HONK de BONK

鳥の“落し物”が直撃しましたが(泣)鳥には寛容な私です。。。

ミラー先生の自転車教室

2007-11-26 21:28:35 | David Millar&Saunier
一度地に落ちて、再び自転車競技と恋に落ちた男が、ちょっと綺麗でちょっと小さな香港みたいなバミューダ(by デイヴ)の子供達を相手に自転車教室。トラックで先頭交代の仕方などの基本練習を教えた。

「子供時代はいろんなスポーツを楽しんでほしい。僕は今、幸運にも自転車競技に愛と情熱を持って携わっている。でもそれは諸刃の刃(やいば)だ。一つのスポーツに打ち込んで、支配されてしまうのはいいことではない」

The Royal Gazette: Millar gives cycling clinics

(photo: The Royal Gazetteより)

ゲント6日間レース 全日程終了

2007-11-26 17:36:24 | bike
ゲント6日間レースは地元の英雄カイゼ&実直ドイツ人バルトコ組の優勝で幕を閉じる。

sporzaに最終日のビデオ2本。カイゼがゴール時に喜びのあまり軽くウイリーするんだけど、それがもう無茶苦茶カッコイイ!! ホレた…(そしてすぐ忘れる) カイゼのお父さん(右)は若そうだなー。う~ん、、、おとうさんも一緒にホレとくか!?(←てきとー)

Keisse wint de Zesdaagse in de ploegkoers(←右上の“video”から。“wedstrijdverslag”がレース、“reactie Keisse”がカイゼのインタヴュー)

ウィギンス ‐ カヴ組は反省した方がいい。調整レースとは言え、金を払って足を運んでいる観客に失礼だ。カヴは浮かない表情だったので、自分の不甲斐なさが応えたでしょう。ベルギーの客は目が肥えている。罵られもしたかも。いくらスターでも、練習を積んでこなきゃ箸にも棒にもかからないということが私もよーく分かりました。この苦い教訓を今後に生かしてね。

≪ゲント6日間レース 最終リザルト≫
1 KEISSE / BARTKO 402ポイント
2 RISI / MARVULLI 407ポイント (1周遅れ)
3 STAM / SLIPPENS 317ポイント (1周遅れ)
4 DE KETELE / VILLA 244ポイント(8周遅れ)
5 BEIKIRCH / MOHS 216ポイント(8周遅れ)
6 MERTENS / MULLER 136ポイント(15周遅れ)
7 ROBERTS / HESTER 203ポイント(24周遅れ)
8 DE FAUW / AESCHBACH 285ポイント(26周遅れ)
9 LAZAR / KANKOVSKY 178ポイント(33周遅れ)
10 WIGGINS / CAVENDISH 172ポイント(39周遅れ)
11 COCQUYT / DENEEF 109ポイント(46周遅れ)
12 STROETINGA / PRONK 136ポイント(48周遅れ)
13 SCHETS / DEPOORTERE 140ポイント(82周遅れ)

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UIVカップの優勝はイギリスのケノー ‐ ブライス組。

≪UIVカップ(U25 若者レース)最終リザルト≫
1. Kenaugh / Blythe 82ポイント
2. Subrt / Mixa 52ポイント
3. Tuytens / Van der Sande 96ポイント (1周遅れ)
4. Morkov / Ranneries 13ポイント (1周遅れ)
5. Marquet / Schibli 41ポイント (2周遅れ)
6. Vlasselaer / Van Immerseel 11ポイント (2周遅れ)
7. Mertens / De Winter 48ポイント (4周遅れ)
8. East / Simes 14ポイント (5周遅れ)
9. De Fauw / Sprengers 8ポイント (11周遅れ)


英国のにーさん達はだらしなかったけど、君らはよく頑張りました。
左: アダム・ブライス、右: ピーター・ケノー共に18歳。


(photos: Yahoo! Sport、ANPより)

道の囚人・板の囚人

2007-11-26 17:29:00 | David Millar&Saunier
2004年のアテネ五輪前、デイヴィッド・ミラーが語った夢。

「イギリスでは自転車競技はマイナー。ツール・ド・フランスでステージ優勝しても、それほど注目されないんだ。でももし僕がオリンピックでロードTTと個人追い抜きで金メダルを獲ったら、自転車競技に国民は興味を持ってくれるかもしれない」

勿論これはコフィディス・アフェア前の発言で、自らこの夢と希望を踏み躙ったのだけど。DMがやらなくともブラッドリー・ウィギンスがアテネで3種目のメダル(金: 個人追い抜き、銀: 団体追い抜き、銅: マディソン)獲得という偉業を成し遂げ、女王様から勲章も授かった。

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2007年、ツール・ド・フランスのオープニングセレモニーで、五輪メダルの威力をひしひしと感じた。ロンドンの観衆はウィギンスの登場に熱狂した。TdFのステージで3勝“も”あげているミラーより。正直、ちょっとした衝撃だった。元ドーパー故の冷遇というのなら、逆に納得するんだけど(苦笑)。そんな前科さえよく知らないんだろう。ミラーに対しては、普通に地元選手への温かい拍手といった感じ。ウィギンスは五輪メダリストというヒーローそのものだった。Nacoさんの記事(2007.11.15 選手とコーヒー & 選手と音楽)にもあるように、北京の結果次第ではナイト爵も夢ではないだろう。

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巷ではウィギンスとカヴェンディッシュがTdFを回避し、北京五輪に集中することが話題に。ウィギンスは“予定通り”だけど、カヴはTdFに後ろ髪を引かれる思いがあるのかな?

mas.ciclismo小ネタ通信: イギリス勢は”ツールより五輪”(レキップ発)
telesport.nl: Wiggins en Cavendish schrappen Tour(オランダ)
BBC SPORT: GB pair ditch Tour for Olympics(イギリスBBC)
Cycling Weekly: WHY OLYMPIC GOLD IS WORTH A CLUTCH OF TOUR STAGES(イギリスCW)

日本人だからよく分かる。オリンピックこそ頂点。世界選手権は10連覇すれば英雄?

CWは相変わらずシニカルな分析。「プロのローディならグランツールが頂点だろ? そりゃトラックの最高峰は4年に1度のオリンピックかもしれないけどさ。小国のトラック選手をこてんぱんにやっつけ、五輪メダリストの看板がそんなに欲しいか? そうさね、TdFは毎年あるさ」とこんな感じで半ば自虐的(苦笑)。

トラックW杯第1戦となるシドニー大会(11/30~12/2)にはなんと400人超の選手が登録。北京五輪の出場枠獲得のためだ。トラックマニア氏のレポートでも、主催者はてんやわんやの状態らしい(デュッセルドルフ通信: ヨーロッパライダーたちも準備万端。ワールドカップシリーズ開幕、まもなく!)。

UCI Track Cycling World Cup - Sydney AUSTRALIA(シドニーW杯公式サイト)
ウィキペディア: 北京オリンピックにおける自転車競技(出場枠etc.)