Firefoxが3.52になっても依然として遅い。それにアドオンも正常に働かない。それでIE8.0.6も同時に使っている。OSはWindows XP sp3である。そのせいで偶然にもGoogleによる検索順位の表示がブラウザーによって異なるという面白いことが分かった。まず『内井惣七著「ダーウィンの思想 ―人間と動物のあいだ」』をGoogleで検索すると、私の記事がFirefoxではトップに出てくる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/aa/a4deac4c9b37463e50e704c696402da6.jpg)
ところがIEでは三番目である。よく見るとFirefoxでは私の下位にランクされたAmazonとかJBOOKのようなネット書店がIEではより上位に来ているのである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/b6/1e766f4361eed13cadfad6099b30a3bc.jpg)
アレッと思い、同じくFirefoxでは私の記事がトップに来ていた『アフリカ家庭料理』をIE上で検索すると、やはり順位が入れ替わって明らかに店の広告と思われる記事が上に来ている。次ぎの画像は最初がFirefoxで二番目がIEである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/f6/6540859cd36def3499e0025c08f9a21a.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/27/b4270544f18e335c1dfbcaa9c57ff810.jpg)
ところが商売がらみのキーワードではなくて、『金大中氏を悼む』の検索結果は、FirefoxでもIEでもまったく同じ順位表示になっていて、私の記事が第四位に出てくる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/10/e9b2292f36e59283df889c974b3e12dc.jpg)
このようにGoogleによる検索順位の表示がIEとFirefoxで異なることを数日前に気付いたが、ここに図示した検索結果はつい先ほどのものである。
ちょうど「Google グーグル革命の衝撃」(新潮文庫)を買ったばかりだったので一読したが、検索順位を上げるためのビジネスのあることは紹介されているものの、検索順位の表示がブラウザーにより変わるなんてことはどこにも出ていなかった。この本は検索順位を決める検索アルゴリズムは秘密性の高いもので、グーグル内部でも検索アルゴリズムを完全に知る人は数人しかいない、なんて紹介している。では検索順位の表示が現実にブラウザーにより異なるのは、グーグル側の問題かブラウザー側の問題か、どちらなんだろう。
『ダーウィン』の場合、IE上でネット書店がすべて私の上位に来ているわけではない。上に来ているのはAmazonとJBOOKだけで、Yahoo!、livedoor BOOKS、e-hon、オンライン書店ビーケーワンなどはすべて下位に来ている。AmazonとJBOOKだけが密かにGoogleに賄賂を渡したとも思えない。また両者を比べるとこれらのネット書店の順位が微妙に入れ替わっていることも分かる。ブラウザー側がGoogleの検索順位を勝手に変えられるとは考えにくいので、Google側がどのブラウザーから検索キーワードを入れたかを識別して、それを検索結果に反映させていると考える方が素直であろう。ひょっとすると検索連動型広告の潜在的スポンサーに対する一種のアピールかもしれない。いずれにせよIEの第一面に出てくる10件のうち、私のまともな?読後感を除いてはみな商売の売り込み記事である。商売がらみの記事をまず上位にもってくるような検索アルゴリズムの知的レベルはまだまだ低いといえよう。裏返しに言えば、まだまだ進化が期待されるというものだ。
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ところがIEでは三番目である。よく見るとFirefoxでは私の下位にランクされたAmazonとかJBOOKのようなネット書店がIEではより上位に来ているのである。
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アレッと思い、同じくFirefoxでは私の記事がトップに来ていた『アフリカ家庭料理』をIE上で検索すると、やはり順位が入れ替わって明らかに店の広告と思われる記事が上に来ている。次ぎの画像は最初がFirefoxで二番目がIEである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/f6/6540859cd36def3499e0025c08f9a21a.jpg)
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ところが商売がらみのキーワードではなくて、『金大中氏を悼む』の検索結果は、FirefoxでもIEでもまったく同じ順位表示になっていて、私の記事が第四位に出てくる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/10/e9b2292f36e59283df889c974b3e12dc.jpg)
このようにGoogleによる検索順位の表示がIEとFirefoxで異なることを数日前に気付いたが、ここに図示した検索結果はつい先ほどのものである。
ちょうど「Google グーグル革命の衝撃」(新潮文庫)を買ったばかりだったので一読したが、検索順位を上げるためのビジネスのあることは紹介されているものの、検索順位の表示がブラウザーにより変わるなんてことはどこにも出ていなかった。この本は検索順位を決める検索アルゴリズムは秘密性の高いもので、グーグル内部でも検索アルゴリズムを完全に知る人は数人しかいない、なんて紹介している。では検索順位の表示が現実にブラウザーにより異なるのは、グーグル側の問題かブラウザー側の問題か、どちらなんだろう。
『ダーウィン』の場合、IE上でネット書店がすべて私の上位に来ているわけではない。上に来ているのはAmazonとJBOOKだけで、Yahoo!、livedoor BOOKS、e-hon、オンライン書店ビーケーワンなどはすべて下位に来ている。AmazonとJBOOKだけが密かにGoogleに賄賂を渡したとも思えない。また両者を比べるとこれらのネット書店の順位が微妙に入れ替わっていることも分かる。ブラウザー側がGoogleの検索順位を勝手に変えられるとは考えにくいので、Google側がどのブラウザーから検索キーワードを入れたかを識別して、それを検索結果に反映させていると考える方が素直であろう。ひょっとすると検索連動型広告の潜在的スポンサーに対する一種のアピールかもしれない。いずれにせよIEの第一面に出てくる10件のうち、私のまともな?読後感を除いてはみな商売の売り込み記事である。商売がらみの記事をまず上位にもってくるような検索アルゴリズムの知的レベルはまだまだ低いといえよう。裏返しに言えば、まだまだ進化が期待されるというものだ。