日々是好日

身辺雑記です。今昔あれこれ思い出の記も。ご用とお急ぎでない方はどうぞ・・・。

なんと卑怯な小池百合子防衛大臣

2007-08-16 15:08:07 | Weblog
防衛省の事務次官人事がマスメディアを賑わしている。

SANNSUPO.COMによると防衛次官人事問題とは

《小池防衛相が守屋次官を9月1日付で退任させ、後任に警察庁出身の西川官房長をあてる人事方針を決断。今月6日に安倍首相にこの方針を伝え、7日に報じられた。守屋氏は事前に知らされていなかったことや、警察庁出身者が後任であることに強く反発。西川氏に「恥を知れ」などと怒鳴りつけた。 省庁幹部人事は正副官房長官の人事検討会議を経て決定するのが慣例で、手続きを無視された形の塩崎官房長官も小池氏に不快感をあらわに。13日には小池氏と守屋氏が代わる代わる首相官邸を訪れ、安倍首相や塩崎氏と会談する事態に。14日に小池氏と守屋氏が会談したが物別れとなっていた。小池氏は15日の閣議での決定を目指したが、内閣改造後に先送りされた。》(2007年08月16日 更新)

これも『バトル』のせいなのか、この「サンケイスポーツ」に加えて「日刊スポーツ」、「スポーツニッポン」、「スポーツ報知」などスポーツ紙のハッスルぶりが目立つ。そのなかに面白い記事があった。

改造間近の死に体安倍内閣で生き残れるのかどうか定かでもない小池防衛相が、なぜこの時期に次官人事を急ぐのか私には不可解であった。ところが「スポーツ報知」の報じる小池防衛相と沖縄県側の『密約説』に、なるほど、と頷いたのである。従来から守屋武昌防衛事務次官と沖縄県側の間に普天間飛行場の移設問題を巡って対立があったのに対して、小池大臣が守谷次官の更迭と引き替えに、沖縄県側に理解(=譲歩、私見)を求めるという筋書きがあったというのだ。8月7日に小池大臣が守谷次官に退任を通告し、なにやら事務的な手続きをして直ちに訪米、8日には米国ゲーツ国防長官に移設進展を報告、歓待を受けたというのだから、話はピッタリ納まる。これが国益に適ったことなのかどうかは別にしてなかなか面白い。

それにしてもそうと決めたら決めたで小池大臣は真っ先に守谷次官に面と向かってクビを申し渡すべきだった。それをせずに逃げた小池防衛相は臆病というのでなければ卑怯である。