数年先の事業展開を見越して取り組まないといけないことを強く感じますね!!
昨日は2018年版「中小企業白書」の195ページ「第 2-3-19 図 企業規模別に見た、自己啓発支援費用における過去 3 年間の実績及び今後 3 年間の見込み」をみましたが、今日は198ページ「第 2-3-22 図 企業側が考える、人材育成・能力開発の効果」をみます。
下図から企業側が人材育成・能力開発はどのような効果があると考えているかを見ると、「顧客満足度の向上」、「従業員のやる気(モチベーション)の向上」、「職場の生産性の向上」が高い割合となっていることが分かります。
この結果について白書は、人材育成・能力開発が各方面に良い効果をもたらすと認識していることが推察される、とあります。
次に、経営者が考える従業員の人材育成・能力開発の方針別に、過去3年間における営業利益の推移を見ると、「数年先の事業展開を考慮して、その時必要となる人材を想定しながら能力開発を行っている」企業においては、営業利益が増加している割合が高く、他方で、「人材育成・能力開発について特に方針を定めていない」企業においては、営業利益が減少している割合が他と比較して高くなっていることが見て取れます。
この結果について白書は、営業利益の増加が一概に人材育成・能力開発によるものとは言えないものの、より長期的な目線で人材育成を行うことが、中小企業の収益力ひいては生産性向上に資するものと推察できる、とあります。
数年先の事業展開を見越して能力開発を行う。これは当たり前のようでいて、スゴイことですよね。と、同時に、経営者自身も数年先の事業展開を見越して取り組まないといけないことを強く感じますね!!