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ある沢の調査に行って見たら3-1

2018年04月23日 | 山が好き!

沢の調査、また新たな筋に入って来ました。今回はF先生の教え子、八重高の生物部の生徒達も一緒です。石垣島の自然好きの仲間としてオイラ達は、下は小学生から上は80過ぎまで、一緒になってフィールドで行動しています。

今回の沢はかなり良い感じで深い谷になっていました。そこそこ広めの溜まりもあって本格的に調査したら色んな生き物がいそうです。

今回の沢の始めにいたのは、フネアマガイ(アマオブネガイ科)とたぶんカバクチカノコガイ(アマオブネガイ科)です。どちらも沢で卵から孵り幼生が海に流れて行き、成長するとともに川を遡って来て産卵、と言う命のサイクルを繰り返している生き物ですから、これらがいると言う事は海から川まで問題なく繋がっていると言う証になります(先日はオオウナギのレプトケファルス(シラスウナギ)を載せましたね)。ただ貝や魚など種類によって遡って来れる障害物の度合いが違うので、貝が上がって来てるから全てOKと言う訳ではありません。

モクズガニかベンケイかと思ったんですが、オオヒライソガニ(イワガニ科)です。ただ、ふんどし(腹節)をちゃんと見てなかったのでもしかしたらタイワン~かも知れません。ヒライソガニと言うと海のイメージですが、オオが付くと淡水に上がって来ます。大きい方が淡水って何か逆のような気がしますよね。 

大きいのは皆テナガエビの仲間ですが、小さいのはミゾレヌマエビ(ヌマエビ科)です。テナガエビは沖縄に14種、国内15種と言う事ですが、石垣島ではかつて外国産のオニテナガエビが養殖されていたのが逃げ出して増えてると言う話も聞きます。これ外来種としてキチンと駆除しないと不味いかも知れませんね。

ここなんかまだキレイな場所ですが、研究の為にかなり汚い場所でも入ります。そんなF先生が顧問の生物部に今年も新入生が既に2人入ってくる事が確定していると喜んでいました。八重高の生物部はオイラ達と行動する事が多いのでいずれ会う事でしょう。と言ってもそのうちの一人は小学生の頃からオイラ達と行動している顔見知りです(笑)。


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