HONK de BONK

鳥の“落し物”が直撃しましたが(泣)鳥には寛容な私です。。。

My D-Day - Road Worlds Men's Elite ITT - (史上最大の作戦)

2012-10-05 23:59:36 | trip to Limburg 2012
トラックを すまして走る いい男

うーん、定型句(←満足げ)。

トラックを速く・美しく走るキャメロン・マイヤーしか観たことがないから(※ 富士山ステージのことはあまり覚えていない)、アイウエアなし、鼻テープ、今にも泣き出しそうな苦しそうな表情でカウベルフを登ってきた時には、少し動揺した。

スタート台では、バイザーは付いていた。マイヤー兄のスタート台は25:00あたりからたっぷりと~。バイザーをかなぐり捨てるところが見たかったわぁ。

Чемпионат Мира 2012 Мужчины разделка www.worldvelosport.com



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エリート男子個人TTの前日(9月18日)。これでもかってぐらい、ロケハンした。カウベルフの一番キツそうなあたりで、尚且つ死角が少ないところ。アホみたいに行ったり来たり、行ったり来たりして目星をつけた。

で、当日(9月19日)。決戦の日。第1走者のスタートは13時30分だったが、11時前に観戦ポイントに到着。確か、外人墓地(←横浜か)の前。

この日は体調を整えるため、ホテルの食堂で朝食をとった。一人約2000円。内容は悪くはないんだけど、ちょっと高い。マーストリヒトの駅にあるコンビニでは、いれたてコーヒーとクロワッサンで2ユーロ…。結局、ホテルの食堂で朝食を食べたのは2回。そして昼食用に(←身動きが取れないので)、デニッシュや小袋に入った乾パンみたいなのを失敬した。申し訳ありません。


そんな訳で、食堂でだらだらと過ごしたにもかかわらず、本番までえらく時間があった。その間、トイレに行ったり(往復約15分)、シミュレーションしたり。

≪シミュレーション≫
1. まずマイヤー兄の姿が見える。
2. 声が届くまでは、シャッターを切り続ける。
3. 近くなったら、全力で応援。
4. 後姿になったら、見えなくなるまでシャッターを切り続ける。

じっくり考えておかないと、こんな簡単なことが上手く出来ません(涙)。

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まばらだった沿道の客が、だんだんと増え始めた。2時間前あたりから、心のカウントダウンを始め、スタート30分前には心拍数上昇。その第1走者から1時間24分後が、マイヤー兄のスタートなのに。更にそれから1時間弱経たないと、カウベルフにはやってこない。

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そして。。。


きたー!!!!!(↑小さい)


これが私が撮ったマイヤー兄の最大


ああっ、、、行ってしまう。。。


ティージェイ・ヴァンガードレンはこんなによく撮れてます(涙)


私が目で観たマイヤー兄はこの雰囲気が一番近い。

CN: Cameron Meyer (Australia)

≪いぬたろうのお気に入りのいかついふたり≫


よく弾む毬っぽいグラブシュ


人を素手で殺せるタフト


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優勝のトニー・マルティンから2:59.65遅れで16位だったマイヤー兄。表彰台とまではいかなかったが、楽しく、熱い1日だった。

隣にいたリンブルフ州在住のオランダ人夫婦の奥さんに、「あなたはどこから来たの?」と聞かれた。まあ、ワケ分かんないよね。アジア人が白人を応援しているんだから。

「日本です。私は日本人ですが彼の大ファンなので(←横断幕を指さしながら)、応援しました」
「ええっと。キャメロン・マイアーだったかしら?」
「そうです♪」

御主人にも説明していた(苦笑)。きっと将来有望な凄い選手と思ってくれただろう。



Starting List / Liste de départ INDIVIDUAL TIME TRIAL / CONTRE LA MONTRE INDIVIDUELLE MEN ELITE / HOMMES ELITE(スタートリスト)
Results / Résultats Time Trial Elite Men / Contre la montre Hommes Elite(リザルト)

(photos by kumataro & inutaro)