LINEN GYOZA 近況日記

十年たちました…

『がんとどう向き合うか』

2008-06-04 11:37:48 | 
最初に断っておきますが、この記事は長いし、興味の無い人には退屈なだけだと思います。すみません。

額田先生の本『がんとどう向き合うか』を読んでいます。
おもしろおかしい内容ではないので、なかなかはかどりません。
ボサーッと読んでると全然頭に届かないので、簡単なメモを取りながら読むことにしました。
こんなふうな読書の仕方は初めてです。少し掴めてきました。

'04年7月食道がんで亡くなった中野孝次の、哲学者や禅語に親しむ生活ぶりを、
死に対する心構えを養ってきていた
と描写しているのを読んだときは、なるほどなー、うまいこというなー、と
思いました。

また「がんの医療において核心の問題は患者自身が中・長期にわたって信頼できるかかりつけ医を身近に確保できているか、言いかえれば医師の賢い活用ができているかどうかである。」(P135)との一文にはいろいろ考えさせられた。

県立柏原病院小児科を守る会の活動に惹かれたのも、「医師の賢い活用」という点で優れていると思ったからだし、私も常々心掛けたいと思ってはいる。

ところで、今の私の主治医は誰かというと、それはたぶん4週に一度会う医療センターの医師なんだろうけど、額田先生の考えに沿えば、そのほかにかかりつけ医(開業医)を持つべき、らしい。
何の慢性疾患もない37歳で乳がんの手術を受けた私にとっては、風邪をひいて内科を受診するよりはるかに多い回数、医療センターで受診している。そのため何となく主治医=かかりつけ医のような錯覚をしてしまうが、
がんが全身病であるなら、なおのこと相談に乗ってくれるかかりつけ医が欲しいよなぁ。

最近の私の通院内容は、4ヶ月ごとのCTと血液検査以外は、ホルモン皮下注射と服用する薬の処方箋を出してもらうことのみ。
もしも、このような診療を慢性期のがん患者が近所のかかりつけ医のところで受けられるとすると、医療センターの混雑はぐんと解消されて、その結果、必要な時に今よりゆっくり医師と話すことができるようになると思うのよ。

ちなみに「必要な時」とは、がんを初めて告知される時や転移・再発がわかり今後の治療法について質問したり相談する必要があるときのこと。
検査結果を話す時間も欲しいね。

そんな人生の一大転機の際も、あふれかえる患者や時間のない医師に気を遣って、なるべく早く手短に、などと考えてしまうのって辛いよね。

この前、体調を崩した娘に付き添って近所の内科を受診した時、すごくじっくり慎重に話を聞いてもらえました。幸い、娘はたいしたことも無くすぐ回復しましたが、翻って、‘がん’で病院へ行く私の診察時間、もしかしてもっといろいろ話したいことや聞きたい事があるんじゃないだろうか。いつのまにか諦めてるのかも。

「治る/治らない」の二極化ではなく、「がんとともに生きる」ためには、
がん以外の私の健康状態を見てくれるかかりつけ医が必要なのではないか、と考え始めてます。

6月4日 早くも結論

2008-06-04 10:19:39 | 
今朝のギガンジウムです。左2つが室内、右2つが屋外。

一目瞭然、屋外組は紫が濃くなってますね~
こんなに曇天続きだったというのにね。

昨夜、みー@さんが教えてくれたように‘紫外線’が関係してるみたいです。
「紫外線」「花色」などで検索するといろいろむずかしい内容のところに行き着くと思います。アントシアニンだのフラボノイドだの、どこかで聞いたことのある単語も。
各自で勉強してください。そして私に教えてください。

今日からは4本とも屋外で育てます。
みどりいろのテープを付けた室内組が追いつきますように・・・