今冬に撮影したコガタハナサキガエル(アカガエル科、石垣島・西表島固有種、絶滅危惧種、石垣市保全種)です。交尾・産卵シーズンになると滝の斜面や激しい沢などにも出て来て「ちゅぶっ」とか「ちゅっ」と鳴いてメスを誘います。オオハナサキガエルが生息する場所とコガタが生息する場所は多少重なりますが、滝にまで出て来るのはオイラが知る限りコガタだけです。ただ産卵するのは流れの緩やかな場所を選びます。卵が流されないようにという事なんだと思うんですが、以前10㎝四方の小さい岩の凹みで数匹のオタマと数粒の卵を見た時は「なんで?」と思いました。まだまだ謎の多いコガタハナサキガエル、また来シーズンも観察に行きます。
こちらはオオハナサキガエル(アカガエル科、石垣島・西表島固有種、絶滅危惧種)。ご覧の通りこんなに激しい沢にも現れます。この場所もすぐそばに滝がありますが、やはりそこにはいませんでした。逆にもっと平坦な場所まで生息域を広げているので、コガタよりは見る機会は多いと思います。
今シーズン3月の中旬に登った時には沢でコガタを見る事はありませんでした。ただ陸域でやせ細った個体を幾つか見たので、もう産卵シーズンは終わったんでしょう。オオハナはもう暫く続くはずです。
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