自然仲間のあっさんから、「初めて見つけて~ん!」と自慢のメールが届きました。 スジチャダイゴケ(チャダイゴケ科)と言うそうです。 即効で電話して、「俺も見たい!」と言って案内してもらいました。
大きさ3mm位のカップケーキのような中に、ペリジオール(中に胞子が入ってます)というのが数粒入ってます。 ペリジオールは雨粒が上手くカップの中に入った時、その勢いで外に弾き出されるという何ともアナログというかのんびりな方法でバラ撒かれます。 ただこのカップの開いてる角度とペリジオールの大きさが絶妙なバランスになっていて、科学的にも一番跳び出しやすいようになってるそうです。 意外とやるなぁ。 チャダイゴケ科の中にはもう一工夫して、「小皮子柄索」というスプリング的役目をする物がペリジオールから跳び出してピョ~ンとかなり遠くまで跳ぶのもあるようです。
横から見るとこんな感じ。 毛羽立った雑巾のような感じですね。 ヒカゲヘゴを思い出しました。
ペリジオールの数は個体差があるようですが、何だか黒ゴマみたいで美味しそう(笑)。
実は撮影しに行った日の夜に雨が降ったので早速翌日見に行ったら、ちゃんと外に跳び出してましたよ。 残り一粒!
いくつか疑問点があります。 スジチャダイゴケの色んな説明を読んだんですが、どうも書いてあるのより大きさが小さいのと、スジ~だと小皮子柄索があると書いてあるんけど、外に出てるペリジオールには無いなぁ。 いったん外に出てからもう一度雨が振ったら跳び出してさらに遠くへ行くのかなぁ? 八重山の亜種? 共通点としては堆肥を撒いた畑やもみ殻なんかに良く出るというのは同じです。
という事で、今度行く時にスポイトを持っていってカップの中に水滴を垂らし試してみたいなぁ、というのと、ペリジオールを水で濡らしたり、ゴメンだけど弄くって小皮子柄索がはあるか確かめてみたい。 あっさんの畑なのに勝手にやる事にしてるオイラ。 まだあるかなぁ、なんせキノコだからなぁ・・・。