中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

業種の特徴を捉まえ、きめ細かな対応を行う必要がある!!

2016年08月15日 04時30分42秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2016年版)68ページ「第 1-3-6図 非製造業における労働生産性の平均値」をみましたが、今日は69ページ「第 1-3-7図 労働生産性の累積分布」をみます。

下図から労働生産性の累積分布を見ると、飲食サービス業、小売業、生活関連サービス業、娯楽業のグラフは非製造業の全体平均より左に分布し、低い水準に多くの企業が分布していることが分かります。

この結果について白書は、同図によれば、飲食サービス業では500万円/人以下の層に、生活関連サービス業・娯楽業では750万円/人以下の層に約9割の企業が存在している。

他方で、卸売業、学術研究・専門技術サービス業等を示すグラフは、平均より大きく右側へ張り出し、高い水準に分布している。

同図によれば、学術研究・専門技術サービス業、不動産業・物品賃貸業、情報通信業等の業種においては、500万円/人以下の層には各業種における企業数全体のうち、十数%しか分布していない。

中小企業同士で比較しても、業種ごとに分布の在り方が異なっており、業種間の特徴の違いが個社の労働生産性に影響を与えていることを示唆している。

施策や個社の取組において生産性向上を目指す際には、業種ごとの実態をより正確に把握すると同時に、業種の特徴を捉まえたきめ細かな対応を行うことが求められる、とあります。

今、経営発達支援計画を実施している地域において小規模事業者の経営分析を行っていますが、業種の特徴を捉まえたきめ細かな対応を行うことを念頭に置かないといけないということですね!

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