前回花のUPだけを撮ってしまいこの花の特徴である逆さまに咲くと言うが全然分からず終いでしたが、今回また新たなトサカメオトラン(ラン科)を見つけたので載せておきます。何で逆様に咲くかは良く分かっていませんが、こう言うのって大抵子孫繁栄に関わって来る事が多いので、こランの受粉をしてくれる生き物の都合に合わせてこうなってるんじゃないかなぁ、と思います。
開花時期にかんしては6月から10月と色んな事が書かれていますが、オイラが見つけたエリアでは2本とも9月の後半です。2本とも「えっ?、こんな場所に?」と言うような人の手が入ったような所でした。他のランでも多いんですが、工事や草刈りなどで周りの草木が刈られ地面まで太陽の光が注いだ時、ジッと機会を伺って我慢しながら眠ってた埋土種子が芽を出し、この時こそと数ヶ月後に花を咲かせ、また次いつチャンスが巡って来るか分からないので急いで子孫を残そうと頑張るんでしょう。もちろん自然界での本来の姿は何らかの原因で大木が倒れ、薄暗かった林床に光が注ぎ、そこにランだけでなく色んな植物達が我先にと目を出し立ち上がってくるんでしょう。オイラ達人間の都合で常にそこに居て貰うには、ランの周りの下草刈をして、適度に日光が射す状態を作ってあげないといけないのかも知れません。ちなみに明る過ぎるのもダメなんですけどね。
実はオイラが良く行くコースの途中、道から少し藪の中に入った所に数種のランが纏まってあります。そしてどう言う訳かそのラン達の周りの草木が広い範囲で鎌で刈られてるんです。どう考えても定期的に誰かが来てラン以外の草木を刈ってるとしか思えません。そこではずっとランが育っているので、間違いなくこれは好きな人がやってるんでしょう。