HONK de BONK

鳥の“落し物”が直撃しましたが(泣)鳥には寛容な私です。。。

Rabobank & His Flatmate (ラボバンクと彼のルームメイト)

2012-10-19 23:51:02 | bike
流石に応えた。17年間も自転車競技をサポートしてきた結末がこれなのか。1ヵ月前はこんなことが起ころうとは、夢にも思わなかった。ロード世界選の会場はラボバンクだらけ。

≪ラボバンクのVIPルーム≫
行った訳じゃなくて、隙間から写真を撮っただけですが(苦笑)。看板選手はラース・ボームとテオ・ボス。


トラックスプリンター時代


シクロクロス時代


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ゲートから、バナーから、何だかよく分からない小屋まで、
まさにラボバンクだらけ状態なロード世界選@リンブルフ


タイムトライアルのボーム


ラボバンクハウスだかオランダハウス。
ここのトイレにはお世話になりました。。。


ラボバンクの移動キャッシュディスペンサー。実際にお金をおろしている人もちゃんといた。


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サポートする旨味がなくなった、旨味どころか、マイナス・イメージ、という企業の本音は分かる。

オランダ車連(ナショナルチーム)のサポートは2016年までとは対照的に、プロチームは切り捨てた。古いラボバンクを叩けば、無茶苦茶に埃が出るかもしれないので(危)、その前に撤収なのか。告白ブームだしね…。

USADAのアームストロング事件レポートが、ラボバンク撤退の引き金となってしまった。

あの件がなかったら、こんなことにならなかったのか? 28人の男子プロ選手と、12人の女子選手は路頭に迷う不安に晒されることがなかったのか?

否、また違った形で、自転車競技は闇を深くしていただろう。

でも、ドーピングとは無縁の若いクリーンな選手達がとばっちりを食った。彼らの先はまだ長いのに。

リック・ツァベル(ラボバンク育成チーム)の呟きの、3番目のハッシュタグが救いだ。



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オーストラリアは車連の副会長、スティーブン・ホッジが過去のドーピングを告白し辞任。以前のJスポ(スカイスポーツ時代?)の放送で、度々名前は出ているので、日本ではお馴染みの元・選手だ。遅すぎるよ!との声もある一方、彼は人格者なので、過去の過ちを未来に生かすことは出来ないのかという意見もあった。

Cycling Australia: Stephen Hodge resigns from the Board of Cycling Australia

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ここまで自転車競技がボコボコにされて、痛手を負っても、私は再生に期待しています。ここまで来てしまったからこそ変われるのではないかと。楽しみでさえあるのです。

(photos by kumataro)