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「ビジョンと言葉」小泉進次郎

2018年10月13日 | FP的日常
小泉進次郎氏が語る「ビジョンを伝える言葉の力」とは?~TPPの今後の見通しについて


私は
常に心がけていることは
自分の話している言葉に
「体温と体重」を乗せることです。

実際、言葉に体温と体重はありません
温度を測れることはできないし
体重を量ることもできません
重さを測ることができません
だけど必ず言葉には「体温と体重」が乗ります

じゃあなんで僕がそういう思いを持つに至ったか
それは、
人に話を聞いてもらえない体験があるからです

いくら想いを伝えようと思っても、想いを伝えることができない体験があったからです

私が初当選したのは28歳の時でした
民主党が与党になった時です

その選挙は
とても言葉では言い表せないぐらい
本当に厳しい選挙で、
とにかく自民党は嫌いという空気

なぜ自民党が嫌やかというと、
世襲の国会議員が総理大臣になって今の日本の政治を生んでいるんだという思いが
やはり強かったと思う

世襲議員の私はそのときに初めての選挙で自民党から出てます。

空気は自民党大敗、民主党政権誕生
その作られた空気の中で
生きていくためには
生き残っていくためには
生き抜くためには
自分の想いを正確に伝えるためにはどうすればいいのか
ということを徹底的に考えざるを得なかった。


つまりこれだけ言葉にこだわるのは趣味じゃないんです
生き抜くために必要だったんです

自分が言いたいことを伝えるためには
一番身につくのは
話さなければ生きられないという環境に身を置くことだと思います

逆に言えば、あまり話せないって言ってるって事は、あまり話せなくても生きていけるのかなと思います

自分の演説を
ポケットに ic レコーダーを入れて
自分の話をとってました。

自分で話を聞いてみると、
自分の話し方が自分が思っている以上に
早口で
1文が長くて
言葉に抑揚がない
ということがわかるんです


世の中にはスピーチをうまくするにはこういったテクニックがあるとか、
いろんな本が並んでます。
だけど、最も自分が危機感を持って本当に変わらなきゃいけないと思うきっかけになるのは本じゃありません。
自分の事を直視することです

言葉や自分の思いをどうやって周りに伝えるのかという事で悩んだり
どうすればより良くなるかと思っている人がいたら
自分の話を録とってみる、そして自分が話してる姿を映像でも撮ってみる
自分を振り返ることは、僕にとってはものすごく最高の教訓・教材でありました

まあそんな体験があるからこそ今があるんですね

そしてそんな体験があるから
世の中は
変わるということもわかるんです
あの時、世襲が今の政治を劣化させた世の中を悪くしたと言われました

しかし数年後
ある雑誌が特集テーマを組みました。
その雑誌のタイトルを見たときに私は目を疑いましたね
世襲こそが革新を生む

おいおいちょっと待てよ
そして中を開くと経済界政治、いろんな分野の世襲の人たちが取り上げられるんです


こういうものです

だから大事なのは

自分はどう生きたいのか
そして人生の中で何をしたいのか
です。

これはどんな職業に就きたいのかではなくて、
どう生きたいのかを選択するということに繋がって、
そこに答えが見つかれば、
周りの声に惑わされること無く、自分を貫くことがきっとできると思っています

今の話をちょっとまとめますとね
私は言葉に、「体温と体重」を乗せたいと思っている
そしてそれだけ思うきっかけになったのは体験なんです

それは、言葉は体験から生まれるということです

どんな体験かというと
「骨が記憶をしてる」ぐらいの体験をしてください

自分の骨がそれを覚えているぐらいの体験をすれば
それは決して忘れることのない言葉が自分の中に生まれるはずです

またその立場を自分なりに人に伝えたいと思う
その表現の中に自然と自分の体験から湧き出る言葉が出るんです

それは私にとっては今回登山だった

ずーっと小学校2年生から高校3年生までが長くやってきた野球の言葉ではなかった

何が言いたいのかというと
皆さんも
学生時代に多くの体験をしてください


そしてそれがどこかで将来自分の中で
フィットする表現の言葉がそこに初めて降りてくるという時があるかもしれません

いっぱい体験して
自分の中にことばの貯金を増やしてもらいたいなと思います

今日は言葉とビジョンということですけど
私は、
リーダーに求められるものっていうのは
ビジョンだけではないと思います

そこにはその人が
今までどんな人生を歩んできたのか
何を訴え続けてきたのか
どんな道のりを歩み続けてきたのかという
今までの足跡
それを人はビジョンとともに
見ているのではないかなと思っています

私はTPPの交渉にすぐに参加すべきだということを自民党内で行っている少数派でした

農協の中央会から推薦をもらうことはできませんでした
彼らはTPP反対だから

だけど
その後、どんな関係になるかというと
TPPでは絶対に小泉さんとは思いは合わない
だけど、
「あなたはずっとそれ言ってるからね」
だから応援します

それはTPPに参加をすることを賛成しているからではなくて
「あなたはずっとそれ言ってるからね」

そういったなかで言うと、
思いが違っても共にやれるという本当の信頼関係が生まれ、
そういった支援者が出てきます

だからぜひこれから皆さんには
そのビジョンを大切にしながらも
今まで自分がどう足跡を残してきたかということも、ものすごく大変だと思います


【質問タイム】
相手によって体験をどう選ぶんですか?


自分が選んだ体験に基づく言葉が、響く人がいるかもしれない、響かない人がいるかもしれない。

だけど逆に言えばね
今日、僕はここに来てその話をして
あなたに響いて良かったんです

200人いて200人全員に伝わるような話をするということは、
全員に伝わらない話をすること同じ意味なんです

その中の一人に
この会場から今日出た後に、帰り道の電車とか、家に戻ってからとか、お風呂に入ってる時とかに
何か共鳴したなっていう思いを
持ち続けてくれる1人が生まれたら
それは一つの意義なんです

だから、私が選んだ言葉に、その想いを持ってくれる皆さんが、
大勢この会場にいることが一番いい事だけども、
逆にそれを考えすぎると
本当に自分が何を伝えたいのかがわからなくなる、伝わらなくなる

だから、その体験を的確に選ぶということと
一方では逆なんだけども
とにかく腹の底から自分が思っていることを選ぶということは大事です


僕自身もどういった人の話を夢中になって聞くかというと、
自分と考え方があっているかどうかではありません。
とにかく、この人は腹の底からそう思っている言葉を吐いているという、その人の言葉の力に僕は惹かれます


プライベート小泉進次郎と政治家小泉進次郎の折り合いをどうやって自分でつけているの
かっていうと、
僕は政治の道を職業だと思ってないんです

僕は政治の道のことを
自分の生き方の選択だと思っています
職業の選択ではないと思ってます


だから自分の中では
全部、
いわゆる一般的には休みだと思われている時も含めて
常に政治の方に何かプラスのものがないかなと思いながら
どんな発想もしてしまうっていうのが、自分の本当に自然な感覚なんですよね

職業じゃなくて生き方を選んでいるんだ、
という思いができて良かったと思ってるのは、
悩んだとき苦しいときも、
最後に自分を支えてくれることは、
この生き方を選んだのは俺なんだというこの自己決定に対する責任、
これが最後自分の力にすごくなってます。


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