中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

まずは「業務マニュアルの作成・整備」や「従業員のスキルの見える化」から

2018年07月15日 07時40分38秒 | 2018年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2018年版「中小企業白書」164ページ「第 2-2-7 図 3 年前と比べた労働生産性別に見た、業務見直しの取組内容」をみましたが、今日は174ページ「第 2-3-1 図 中小企業における従業員の多能工化・兼任化の取組状況」をみます。

下図から中小企業における従業員の多能工化・兼任化の取組状況を見ると、回答者の73.3%が多能工化・兼任化に取り組んでおり、全体の28.5%が3年前に比べて積極化していることが分かります。

次に、従業員の多能工化・兼任化を進めるに当たって、併せて行った取組を見ると、「業務マニュアルの作成・整備」、「従業員のスキルの見える化」の回答割合が特に高くなっていることが分かります。

この結果について白書は、「業務マニュアルの作成・整備」については、現在取り組んでいない業務を従業員に新たに担当させる上で、学習環境の整備としての役割を担っているものと考えられる。また、「従業員のスキルの見える化」は、各従業員が現状で有しているスキルを見える化して把握することにより、従業員が有している能力の確認や、今後習得させるべき能力を定めるために必要なものと推察される。

なお、多能工化・兼任化に「取り組んでおり、3年前に比べて積極化している」企業においては「取り組んでいるが、3年前に比べて積極化はしていない」企業に比べて、取組項目のいずれにおいても実施割合が高くなっていることが見て取れる。

多能工化・兼任化を進めるに当たっては、「業務マニュアルの作成・整備」や「従業員のスキルの見える化」等、第2章で分析した業務見直しに関する取組を高い比率で併せて行っていることが分かる、とあります。

困ったときは「生産性向上」と解を求めがちですが、その具体的な行動については、私自身も今一つ把握できていませんでした。まずは、「業務マニュアルの作成・整備」や「従業員のスキルの見える化」から取り組んでみなさいということですね!!

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