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とくしまマラソン塾

徳島の「走る整体師」がお伝えする、マラソン完走サポートブログ
自分のカラダを上手に効率的に使って、快適ランニング!

母校陸上部でセミナー・第二弾!

2015-08-08 | フォームづくり

8/2は朝イチの飛行機に飛び乗って、いざ鎌倉へ~

前回母校陸上部でのセミナーが生徒達から好評たったということで、第2弾セミナーを開催!

第一次夏合宿を一日早く切り上げて、僕の東京出張の日程に合わせてくれました。

今回はトレーニング&走り方の実践編。

お伝えした内容は、

・正しいフォームを維持する体幹トレーニング:3種
・ランナー向けの腕立てふせ、腹筋、注意点

<走りの意識の仕方>

・正しいカラダの軸でスムーズに体重移動をしていく
・坐骨とカカトの意識の仕方
・フラット着地を意識して走る
・中指で蹴る
・腕ふりの意識
・上腕を内側に捻らない、上腕の意識
・視線:視野について
・自分の走るリズムを知る

高校生のアスリートは感覚がいいので反応もばっちりでした。

こうして身体操作の感覚、方法の質を高めていってもらえればと思います。

そして日常生活でのカラダの意識づくりについて

~足の感覚を敏感にする

・五本指ソックス
・ビーチサンダル
・コンバース オールスター
・正しいカラダの軸を常に意識する
・坐骨とカカトを常に意識して歩く

そして最後に秋の駅伝に向けて

~成長を楽しむ

・成功を目指すのではなく、成長を目指す!
~1日1%の成長
・自分越え
~昨日より今日、今日より明日、今の自分を越えていこう!

日々の成長を楽しんで、秋の駅伝に向けて頑張っていってもらえればと思います。

ありがとうございました~m(__)m


「最小のエネルギーで、最大の運動を生み出すカラダを創る!」

徳島の整体院 くすコンディショニング
http://www.kusu-con.com/

TEL 088-672-1648
受付:10時~20時・不定休


徳島大学マラソン講座~今季二回目の担当講義

2014-11-09 | フォームづくり
昨日は今年度2回目の徳島大学でのマラソン講座の講師担当の日でした。

お伝えしたのは、

・腰痛のセルフケア
・膝痛のセルフケア

そして走る前の準備、カラダづくりとして、

・背骨の動きをつくるエクササイズ
・足関節を正しく使うエクササイズ
・中指を○○
・体幹の動き・カラダの軸をつくるエクササイズ
・四股踏みエクササイズ
・膝の正しい動きをつくるフロントランジ
・立位の体幹トレーニング
・モモあげ・位置づくり
・坐骨とカカトの意識
・腕ふりの意識

などをお伝えさせていただきました。





講義の後は中央公園での練習会にも参加。
いろいろな方と話をしながら10キロのランニング。



今朝20キロを走っていたので、1日の走行距離がこれで30キロに。
いい練習になりました。

ありがとうございました~


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徳島大学マラソン講座・2014年第一回目の担当講義

2014-07-08 | フォームづくり
7/5(土)の午後からは、昨年より講師をさせてもらっている徳島大学でのマラソン講座の講義でした。



今回お伝えしたのは前半は「背骨」、後半は「足」についてでした。

お伝えした内容を箇条書きにすると、

●「背骨」
・背筋を伸ばす、胸を張る×
・正しい背骨のS字をつくる○
・24個の背骨の柔らかさを均一にすることが大切
・背骨の動きをつくる、4つん這いポーズ
・背骨の動きをつくる、座位
・ストレッチよりも動きをつくることが大切
・体幹の動き、カラダの軸をつくるエクササイズ

●「足」
・足の骨の数は28個(カラダ全部で208個、足だけで1/4)
・第2~第4中足骨が内旋してくる
・足の骨を締めるセルフケア
・靴ひもの正しい通し方
・親指の使いすぎ×
・小指から始動する○
・足関節を正しく使うエクササイズ
・中指をしっかりと使えるようにする
・中指で踏ん張れる立ちかたをつくる
・靴ひもの締め方

以上の事項を事前にしっかりと準備して、走るときはフラット着地を意識して走っていく。

といった内容のものでした。

それぞれビフォー・アフターで体感もしてもらったので、違いがよくわかったかと思います。

2時間の講義の後は徳島城公園での練習会にも参加させてもらいました。



お疲れさまでした~

講義の中でお伝えした正しい靴ひもの通し方は写真をアップしておきます。



穴は上から下、交差したひもは内から外が上になります。

<受講された皆さんへ>

ぜひ今回お伝えした内容は友人知人のランナーの方にもお伝えください。インプットしたものはアウトプットするとさらに理解が深まります。

そのときには整体院くすコンディショニングの宣伝も一緒にしてもらえると、僕はものすごく喜びます!(笑)

よろしくお願いします。


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股関節のスムーズな回転で走っていく ・その3

2014-04-16 | フォームづくり
「股関節のスムーズな回転で走っていく」の3回目です。

以前の記事はこちらです。
股関節のスムーズな回転で走っていく
股関節のスムーズな回転で走っていく・その2

股関節のスムーズな回転で走っていくためには、もも上げの方向性が大事になってきます。

カラダの正面に上げるもも上げ、実はこの動きは正しい方向性ではありません。

× 間違ったもも上げ



正しいもも上げは、少しカラダの外側に向かって上がります。

○ 正しいもも上げ



比べてみるとわかりますが、カラダの正面に上げるもも上げよりも、少し外側へと上げるもも上げの方が、スムーズな動きだと感じるはずです。

その証明が、こちらの100mのトップアスリートの写真です。



バランスを崩してしまっている選手以外、皆すべてもも上げの位置は外側になっています。

股関節をスムーズに、というよりは高速に回転させて走っていくためには、もも上げは外側に向かって上がります。

一般の市民ランナーレベルのマラソンでは、ここまでももを上げて走ることはありませんが、動きの方向性としては同じです。

特に女性ランナーの方は膝と膝とがシャカシャカとこすれて、内股で走っている方を多く見かけます。

このような走り方では、股関節をスムーズに動かして走ることは出来ません。

正しいもも上げの方向性をつくるには、下記の方法を試してみてください。

1.両肘をカラダの横にピタリとくっつけて、手のひらを下に向けて平行にします。
2.そのまま少し手のひらを下に下げます。
3.その手のひらにももが当たるように、もも上げをしていきます。



これが正しいもも上げの方向性です。
着地するつま先も内股にならず、自然と外側を向きます。

このもも上げの方向性で走っていきます。

最初はすごくガニ股になったような感じがすると思います。特に女性の方。
しかしこれが正しい方向性です。

こうすることで、股関節をスムーズに回転させて走っていけます。

ぜひ試してみてください。


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股関節のスムーズな回転で走っていく ・その2

2014-04-08 | フォームづくり

通常足の着地は、フラット走法でもカカトの外側から着地します。
(*フォアフットで走る人は小指の付け根側から着地します)

これは股関節が骨盤の横側に球関節としてはまっているからです。



歩行時においても同じで、正しい歩行の動きを「あおり歩行」といいます。

【あおり歩行】とは、、、

踵の外側が接地し、次に小指の付け根(小趾球部)、拇指の付け根(拇趾球部)、中足趾節関節(MP関節)を屈曲しながら、拇指、示指、中指の足指で蹴り出す。

3D的に見ると、まるで足はボールのように転がっているだけです。
その連続運動は、らせんの動きとして脚に伝わり、両足のらせんは骨盤で1本にまとまり、二重らせん構造でバランスを保つ。

手をボールの上において、この【あおり歩行】してみると、そのように動きます。

この【あおり歩行】が一番最小のエネルギーで長時間の歩行を可能にしている、効率がよい歩き方です。

楽な立ち方は少し外側をむける外旋。自分からみて、逆ハの字。



ということは、上記画像左でよく解説されますが、現実は右ですよね。

<人間は考える足である。足半屋のブログ> より抜粋

正しい足の動きをつくっていくと、股関節がスムーズに回転して最小のエネルギーで、効率よく走っていくことが出来ます。

以下の足首の動きをシューズを履く前に実施してみてください。

足首の曲げ伸ばし運動を、足を外側に傾けながら小指からの主動で動かしていきます。

これを実施することで、ランニング時においてあおり歩行と同じ正しい足の動きが出来るようになり、股関節をスムーズに回転させて走っていけるようになります。





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股関節のスムーズな回転で走っていく

2014-03-18 | フォームづくり
最近意識して走っている、「股関節のスムーズな回転」についてです。

まだレースで結果を出せてはいませんが、これを普段の練習で意識して走ると、20キロジョグのペースがキロ5:20→4:50へと自然にアップするようになりました。

股関節のスムーズな回転を意識する前に、「股関節の正確な位置」について確認しておきます。

股関節とは脚の付け根の外側の出っ張り部分、「大転子」の奥にあります。



股関節は球関節で、ほぼ球形の脚の骨、大腿骨が、骨盤の横の丸いくぼみ、寛骨臼にはまり込んでいます。

球状なので動作の軸が多彩で、人体の関節の中で最も大きな可動域があります。

この球関節の股関節をスムーズに回転させていく、そんなイメージで走っていきます。

そのイメージとは、昔よく観たアニメのこんな感じです。





股関節を車軸として、自転車をこぐように脚を回転させるイメージで走っていきます。

<つづく>


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きびす(踵)をつよく踏むべし~実践ワーク

2013-07-06 | フォームづくり

剣豪宮本武蔵の「五輪書」の中に、

「足つかひの事:
足のはこびやうの事、つまさきを少うけて、きびすをつよく踏むべし」

とあります。

「きびす」とは「踵(かかと)」のことです。

武道では、つま先で蹴って歩きだすとどうしても予備動作が必要となり、相手に察知されてしまうので、避けなければならない。踵で歩をすすめると、自分の体の倒れるときの重力を使って進むので、予備動作がなく相手は対処が難しくなる。また地球が引っ張ってくれる力を使うので、力が出るし、疲れもでないのです。
佐々木合気道研究所~合気道を科学する~「踵」より引用)

以前このブログでも「カカトから押し出して走る」
という記事を書きました。

・カカトから押し出して走る-1
・カカトから押し出して走る-2
・カカトから押し出して走る-3

僕の中での効率的な走り方としても、
つま先ではなく「踵」を上手く使うことがとても大切だと考えています。

外反母趾、足底筋、足の甲、膝を痛めてしまうという人の走り方は、
たいていが必要以上につま先(拇趾球)を使いすぎてしまっていると思われます。

そのためにも「きびす(踵)をつよく踏む」、
踵を上手く使って走っていくことが大切です。

それを実践するためのワークをお伝えします。

①まずは踵をつけてつま先を30度に開いて立ちます。
軸(重心)はくるぶしの上、骨盤をくるぶしの上にセットします。

②両手を腰に添えて、そのまま軽く屈伸を数回おこないます。
そのままスッと立つと骨盤がくるぶしの上にセットされます。

③それから片足を一歩前に出します。
前後のくるぶしに骨盤をのせるように体重移動を何度か繰り返します。
前の足に体重移動したときは後ろの足の踵が浮き、
後ろの足に体重移動したときは前の足のつま先が浮きます。

④前への体重移動で後ろ足の踵が地面から離れる瞬間、
踵を強く踏んで、踵からの押し出しで前への体重移動に勢いをつけてあげます。
この踵での押し出しによる体重移動を何度か繰り返します。

⑤反対側の足も同じようにしておこなってください。

こうして「きびす(踵)をつよく踏む」という踵の使い方を
カラダにインプットさせていきます。

走る時のアクセントはつま先(拇趾球)ではなく、
踵が地面から離れる瞬間です。

走る前にこのワークをおこなうことで、
踵が上手く使って走れるように自然となっていきます。

ぜひ試してみてください。

 

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走りながらカラダの軸を矯正する

2013-03-19 | フォームづくり
走る前のカラダの軸をつくるのには、
こちらのエクササイズを参考にしてください。

「体幹の動き・カラダの軸をつくるエクササイズ」

しかし走っている途中にも、
疲れてくるなどしてカラダの軸が崩れてきます。

そんな時、走りながらでも崩れたカラダの軸を
矯正する方法をお伝えします。


<骨盤の位置をつくる:手を腰にランランラン!>

①走りながら両腰に手をあてて、腕の重みを腰にぐっとかけます。

②重みのかかった骨盤が踏み出した足のくるぶしの上に
 真っ直ぐに乗っけていくようにして走っていきます。

*腕の重みをしっかりとかけるところがミソです。

*反り腰や腰が引けた状態では、
 腕の重みの負担が大きくなってしまいます。

*腰に腕の重みをかけることで、
 自然と正しいカラダの軸がつくられていきます。


<頭の位置をつくる:上を向いて走ろう!>

①アゴをあげてしっかりと空を見上げます。

②その状態からスッとアゴを引いて戻します。
 そうすることで、頭の位置が首の真ん中に自然と乗ります。

*「前へ、前へ」と気持ちばかりがあせると、
 頭の位置が前方にいってしまいます。

*また疲れて腰が引けてくると、
 バランスをとるために頭の位置が前方にいきます。

これらを「空を見上げる」という動作で、
頭の位置を戻すことで解消していきます。


この2つの動作をおこなうことで崩れた軸が修正され、
走りのフォームも安定していきます。

走行中、カラダの軸、フォームが崩れてきたなと思ったら、

1.手を腰にランランラン!

2・上を向いて走ろう!

この2つを思い出してみてください。


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重力に抗わない・体重移動で走る

2013-03-11 | フォームづくり
ランニングのフォームは人それぞれです。

一流のプロ野球のピッチャーやバッターでも、
それぞれの特徴あるフォームをしています。

すべての人が同じフォームで走る必要はありません。

それぞれ自分の走りやすいフォームを身に着けていく、
見つけていけばいいのです。

特に30代以降の市民ランナーの方は
学生ランナーのように筋肉を鍛えて走っていくのではなく、

今ある自分のカラダを効率的に動かせるような
意識の仕方を身に着けていくことが大切だと思っています。

そのひとつの意識の仕方が、

「重力に抗わない(あらがわない)・体重移動で走る」

とういう意識の仕方です。

次のワークをおこなってみてください。

1.軸をつくる

①まずは両腰に手をあてて、腕の重みを腰にかけます。

②骨盤をくるぶしの上の位置にあわせ、軽く屈伸を数回おこないます。

③そのままスッと立った状態、
 骨盤がくるぶしの上に自然に乗っている軸をつくります。

④その軸のまま、くるぶしの下を中心点として足踏みをします。
 足裏全体で足踏みする感覚をつくります。

こうして重力に抗わない軸をつくります。

後は体重移動をしながら歩いていきます。

2.体重移動で歩いていく

①踏み出した足のくるぶしに、骨盤をのっけていきます。

②その繰り返しで歩いていきます。

③こうして体重移動で歩いていく意識をつくっていきます。

3.体重移動で走っていく

①体重移動で歩く意識が出来てきたら、
 そのままの軸でカラダ全体を少し前掲させます。

②そうして倒れる力、重力を利用しながら、歩くと同じように
 踏み出した足のくるぶしに、骨盤をのっけていくように走っていきます。

この一連の動作を両腰に手をあてたまま、
腕の重みをかけた状態で繰り返してみてください。

こうして「立つ、歩く、走る」の一連の動作が、
スムーズにおこなえるようになるまで繰り返します。

こうして「重力に抗わない・体重移動で走る」
自分のカラダを効率的に動かせる意識の仕方を身に着けていきます。

文章にして書くと難しいですが、
当院では市民ランナーの方には整体の施術だけでなく、
こうした「立つ、歩く、走る」のカラダの意識の仕方もお伝えしています。

筋肉を鍛えてエンジン出力を高めていくのではなく、
自分のカラダを効率的に動かして燃費よく走っていく、
そんな身体操作、意識の仕方をお伝えさせていただきます。

とくしまマラソンまであと1ヶ月あまり。

くすコンディショニングはこの3月、4月、
市民ランナーの方を全力でサポートしていきます。

どうぞお気軽にご相談ください。


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股関節がタイヤ、背骨がサスペンション

2012-10-05 | フォームづくり
前回のブログ、
「股関節の回転、二軸を意識して走る」で、

骨盤の横の股関節が回転軸、
自動車に例えると骨盤の横にタイヤがあって、
その車軸が股関節。
走る時のイメージは、
左右のお尻の横がタイヤで
それを回転させるようなイメージで走っていく。

と書きました。

そして次にイメージするのが、

「股関節がタイヤ、背骨がサスペンション」

というイメージです。



お尻の横の股関節がタイヤなので、
その回転をスムーズにさせるためには
その上の背骨の部分がサスペンションの役目をしてくれます。

脚の動きをサポートしてくれるのが、
体幹部分(胴体)の「反る・丸める」という動きです。

歩く、走る、蹴る、ジャンプするなどの動きを
しなやかにサポートしてくれるのが、
この「反る・丸める」という動きなのです。

幅跳びを跳ぶ、ボールを蹴る、などの動きをイメージすると
わかりやすいかと思います。

女子マラソンの世界記録保持者、イギリスのラドクリフ選手の走法などは
この「反る・丸める」の動きを大きく使ったフォームになっています。

動きの大きい小さいの個人差はありますが、
走る時には必ずこの「反る・丸める」の動きが必用となります。

そして脚の動きをサポートするだけでなく、
衝撃を吸収するクッションの役目もはたしてくれます。

ですから上体を脱力させて背骨をサスペンションのイメージで
走っていくことが大切です。

逆に、「背筋を伸ばす・胸を張る」というイメージでは
「反る・丸める」というサスペンションの動きを妨げてしまいます。

「気をつけ」の姿勢からくるこのイメージは
カラダを緊張させてしまからです。

「気をつけ」の姿勢は元々軍隊の姿勢動作で、
カラダを緊張させることを目的におこなわれます。

「気をつけ、休め」という号令があるくらいですから(笑)

「背筋を伸ばす・胸を張る」という意識ではなく、

「反る・丸める」という動きがスムーズにつくれるように
背骨部分をサスペンションのイメージで走ります。


こうすることで上体が脱力したしなやかな走りが
できてくるかと思います。


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股関節の回転、二軸を意識して走る

2012-09-28 | フォームづくり
股関節というと、「股間」とういイメージからか、
脚の付け根あたりだと勘違いしている人が多くおられます。

しかし人のカラダはマネキン人形とは違うので、
そんなところに関節は存在しません。

股関節はお尻の横の奥側にあります。

赤ちゃんをイメージするとわかると思います。
脚がお尻の横から生えているようになっているはずです。



股関節は球関節で脚の骨の大腿骨の丸い骨頭が、
骨盤の寛骨臼といいうところにに組み合わさってできています。

ですから走る時の脚を回転させる動きの軸はここになります。

骨盤の横の股関節が回転軸です。

自動車に例えると骨盤の横にタイヤがあって、
その車軸が股関節になります。

そこで走る時のイメージとしては、

左右のお尻の横がタイヤ、
それを回転させるように二軸を意識して走っていきます。


足先や膝ではなく、脚の根本である骨盤横の股関節、
そこを回転させていくイメージです。

股関節は左右両側にあるので、
自然と2軸の意識となります。

自転車を漕ぐように回転させる動きで、
お尻の横にタイヤがあるように股関節を回転させていきます。

こうすることで、
カラダの軸が安定したブレない走り、
無駄な力を使わない効率的な走りが出来てくると思います。

「股関節の回転、二軸を意識して走る」

意識しながら走ってみてください。


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着地のフォーム改造はリスクが高い

2012-09-14 | フォームづくり
この夏のロンドンオリンピックに関連したスポーツ番組の影響で、
ケニア勢ランナーのフォアフット(つま先着地)の走りをマネして
故障してしまったランナーの方がここ最近多いです。

足先だけでフォームを変えようとすると
故障するリスクが高まるので注意が必要です!

テニスやボーリングなどでも経験したことがあるかと思いますが、
小手先だけを使ってボールを操作しようとすると、
手首やヒジに負担がかかって痛めてしまうことがあります。

ランニングも同じで、
今までカカトから着地していたフォームを
つま先着地へと足先だけで変更するのは非常に危険です。

故障するリスクが高まります。

カラダの軸や走り方のバランスによって、
カカト着地が向いているフォーム、
つま先着地が向いているフォームがあります。

ケニア勢のフォームがつま先着地だからといって、
それがすべての方にとっての正解のフォーム
というわけではありません。

急に日本人がケニア人にはなれないのです(笑)

足先の着地は地面の形状やスピードなどによって
自然にまかせて走るほうがいいと思います。

それよりもフォームを意識する場合は
体幹部分に着目して走っていきましょう!


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広島から女性ランナーの方が当院へ

2012-08-21 | フォームづくり
久しぶりに遠方からのお客さん。
広島から女性ランナーの方が当院へ来られました。



暑い中、外でのランニングのアドバイスも実施。
もう暑い、そして気持ちも熱かったです!

以前、北陸の駅伝強豪校の選手が監督に連れられて来たことが
ありましたが、(県外の駅伝強豪校から
それに次ぐ遠さです。

今年のあの暴風雨の中でのとくしまマラソンで初マラソンを体験。
徳島が嫌いになりそうだったとのことですが、
このブログを通じて当院に来てくれました。

整体の施術とマラソン個人レッスンの2本立てコース。

まずは全身整体でカラダの緊張をほぐしてバランスを調整。

その後は、

①姿勢のつくり方
②体幹の動き・カラダの軸のつくり方
③体重移動の基本
④ランニング・レッスン

と進んでいきました。

ヨガをやられていてカラダの柔らかい方でしたが、
そういった方に多く見られる

・カラダを反らしすぎた姿勢(過伸展)
・前方重心による外反母趾ぎみな足

という特徴もありました。

そこで下記のような内容をお伝えしていく。

1.立ち方・姿勢
・胸は張らない、背筋は伸ばさない。
・背中を丸くして、呼吸が楽な姿勢にする。
・くるぶしの上に骨盤のせる(→お尻が後ろ)。
・座っている時は手を頭の後ろで組んで力比べをする。
・人差し指を唇の下にあてて胸に手をつける(→頭が後ろ)。

2.体幹の動き・カラダの軸をつくるエクササイズ
・下記の動画をランニング前の準備運動として実施してもらう。
 *体幹の動き・カラダの軸をつくるエクササイズ

3.ランニング
・基本は踏み出した足のくるぶしにおへそをのっけていく、という体重移動を意識する。
・カラダ全体を少しだけ前傾させる。倒れる力、重力も味方にする。
・ペースアップするときは、カカトからの押し出し、腕ふりも押し進むように意識する。
・疲れてきたら腕ふりを内回しに回すように振って、肩甲骨の動きに骨盤を連動させる。

お昼過ぎの一番暑い頃に2キロ程一緒に走ってみましたが、
普段よりも楽にいいペースで走れたようでした。

意識が変わればカラダ、そして動きが変わります。

以上のことを意識ながらランニングをこれからも
楽しんでいってもらえればと思います。

ありがとうございました。


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カカトから押し出して走る-3

2012-03-29 | フォームづくり
「カカトから押し出して走るー2」の続きです。

最近の自分の走っている時の
「カカトから押し出す走り」の感覚、意識の仕方です。

フルマラソンでの走り方には

①30キロまでの脚に負担をかけない走り
②30キロ~37キロの攻めの走り
③37キロからラスト5キロの腕振りとピッチでリズムを維持していく走り

と、自分の中では3つの走り方を意識しています。

その中の、①30キロまでの脚に負担をかけない走り、とは、

「カカトから押し出して、足を抜いていく」、

という感覚で走ります。

カカトから押し出す瞬間というのは、
後ろの足が足裏全体で地面に接地していた状態から
カカトが離れる瞬間です。

このカカトが離れる瞬間に、
「ギュンッ」という感覚で押し出します。

力を入れるのはこの瞬間だけです。

後はそのままの惰性で足を抜いていく感覚で走ります。

拇指球で「蹴る」のではなく、「抜く」感覚です。

こうすることで、
余計な力を使うことなく負担もかけることもなく、
効率的に走ることが出来ます。

しかも普段のスピードも維持したまま走れます。

この「カカトから押し出して、足を抜いていく」、
意識づくりの練習の仕方としては、

①カカトから押し出す
②足を抜く

の2つをそれぞれ分けて練習します。

①カカトから押し出す
つま先を浮かしてカカトだけで接地した状態で、
歩く、走るなどをしてカカトから押し出す感覚をつかむ。

②足を抜く
足裏全体でフラットに接地した状態から
足首を固定したまま足をスッと抜く感覚で上げていく。
こ感覚で歩く、走るを繰り返す。

こうして2つの感覚をつかんでから走ると、
「カカトから押し出して、足を抜いていく」
という走り方も意識しやすくなるかと思います。


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カカトから押し出して走る-2

2011-05-25 | フォームづくり

前回の「カカトから押し出して走るー1」の続きです。

まずはカカトから押し出すカラダの使い方が、
非常に安定して効率的に力を使えるということを体感します。

1.つま先歩きとカカト歩き
カカトを浮かしてつま先だけでゆっくりと歩いてみる。
次につま先を浮かしてカカトだけでゆっくりと歩いてみる。
カカトで歩く方が足首が安定してしっかりと歩けることを実感する。

2.イスからの立ち上がり
イスに座って、カカトを浮かしてつま先だけで立ち上がる。
次につま先を浮かしてカカトだけで立ち上がる。
カカトで立ち上がる方が無理なくスッと立ち上がれることを実感する。

3.「蹴る」と「押し出す」の感覚の違い
脚を前後に開いて立ち、アキレス腱を伸ばす準備運動のような姿勢をつくる。
その姿勢から後ろの足を拇指球(親指の付け根)で蹴って前に踏み出してみる。
次に同じ姿勢から今度はカカトで押し出すようにして前に踏み出してみる。
カカトから押し出した方が力がしっかりと伝わり、大きく踏み出せることを実感する。

ここまでの3つの動きを体感しただけでも、
カカトから押し出すカラダの使い方が、非常に安定して効率的に
力を使えるということを実感してもらえると思います。

次にカカトから押し出した歩き方を体得していきます。

1.足踏みをする。
まずは足裏全体で接地するように足踏みをします。

2.フラット着地で歩く。
その足踏みの状態から足裏全体でフラットに着地して歩きます。
この時、力のベクトルは真下(↓)に向かっていることを実感します。

3.真下(↓)から前(→)へとカカトで押し出す。
次にそのままの歩きから足裏が接地した瞬間に、
カカトで押し出す意識をして歩きます。
力のベクトルを真下(↓)から前(→)へと移行させます。
この時足はすり足ぎみで、足首を使わずに固定した状態で歩きます。

普通に歩くよりも楽にスピードが上がり、歩幅も自然と大きくなって
歩けることが実感出来ると思います。

カカトから押し出すときの自分の中での感覚は、
「ギュンッ、ギュンッ」と押し進んでいくような感じになります。

このカカトで押し進む感覚で走ってみます。

1.フラット着地で走る
まずはフラット着地で走ります。
この時も力のベクトルは真下(↓)に向かっていることを実感します。

2.真下(↓)から前(→)へとカカトで押し出して走る。
次にフラットで着地した瞬間に、カカトから押し出す意識をして走ります。
力のベクトルを真下(↓)から前(→)へと移行させます。
この時も足はすり足ぎみで、足首を使わずに固定した状態で走ります。

3.腕振りも押し出す意識で振る。
腕振りも引く意識から、押し出す意識で振ります。
腕振り自体のフォームは変わりませんが、意識だけを変えます。
カカトで押す瞬間に、同じ側の腕を押し出すようにして振ります。
こうすることで、足と腕の押し出す動きが連動して意識出来ます。

ちなみに腕を引く意識で振ると、足は蹴る動きに連動してしまいます。

人の足の動きは本来カカトの外側が接地して、小指の付け根(小趾球)、
そして親指の付け根(拇趾球)から蹴り出すようにして動いていきます。
その動きはまるでボールが転がるように動いていきます。

これはカカト着地の走り方だけではなく、フラット着地の走り方でも一緒です。
程度の違いはあっても連続写真などでみると同じ動きをしています。

そして多くの人が、親指の付け根(拇趾球)から蹴り出す瞬間に力を入れて
歩いたり走ったりしています。

この拇指球に過剰な力が捻じれてかかりすぎた結果、
カラダは外反母趾という構造変化を起こしてしまうのです。

ランナーの方にもこの外反母趾の方、またはそれになりかけの方が多くいらっしゃいます。
ほとんどの方が、拇指球に力をかけすぎてしまったカラダの使い方をしているのです。

カカトから押し出す歩き方、走り方にすると、
拇指球に力を入れて蹴る感覚から、拇指球から足がスッと抜ける感覚へと変わっていきます。
必要以上に拇指球に力をかけることがなく、効率的に歩く、走ることが出来てきます。

カラダを捻る動きも最小限に抑えられるので、着物を着崩れることなく動かせる
日本人本来のカラダの使い方になるのではないかと思います。

すり足ぎみにカカトからギュンッ、ギュンッと押し出して走る。

まだ続きます。

 

 

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