HONK de BONK

鳥の“落し物”が直撃しましたが(泣)鳥には寛容な私です。。。

出発と挑戦

2007-11-14 18:04:30 | David Millar&Saunier


ニューヨーク・タイムズにスリップストリームの記事。一般紙なのでデイヴのこれまでのあらすじなども。

New York Times: Disgraced Rider and New US Team Take the Lead Against Doping

香港で育ったスコットランド人は、2000年のツール・ド・フランスのプロローグでアームストロングを倒し勝利したことで一躍スターダムに。才能ある若者は、かつては理想主義の持ち主だった。チームメイトがコルチゾンを打ったり、冷蔵保存で宅配されたEPOの瓶を受け取っても、クスリの助けはいらないと拒絶した。しかし転落は簡単だった。2001年TdFの山岳ステージでリタイアした夜「準備はできている」とチームに言われた。それが何を意味しているかも理解した。一線を越えたらもう怖くはなかった。検査システムには抜け穴がある。

最後にEPOを使用したのは2003年の世界選TT。汚れた勝利の記念に、2本のEPOの空瓶を本棚に飾った。心のどこかではもう捕まって終わらせたかったのかもしれない。

警察の留置場で過ごした48時間、打ちひしがれつつも冷静だったが、看守の言葉に涙が溢れた。「デイヴィッド、君は本当はいい奴なんだろ。ここは君には相応しくない」。

ドーピングを認め、世界チャンピオンのメダルを返上、2年の出場停止処分を受ける。

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かつての自分がそうだったように、プレッシャーや薬物の誘惑に苦しむ選手を助けたい。

「もうモンスターとはレースをしたくない。僕は良き人達と一緒にレースをしたいんだ。自分もそんな良き人でありたい」

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ジョナサン・ヴォータース監督は、“捕まった、何をやったのか、何故そうさせたのか”を知っているミラーがチームにも自転車競技の世界にも必要だと言う。

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先月、ヴォータース監督はパリで行われたアンチドーピング会議に出席し、各チームに派遣された2名の薬事監視指導官が、選手の部屋・荷物・Eメール、その他ドーピングを示すものがないかをチェックするシステムを提案した。

半数からは拍手が送られたが、半数はプライバシーや人権の侵害だと不満を口にしたそうだ。

(photo: New York Timesより)