日々是好日

身辺雑記です。今昔あれこれ思い出の記も。ご用とお急ぎでない方はどうぞ・・・。

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国会議員に『捕物帖』を勧める

2006-02-28 11:57:54 | 社会・政治
民主・永田議員辞職せず メール「証拠能力ない」断定へ (朝日新聞) - goo ニュース

『送金メール』問題でようやく民主党が収集策を出すそうである。

これまでの経緯からみると永田議員は、自らが手にした『送金メール』の送信者と受信者が黒塗りされていたにもかかわらず「差出人は堀江前社長、受取人は社員だ」と明言していた。

裏表なくこの通りのことだとすると永田議員は『虚言』を吐いたことになる。

『仲介者』からこの黒塗りメールとは別に「差出人は堀江前社長、受取人は社員だ」と囁かれ、それをそのまま信じたのだとすればとんでもない『お人好し』である。

そのうえ会ったこともないメールの情報源であるライブドアの関係者本人が「恐怖を感じている」とまでまことしやかに話していた。

要するに永田議員は未だに後を絶っていない『オレオレ詐欺』に引っかかったようなものだ。そして踊った。吹き込まれたことを鵜呑みして目立とうとして騒ぎ立てる。私も国会議員がそこまで『オコチャマ』だとは思ってもいなかった。永田議員は居場所を間違えた。歳費を返却して早々に議員を辞職すべきである。『禄盗人』は要らない。政策調査費なども支給されているのだろうが、この『送金メール』問題にどのように支出されたのかその報告だけはしっかりとしていただこう。

情報の『裏を取る』、すなわち「実際の証拠によって、論述・供述・情報などの真偽を確かめる」(新明解)、この当たり前のことが全く出来ていないのだ。ここまで国会議員の程度が低いとあっては、その行動の是非をあげつらう気にもならない。

『裏を取る』とはどういうことか、私はなんでもいい『捕物帖』を読むことを議員諸氏にお勧めする。私が今毎夜ベッドで読んでいるのが平岩弓枝著「はやぶさ新八御用帳」、第五集まで読み進んできた。『裏を取る』話が必ず出てくる。捕り物に先立って証拠固めをするのだ。その証拠は真犯人を有罪にもするのはもちろんのことであるが無実の被疑者を無罪にもするものでもある。歴史的事実はいざ知らず『捕物帖』では犯人は一つ間違えたら死罪、島流し、家産没収に処せられる。それだけに『お役人』は確実な証拠無しに気軽に犯人を捕まえることはしない。自分はもちろん手下を使って電車もバスもない時代、文字通り足で歩き回って聞き込みを行い証拠固めをする。

そう言えばかって「銭形平次」を愛読書に挙げた大宰相がいた。国会議員よ、先人に倣うべし!

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男女男女(おめおめ)しい民主党

2006-02-26 08:51:19 | 社会・政治
《『ガセネタ』メールで国会を混乱させた永田寿康衆院議員が「党に迷惑をかけた。責任を取って辞職したい」として議員辞職の意向を党幹部に伝えたとのことである。大いに結構、分かりやすい責任のとりようである。》とブログに書いたのが三日前

既に永田議員は議員辞職し、前原代表、野田国会対策委員長、ついでに鳩山幹事長もその職を辞し、国会も本来の機能を取り戻してまずはめでたしめでたし、となっているはずなのに今の民主党の有様はどうだ。

永田議員は病院に避難、前原代表は未だにグダグダ、挙げ句の果てに『巨大な闇』で全てを覆い隠そうとしている。

余りにも女々しい、と書きかけたがこれでは女性に申し訳ない。
といって『難局に身を挺して立ち向かう勇気に乏しい』ということを男々しい、と書くにはまだ時代がついていかない。
ところが男女差し障りのないところでピッタリの表現があった。男女男女(おめおめ)しい、である。日本語のなんと語彙豊かなことよ!

おめおめしい、「恥も知らずに平然としている」(日本国語大辞典)
おめおめ、  「ずうずうしく平然と構えていることを表す」(新明解、第五版)

これなら気兼ねなく民主党に呈することが出来る。
いや、男女男女では男女の双方に申し訳がない。素直にひらがなに直すとすっか。
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荒川選手の『金』に感涙

2006-02-24 08:19:47 | Weblog
女子フィギュアー自由の最後にロシアのリーナ・スルツカヤ選手が出場して演技が始まった。これまでのところ荒川静香選手が一位、アメリカのサーシャ・コーエン選手は二位、村主章枝選手が三位である。スルツカヤ選手の出来次第では日本がメダルを二つ獲得する可能性がある。なんだか気分が落ち着かない。

さすがヨーロッパで人気抜群のスルツカヤ選手、華がある。表情にゆとりが感じられる。その演技を存分に楽しみたいところだが邪念が邪魔をする。万が一なにかに失敗すれば日本に金が二つ、この思いがいけない。最初のスピンにコンビネーションが出ないとの解説に、やった!と小さく叫んでは、ミスを期待する心が後ろめたくなる。

そして、ついにスルツカヤ選手が尻餅をついた。荒川選手の『金』が確定と思った瞬間、私の邪念が吹っ飛んでしまった。今までの後ろめたさを覆い隠すかのように、心おきなく彼女に声援を送り思う存分その演技を楽しんだ。演技を終えた彼女の満足げな表情に私の心も救われたのである。

待ちに待った日本のメダル、それが荒川選手の『金』!

感動を与えてくれてありがとう!
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『ガセネタ』に踊らされた国会議員と大阪大学医学部教授をくらべて

2006-02-23 19:55:33 | 社会・政治
メール立証困難 永田議員、辞職の意向 進退を幹事長一任 民主緊急役員会 (産経新聞) - goo ニュース

『ガセネタ』メールで国会を混乱させた永田寿康衆院議員が「党に迷惑をかけた。責任を取って辞職したい」として議員辞職の意向を党幹部に伝えたとのことである。大いに結構、分かりやすい責任のとりようである。ところが分からないのは鳩山幹事長、何故永田議員を慰留しているのか。『風説流布』を確信も無しに行った自分の進退問題に繋がることを恐れてなのであろうか。

責任を負うべきは国民に対してなのである。その認識が民主党には欠如しており、党内事情しか念頭にないものだから慰留なんてことになるのだろう。議員辞職申し出を永田議員のパフォーマンスに終わらせないためにも、即刻衆議院議長に辞職願を提出させるべきである。もちろん前原民主党代表もその職を辞するのであろう。党首討論の前日に「楽しみにしていて下さい」と云っていたが、それは誰も知るとおり不発に終わった。『自分の首を差し出す』ことでケリをつけていただこう。今や前原代表の言葉に耳を傾ける国民は一人としていなくなってしまったからである。

永田議員の脳裏に『議員辞職』が『ガセネタ』に踊らされた責任の取り方の一つとしてあったのはあえてご立派と申し上げる。同じ『ガセネタ』に踊らされながらも『被害者』と云わんばかりの抗弁と居直りをする大阪大学医学部教授と比べれば、である。

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『ガセネタ』で墓穴を掘った民主党

2006-02-21 13:06:07 | 社会・政治
先週末のテレビでいわゆる民主党の『ガセネタ』メールを巡って自民党とのやりとりを視聴したが、時間の無駄だった。

民主党は『ガセネタ』メールのコピーと称するものを示して、ライブドアの堀江貴文前社長が自民党の武部勤幹事長の二男へ3000万円送金するよう指示した事実があったかのごとく主張している。

自民党のみならず常識のある国民はメールの信憑性に大きな疑問をもっている。あのようなコピーはその気になれば簡単に作り上げることができるからである。

テレビで見た限りではあるが、私の目を引きつけたのはメールで指示された送金先の黒塗りのスペースが一文字分しかないことである。二文字分かも知れない。それを武部幹事長の二男に結びつけるとは、リンゴの落ちるのを見て地球の引力を発見したニュートンなみの異能の才が民主党にいるのであろう。

しかし異能の才はなかなか世間に受け入れられないものである。世間を納得させるためにはありとあらゆる努力が必要であるのに、あの紙切れ一枚で事足れりとする民主党の無知蒙昧さというべきか傲岸さは嗤うべきものである。

武部幹事長の二男に3000万円が送られたと言い始めたのは民主党、その言い出した側に全ての立証責任があるのは世間の常識であるが、こととすると自民党側にその無実の証明を求めようとする。本末転倒も甚だしい。多分これ以上国民を納得させる補強証拠は民主党からは出てこないだろう。民主党は自ら墓穴を掘ったのである。

国会での不毛な論議をしている全ての時間が国民の税金を食いつぶしていることを議員諸氏は肝に銘ずるべきである。『ヤーサン』に頼めば事実の有無ぐらいは直ぐに分かることだろうに、変に時間をかけているということは、民主・自民の双方に都合の悪い事柄がそれぞれあって、それから国民の目をそらす為に両者間で落としどころを探り合っているのだろうか。この突拍子もない妄想を一刻も早く『げすの勘ぐり』で終わらせて欲しいものである。
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大阪大学がはき違えていること

2006-02-19 14:43:20 | 学問・教育・研究
このたび教壇に復帰することになった経済評論家の植草一秀氏は二年前、都内で女子高生のスカートの中をのぞこうと手鏡を差し出したとして現行犯逮捕された。氏は犯行を否認していたが、当時その職にあった早稲田大学大学院教授を解職された。

解職理由はその当時報道されたのだろうが私は覚えていない。常識的に想像すると早稲田大学の名誉を傷つけたとか、教授にあるまじき振る舞いがあったとか、そのようなことであろう。植草氏は大学の業務の一端として手鏡を弄んだのではない。単なる個人的行為である。しかし早稲田大学は解職という厳しい処分で臨んだ。

そこで大阪大学医学部論文捏造事件である。『捏造論文』といえば何となく厳めしいイメージがあるかも知れないが、これは国会でも今問題になっている『ガセネタ』そのものなのである。『ガセネタ』であることを認めたがゆえに一旦公表した論文を撤回したのである。

大阪大学が世界に向けて『ガセネタ』論文を発信した。これ以上に大学の社会的名誉を傷つけるような行為があるのだろうか。それも大学構成員の『個人的行為』ではなく、教育とともに大学に科せられた『研究遂行』という業務での大失態なのである。その大失態をどのような形で収めるのか、そこに当事者ならびに大阪大学の真摯さが現れる。ところがどうだ。

既に周知の事実になっているが、念のために問題の論文を無料の検索ツール「Entrez PubMed」で調べると撤回の記録と共に論文のタイトル、著者、抄録を見ることが出来る。

私が開いた口がふさがらないと述べた軽い軽い停職14日の処分を受けた下村伊一郎教授がまさしくこの論文のラスト・オーサーになっている。共著者として14名も名前を連ねているような論文では下村氏が最高責任者なのである。それが世界中のあらゆる学会(日本のある宗教団体は除く)の常識というもので、早い話がこの論文がノーベル賞ものであったとすると、ラスト・オーサーは間違いなく三人と限られた受賞者の一人となるからである。

大阪大学での調査結果にアクセス出来ないので、その下村氏がどう言い抜けをしているのか窺い知る由はない。読売新聞(2006年2月16日)によると医学研究科が下村伊一郎と竹田潤二の《両教授を停職停職3か月とする方針を固めた》のに対して《2人は処分とされるほどの責任はないと主張》したため、大学が不服審査委員会を設けて審査し、今回の処分になったとのことである。Sankei Webによると《学生に適切な指導をしなかった》のが両教授に対する処分理由だとか。もしこの通りだとすると大阪大学は稚拙ではあるが問題をすり替えている。「学生に適切な指導をしなかった」から学生が医師の国家試験に落ちて大学の評判が下がってしまった、というような問題にしてしまっているのだ。

しかし《処分とされるほどの責任はないと主張》したこと自体が両教授の品性を世間に周知させた意味は大きい。特に下村教授は上にも述べたように『捏造論文』の最高責任者である。その最高責任者がノーベル賞なら貰うけれどペナルティからは逃げ回ると公言したようなものだ。これではお天道様が許さない。そのお天道様が許さないことを大阪大学がまた唯々諾々と許してしまうのだからこれはまさに恥の上塗りである。

この問題についての大阪大学の総長見解を引用する(強調は筆者)。

《論文データねつ造などによる不正論文の作成、出版は大阪大学における研究の根幹を揺るがすものであり、大学としてあってはならないことで社会的責任を痛切に感じております。 研究における公正さの確保は科学の進展における大前提となることは言うまでもありません。特に科学の推進の重要な担い手としての社会的役割と責任を持つ大学における学問研究にみじんたりとも不正な行為があってはなりません。今回の事案は、これまでの大阪大学の教育研究に対する信頼を失墜させ、本学の名誉を著しく傷つけたものであり、誠に遺憾に思う次第です。 このような事案が再び起こることの無いように、研究者の研究倫理や良心の自覚のみならず、学生に対する倫理意識、社会規範等の教育指導に全学を上げて取り組み、本学に対する社会的信頼の回復に努めていく所存です。 平成18年2月15日 大阪大学総長 宮 原 秀 夫》

両教授に下された停職処分内容を知ると上記の強調部分が余りにも空しい。植草氏の手鏡問題は一般人にも分かりやすい。しかし大学の中で行われていること、特に研究は専門的であるが故に世間一般には理解不可能である。だからこそ自己を律するより厳しい戒律が大学に求められるのである。

私が求めるのは件の教授に対する厳しい処分そのものではない。その厳しい処分を当然とする大学の社会的責任を大阪大学が遅まきながらでも自覚することなのである。

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大阪大学医学部論文捏造事件に昔を思う

2006-02-18 11:55:09 | 学問・教育・研究

私が理学部の学生であった頃、遺伝学の講義は医学部の教室であった。遺伝の教授が理学部と医学部を兼任していたからであろう。その頃の遺伝学と云えばいわゆるメンデル遺伝学であり私も1000ページを超える田中義麿著「遺伝学」を『座右の書』としていた。いっぽう世間ではルイセンコ学説とかミチューリン農法とかのソ連直輸入の『反メンデル遺伝学』も喧伝されてイデオロギー合戦も華やかだった頃でもある。

この教授は実験材料に蚕やショウジョウバエを選び、実験手段に生化学的手法を取り入れるなどして遺伝学の実験室レベルでの研究に新機軸を出した方である。助教授も当時封切りされた山本冨士子主演の映画「夜の河」のモデルだとかで、注目を集める研究室であった。この教授は研究の最新結果なども講義で紹介されるものだから学生の間にも人気が高く、その極めつけは金属が髪の毛の色を決めるという説であった。本物ではなかろうが「このマリリンモンローの金髪は・・・」と金髪を手にとって学生に示し、この色は○○○(金属名)があるからだ、と仰る。赤毛は△△△で、と続くのであった。

ところがある日衝撃が走った。この実験がまったくのでっち上げだったというのである。われわれ学生は声を低めて憶測を交わし合った。同級生の一人が卒業実験でその教室に所属しており最も頼りになるニュース源であったが、新入りの学生風情に真相が伝わってくるはずもない。せいぜい分かったことは実験をしていたのは教授、助教授、講師、助手と云った大学の正規の身分でない人で、その人がなんだかおかしくて、ムニャムニャ・・・で終わりであった。

この事件がその当時の新聞に報道されたのかどうか私の記憶にはない。『ハイエナ』のごときマスメディアがまだ存在しなかった頃だから世間で知る人は限られていただろう。この捏造事件がどのように処理されたのか、関係者が処分されるようなことがあったのかどうか、私の記憶には何一つ残っていない。考えてみれば平和な時代であった。

ほぼ半世紀を経て今回の『論文捏造事件』が世間で大きく取り沙汰されるようになった分だけは進歩かとも思うが、大阪大学医学部に平和ぼけというか『社会的責任意識の欠如』が続いていることだけは間違いない。今回の処分を含めた対応がそれを如実に示している。
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国会と大学、ミステリー二題

2006-02-16 20:49:02 | 社会・政治
武部氏側への送金、堀江被告がメールで指示? 民主指摘 (朝日新聞) - goo ニュース

ミステリーの第一はこのニュースである。私が問題にしたいのは『送金』の有無ではなく、このようなメールがどのような経緯で民主党の永田寿康議員の手に渡ったかである。これが業務上のメールかそれともホリエモン氏の個人的なメールかは私には分からない。世間の常識では発信者と受信者が同意すれば公表もあり得るかと思うが、ホリエモン氏が同意しているとは考えにくい。受信者だけが自分の判断で手渡したのだろうか。それとも第三者が勝手に横流ししたのだろうか。いずれにせよ『信書の秘密』が侵されたのは事実のようだ。とすればこれは犯罪ではないのか。

メールの信憑性はどうなのだろう。メールの指示通りに事が運ばれたのであれば当然振り込み口座に記録が残るからそれを検証すればいい。しかしそれは個人が出来ることではない。公権力がそれなりの手続きを経て確認できることである。永田寿康議員はどのようにしてメールの信憑性に確信を持ったのだろう。不透明なことが多すぎる。民主党を貶める巧妙に仕組まれた『罠』の可能性もあるだろうに、そうでないとはどうして云えるのだろう。ホリエモン関連の文書などは検察庁により押収されているのではと思うが、検察庁が何らかの意図で漏洩したのだろうか。まずはメールの出所と信憑性を永田寿康議員が国民に示さなければならない。

ミステリーの第二は次の論文捏造問題である。

学生が2教授を名誉毀損で提訴へ 阪大論文捏造問題 (朝日新聞) - goo ニュース

大阪大医学系研究科はこの問題に関わった教授二名を停職処分にしたそうである。この論文を私は目にしていないので推測するしかないが、停職14日の処分を受けた下村伊一郎教授は論文責任者と報道されているから多分この論文の共著者になっているのであろう。大学自体が『捏造』と判断した論文の責任者の処分がこの程度とは『研究』も甘く見られたものである。とんでもない、この教授のやったことは全世界の研究者に対する重大な背信行為なのである。それがこの程度の処分とは私も開いた口がふさがらない。

この件については改めて大阪大学を厳しく糾弾するが、論文の共著者はその論文に全責任を共有すべきものである。名前を連ねた以上、誰かがデータを捏造した、残りはそれに気付かなかったで済まされる問題ではない。この教授はおそらくこの研究テーマで研究費をどこからか獲得したのであろう。実験も含めて論文を仕上げる過程には研究者としての実質的な寄与をすることなく、『金主』であることを共著者の権利としたのであろう。そうでなければ『捏造』を他人事のように見なすことは断じて出来ない。

大学側から『実行犯』と決めつけられた当の学生がくだんの二教授を名誉毀損で提訴というのもまた大事である。第三者には何が何だかさっぱり分からないので、裁判を通じて実情がつまびらかにされることを私は歓迎する。示談でうやむやにすることだけは避けて欲しいものだ。
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粉飾はマスメディアの常套手段

2006-02-15 16:19:12 | Weblog
ライブドア問題で粉飾決算という言葉が飛び交ったが、『粉飾』はマスメディアの常套手段ではないかと私は思う。

今トリノで行われている冬のオリンピックのことである。あの選手もこの選手もメダル候補、メダルの数も5個とかそれ以上と鳴り物入りで選手団を送り出した。ところがどうだ、出る選手が全員がバタバタ、メダルはまだ一つもない。それを現地から報じるNHKの女性アナウンサーの薄ら笑みを浮かべる表情も白々しい。北朝鮮の女性アナウンサーに及ばなくても少しは深刻な表情を出せないものか。

結果を出せなかった選手を持ち上げるだけ持ち上げたマスメディアのこれまでの報道こそ『粉飾』そのものではないか。毎度のことではあるが国民を欺いた罪は大きい。

それにも増して不甲斐ないのは『メダル選手』を送り出せなかった『選手育成・選出機関』(正式の名称を知らないので)である。結果を出せるベテランなら送り出す意義もあろうが、ベテランは倒れるはその穴を埋める若手選手は育成していないではなんの為の『選手育成・選出機関』だ。その責任者が役員とかコーチとかでトリノにも大勢出かけているのであろうが、どのような面を下げて帰ってくるつもりなのだろう。その責任感の欠如が、むろん本人をも含めてであるが、原田選手の『失格』を生み出したものと云える。彼は切腹ものである。

オリンピック選手は参加に意義があるのではない。メダルを取ってなんぼのもの、国民を興奮させることがその使命である。参加するだけなら自費ですべし。

以上、隠居もハッスルの巻でした。
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昭和天皇は養子を後嗣に考えられたのではない

2006-02-12 11:47:22 | 社会・政治
先ほど(2月12日)のサンデー・プロジェクトで櫻井よしこ氏が昭和天皇が養子の可能性をご下問されたが、それを昭和天皇が男系にこだわられたしるしのように発言していた。この発言の根拠を私は知らないが、「西園寺公望傳」の記述は櫻井氏の発言内容と明らかに食い違っている。

昭和天皇が西園寺に下問した件が次のように出ている。少々長いが引用する。

《第一は皇室典範を改正して皇族に養子の制度を認めることの可否、
 第二は華族階級に逓減主義を取るの可否、
 第三は久邇宮邦英王臣籍降下につきどの爵位が適当か、の三件があげられる。》

そして次の記述が続く。

《邦英王は久邇宮邦彦王の三男なので、臣籍降下にあたっては前例により伯爵になる定めだが、じつは幼少の頃から東伏見宮依仁親王に養育されており、後嗣のいない東伏見宮の祭祀をを継ぐ約束になっていた。皇室典範が皇族に養子を禁じているために法的には養子とはいえないが、実質的には東伏見宮家の養子も同然だったのである。もし養子だと解釈すれば、爵位は伯爵ではなく侯爵が相当になる。東伏見宮妃は侯爵を懇望しており、昭和天皇も皇室典範の遵守と義理の弟である邦英王の個人的利益とを考えあわせて、いささか迷うところがあったのだろう。三月二十六日の皇族会議を前に西園寺の意見を確認しようとして、この下問になったに相違ない。》(「西園寺公望傳」第四巻(岩波書店)202ページ)

昭和天皇はご自分の後嗣のことを考えて『皇族に養子』を西園寺に下問されたのでないことはこれで明らかである。ちなみに邦英王は香淳皇后の弟君、従って昭和天皇にとって義理の弟にあたる。

昭和天皇はあくまでもご自分の直系男子を後嗣に考えておられ、それが『胎中天皇』についてのご下問に繋がったものだろうというのが私の想像である。皇室典範問題については私は櫻井氏の考えに近いが、『養子問題』が論点になることも想定してまず事実関係の整理をしておく。
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