おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。
昨日は中小企業白書(2016年版)の82ページ「事例 1-3-1①図 売上高及び売上高伸び率(対前年度比)の推移」をみましたが、今日は83ページ「コラム 1-3-1①図 入社 5年後従業員定着率別生産性の水準」をみます。
下図から従業員定着率別に労働生産性の水準を比較したものをみると、業種別の労働生産性平均を100とした時、製造業、非製造業、サービス業のいずれにおいても従業員定着率 90%以上と回答した企業の労働生産性が最も高い水準となっており、また、非製造業においては、従業員定着率 30%未満と回答した企業の労働生産性は、業種平均を約 2割下回る水準となっていることが分かります。

次に、製造業、非製造業、サービス業の入社 5 年後の従業員定着率の状況を確認すると、サービス業では 30%未満と回答した企業が製造業、非製造業を上回り最も高く、同時に 90%以上と回答した企業の割合が最も低くなっていることが分かります。

これらについて白書は、従業員定着率の向上は製造業、非製造業、サービス業いずれにおいても生産性向上のために重要な取組である一方で、サービス業の従業員定着率は相対的に低い様子が確認された。サービス業においては、従業員定着率向上のための取組が求められる、とあります。
労働生産性を高めれば従業員の定着が高まり、それがさらに労働生産性を高めるという好循環サイクルが形成されるということです。この逆になっている中小企業は、設備投資できるところがないか検討すべきということですね!!
昨日は中小企業白書(2016年版)の82ページ「事例 1-3-1①図 売上高及び売上高伸び率(対前年度比)の推移」をみましたが、今日は83ページ「コラム 1-3-1①図 入社 5年後従業員定着率別生産性の水準」をみます。
下図から従業員定着率別に労働生産性の水準を比較したものをみると、業種別の労働生産性平均を100とした時、製造業、非製造業、サービス業のいずれにおいても従業員定着率 90%以上と回答した企業の労働生産性が最も高い水準となっており、また、非製造業においては、従業員定着率 30%未満と回答した企業の労働生産性は、業種平均を約 2割下回る水準となっていることが分かります。

次に、製造業、非製造業、サービス業の入社 5 年後の従業員定着率の状況を確認すると、サービス業では 30%未満と回答した企業が製造業、非製造業を上回り最も高く、同時に 90%以上と回答した企業の割合が最も低くなっていることが分かります。

これらについて白書は、従業員定着率の向上は製造業、非製造業、サービス業いずれにおいても生産性向上のために重要な取組である一方で、サービス業の従業員定着率は相対的に低い様子が確認された。サービス業においては、従業員定着率向上のための取組が求められる、とあります。
労働生産性を高めれば従業員の定着が高まり、それがさらに労働生産性を高めるという好循環サイクルが形成されるということです。この逆になっている中小企業は、設備投資できるところがないか検討すべきということですね!!