『あの戦争から遠く離れて―私につながる歴史をたどる旅 』(城戸久枝 著)を読みました。
先日実家へ行ったとき父から図書館に返却するよう頼まれ、題名と著者名を一瞥した時には
「無名の年配女性が書いた戦争モノ、なんだろうな~」と思い、
さして興味を持たなかったのですが、父が何度も「良かった!」と言うので
帯や著者プロフィールを見てビックリ、著者は1976年生まれで、
しかも帰国した中国残留孤児の娘さんだというのです。
昨秋出版された本でした。
つまり、この人は‘陸 一心’の娘というわけなのか!
陸一心とはNHKドラマ『大地の子』で上川隆也が演じた中国残留日本人孤児の名前です。
私は本放送時からの『大地の子』ファンだったので、
ハッキリ言ってこの著者プロフィールを見た瞬間から、
この分厚い本を読まずに居られましょうかという心境になってました。
450ページというボリュームにひるみながら読み始めましたが、
終戦時わずか4才だった著者の父がどういうことから中国人に預けられることになって、
どんなふうに成長し、日本に帰ることができたのか、
また、日本で生まれ育った著者が長じるにつれ父親の境遇・日中の歴史が
現在の自分につながってると感じるようになり、やがて中国へ留学し
父親ゆかりの人々に会い、父の足跡をたどるようになる。
すっかり引き込まれて、あっという間に読み終えました。
この感動の中身をあれこれ書くのは面倒なので省くけど、
大宅壮一賞を受賞してたりもする人気本だったのであちこちで書評など
見ることが出来るでしょう。①②③
私はこの壮大な現実のドラマを味わったし、
そして自分の歴史観の無さを痛感しました。
どうしよう…
先日実家へ行ったとき父から図書館に返却するよう頼まれ、題名と著者名を一瞥した時には
「無名の年配女性が書いた戦争モノ、なんだろうな~」と思い、
さして興味を持たなかったのですが、父が何度も「良かった!」と言うので
帯や著者プロフィールを見てビックリ、著者は1976年生まれで、
しかも帰国した中国残留孤児の娘さんだというのです。
昨秋出版された本でした。
つまり、この人は‘陸 一心’の娘というわけなのか!
陸一心とはNHKドラマ『大地の子』で上川隆也が演じた中国残留日本人孤児の名前です。
私は本放送時からの『大地の子』ファンだったので、
ハッキリ言ってこの著者プロフィールを見た瞬間から、
この分厚い本を読まずに居られましょうかという心境になってました。
450ページというボリュームにひるみながら読み始めましたが、
終戦時わずか4才だった著者の父がどういうことから中国人に預けられることになって、
どんなふうに成長し、日本に帰ることができたのか、
また、日本で生まれ育った著者が長じるにつれ父親の境遇・日中の歴史が
現在の自分につながってると感じるようになり、やがて中国へ留学し
父親ゆかりの人々に会い、父の足跡をたどるようになる。
すっかり引き込まれて、あっという間に読み終えました。
この感動の中身をあれこれ書くのは面倒なので省くけど、
大宅壮一賞を受賞してたりもする人気本だったのであちこちで書評など
見ることが出来るでしょう。①②③
私はこの壮大な現実のドラマを味わったし、
そして自分の歴史観の無さを痛感しました。
どうしよう…