日々是好日

身辺雑記です。今昔あれこれ思い出の記も。ご用とお急ぎでない方はどうぞ・・・。

見応えのある柳本ジャパン

2007-08-12 10:12:29 | Weblog
いい試合を見せて貰った。日本女子バレー、柳本ジャパンとキューバの試合である。第5セットまで持ち込み最後は1点差まで攻め込んだが逃げ切られての惜敗、残念だった。

竹下佳江、高橋みゆき、荒木絵里香、 木村沙織のご常連に久しぶりのご対面、相変わらずの活躍ぶりにパチパチの連発。加えて今日は代表復帰の栗原恵と新加入庄司夕起のアタックが光っていた。ゆっくりとしたテンポではあるが選手の新陳代謝が進んでいるように感じた。

素顔の彼女たちの美しいこと、まさに大和撫子である。男が化粧せずに過ごしているように、内面の美が滲み出てくる年齢に達した女性もお化粧をやめたらいいのにな、と余計なことを思った。

ボールの動きは上からのカメラで見た方が遙かによく分かるし、ゲームをより面白く楽しめる。全体の局面とボールの動きが同時に見られるような撮影法を工夫して欲しいものである。注文といえば相変わらず喧しい応援団、マイクでがなり立てるし太鼓?をガンガン鳴らす。何とかならないものか、せめて肉声だけの応援になって欲しい。相手チームに対してフェアでないと思う。

と、ここまでは8月5日に書いていた。そして夕べ(8月11日)の対オランダがまたよかった。結果は3:2で敗れたが、第2セットでは追いついてからデュースに持ち込み、抜きつ抜かれつを繰り返しながらも28:26でセットをものにした。また第4セットでも同じような経過をたどり27:25でセットを取った。これには感動! 最後のセットでも簡単に逃げ切りを許さず15:11まで追い上げての惜敗だった。

オランダの高いブロックが日本には文字通り高い壁だった。それにオランダがよくボールを拾っていた。ブロックの隙間を狙って日本が叩き込むのだが、そこにちゃんとオランダのレシーバーが待ちかまえているのだからすぐに拾われる、そんな感じだった。しかしオランダがブロックを作るまでの速攻攻撃はかなり功を奏していた。ところがテレビで観てそこでクイック!と叫んでいるのに、日本側が悠長にボールを高くトスしている場面が多くてイライラすることもあった。高いブロックを切り崩す新戦術をなんとか開発して欲しいものだ。

拾うと云えば日本もリベロの佐野優子がよくボールに食らいついているのが印象的だった。庄司夕起とともにこれからの活躍が楽しみである。

今朝の朝日朝刊がこの試合の以下のように報じている。報道記事の見本のような書きぶりではあるが、味も素っ気もない。



その面積は12×3.4=40.8平方センチ。これに対して高校野球の記事は7ページで38×34=1292平方センチ、8ページで28×34=952平方センチ、9ページがまた1292平方センチで合計3536平方センチ。単純計算ではあるが女子バレーの記事はその1.2%に過ぎない。朝日新聞による高校野球の商業利用にまた食いつきたくなった。

今夜は対ブラジル戦。昨日の教訓を生かして勝をつかんで欲しい。