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AKI.DAC-U2704用出力フィルタの制作

 現在、音楽を聞くときはPC上のitunesで再生し、外付けスピーカーで聞いている。

 少しでも音が良くならないかと考えPCにUSBインターフェイスのデジタル・アナログコンバーター、秋月電子通商のAKI.DAC-U2704を接続し、確かに音質が改善されたなあと感じていた。

 ソニーのカセットデッキTC-FX606Rの修理が終わったあと録音試験のために使った音源もこのAKI.DACの出力だ。

 「なかなかちゃんと録音している、完全復帰か」と思いながら、Dolby-Bポジションで録音をしてみたら音が大暴れ、録音レベルが大きくふらつくのである。入力レベルをぐっと下げても改善しなかった。ノイズ低減のためのDolby回路が故障だと修理は素人の手に負えない。

TC-FX606RのDolbyスイッチ

 インターネットで色々調べたらAKI.DACには出力フィルターが付いていないので、私の使い方だと44kHzのサンプリング周波数の信号がそのまま出力されているというのだ。

 老人の耳には10kHzも聞こえにくいのだから44kHzが出ていても問題ないと思ったが、もしかするとDolbyロジックは44kHzも聞いていてオーバーレベルになっているかもしれない。

 対策は高周波をカットするフィルターを入れろ、ということで作ったのがこれ。

AKI.DAC-U2704用出力フィルタ

 動作が確認できたので薬の空箱に収納。

AKI.DAC-U2704用出力フィルタ

 Dolby-Bポジションでの録音も問題が無くなった。



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有料大型ゴミ、カセットコンロの不法投棄

 1週間以上ゴミ集積場に転がっているカセットコンロ。



 燃えないゴミの日に出されていたカセットコンロだが、これは危険物扱いで、有料予約制大型ゴミとして捨てるのに500円かかるというのだ。捨てた人が持ち帰る気配もない。

 金槌で叩いて鉄くずにすれば燃えないゴミとして持っていってくれるはず。ボランティア精神でカセットコンロを拾ってきた。

 ばらばらにして、と思ったがちょっと火をつけてみた。



 問題なく動作。セスキと洗剤できれいに洗った。

 「ハードオフに売りに行こ」



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庭の花、2019年4月

 最近少しづつ暖かい日が増えてきた。

 庭の草木も花を咲かせ始めた。

 この時期一番華やかなのが赤星シャクナゲ。

赤星シャクナゲ

 チューリップ。昔はいろいろな色が楽しめたが最近は黄色のみ。

チューリップ

 花蘇芳。本当に細かい花だが色が鮮やかで見栄えがするハナズオウ。

花蘇芳

 去年の新入り、いちじくも実を膨らませ始めた。

イチジクの幼実

 春である。




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映画、バンブルビー

 今年7本目の映画はバンブルビー。

 マイケル・ベイ、スティーヴン・スピルバーグのコンビで制作した2007年に公開された映画、トランスフォーマーの前日譚で、時代設定は1987年。

 オープニングはセイバートロン星での戦闘シーン。トランスフォーマーと言えば5分に一度の大爆発という思い込みがあるから、このシーンは一気にトランスフォーマーの世界に引き込んでくれる。

 戦闘の最中に先遣として地球に送られたB-127、バンブルビー。地球のシーンが始まると一変して穏やかな画面が続いていくが、ディセプティコンが追ってきて、というストーリーだ。

imdb バンブルビーimdb

 この映画の時代設定が1980年代というのが良い。車のラジオから流れてくるのがBon JoviのRunawayだったり、A HaのTake On Meだったりするから私のストライクゾーンに直球で飛び込んでくる楽しい映画だ。

 封切りされた映画を選ぶ時、米国のサイトimdbを参考にすることが多い。アカデミー関係以外、ここで評価の高い映画はジャンルを選べば、私の好みと近いからだ。ところがこのバンブルビー、評価が低いのである。今年見た同じジャンルの映画の評価値と米国での最初の週の興行収入は、

アリータ: バトル・エンジェル 7.6 $28,250
キャプテンマーベル 7.2  $153,433,423
アクアマン 7.2  $72,573,522
バンブルビー 7.0  $21,654,047,
 
 と、評価値はバンブルビーが最下位。そして興行収入も低い。これはマーベルやDCコミックスにはコアなフアンが多いからで、作品の出来とは関係ないと思い込もうとしている。

 このバンブルビー、imdbにはいろいろ書かれている。多くが時代設定関するもの。

 崖でのパーテイでかかっていた曲、 It Takes Twoのリリースは1989年だろうとか、遠景に見えるサンフランシスコのビルは2013年竣工だとか、バンブルビーの潰したコーラ缶のデザインが当時のものではないとか、タッチスクリーンなど無かっただろうとか、かしましい。

 このバンブルビーの続編も検討されているようだ。大いに期待して待つことにしよう。


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積層電池BL-015の代替方法

 昔のラジカセを直したりする時アナログテスターが役に立つ

 我が家では50年ほど前に購入した日置電機のOL-64Dが現役で活躍している。

日置電機 OL-64D

 ただ50年も使っていると問題も発生する。抵抗測定用に内蔵している22.5Vの電池 BL-015が現在では入手ができないのだ。

 BL-015

 この電池がないと10キロオームのレンジが使えないのでこの範囲の抵抗値を測る場合はデジタルテスターを使ってきた。

 ところがこんな記事を発見した。

 22.5V電池の代用 アナログテスター HIOKI OL-64D

 単5乾電池とサイズの近い12V電池2個を、単5乾電池用の電池ボックスに入れてはんだ付けしてしまうというのだ。 これだ、探していたのは。

 近所のDIYで電池ボックスと電池を購入。



 OL-64Dに組み込んだ。

OL-64Dの改造

 無事10キロオームのレンジは使えるようになった。

 ただ、10キロオームのレンジでは24Vがテストリード間に出てくると思うと、真空管時代では問題なかったが、FET時代の部品を壊してしまう可能性もある。テスターのすべての機能が使えるようになったのはめでたいが、レンジ切り替えに細心の注意を払わなくてはならないという面倒くさいことになってしまった。


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本の虫干し、湾岸ミッドナイト

 年に一度の本の虫干しにはこんなものもある。

湾岸ミッドナイト

 湾岸ミッドナイトは1990年台に講談社から出版されたコミックスで、改造車による公道バトルの話だ。

 元暴走族の小佐野さんに「これ面白いっすよ」と言われて買ったのが1999年6月のvol.14。それから大体3ヶ月おきに買い続けた。出てくる車がフェアレディZだったり、サバンナRX-7、インテグラタイプRと波長が合う車出てくるのが楽しみだった。

 出版日を調べその当日に本屋に買いにくほどハマったが、vol.35位から少々ズレを感じるようになってきた。結局vol.40を購入したところで購入をやめてしまった。漫画も卒業し、自分もやっと大人になったのかなあと思っていたが、その後このシリーズはvol.42で終了しているから、やはり最後の方は作者も出版社もあまり力が入っていなかったのかもしれない。

 その後ブックオフで抜けていたvol.1から揃え始め、やっと最後の2冊が我が家にやってきた。1冊100円。

湾岸ミッドナイト

 やはり初期のストーリーは今でも楽しむことができる。カビが生えないようにしっかり日干しをしておこう。

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塩麹抹茶ホワイトチョコパン(2

 ホームベーカリーを買ったら、中に塩麹が入っていた

 塩麹抹茶ホワイトチョコパンを作るときこの麹を使えということらしい。ホームベーカリーMK社のHBS-100Wに付いてきたマニュアルにあったレシピで何度かトライし、やっと安定してパンが膨らんできた。

 問題はドライイースト。マニュアルでは国産のドライイーストを使えということだったが家にあるのはフランスのサフ社の赤。これを使うとたしかに発酵が足りないようなのだ。

 マニュアルにある材料は

 水: 185ml
 塩麹: 15g
 強力粉: 280g
 抹茶: 6g
 砂糖: 12g
 塩: 2g
 バター: 15g
 スキムミルク: 6g
 ドライイースト: 2.4g
 ホワイトチョコチップ: 40g

 であり、粉もドライイーストも国産を使えと指定されている。

 このドライイーストの量、ベーカーズパーセントでいうと0.85と少なめである。これを1.5まで増やし、4gの赤サフドライイーストで二回試作した。粉は「ホームベーカリーでもふっくら」と書いてあった日清製粉のカメリア。

 赤サフドライイーストを2.4gで作った塩麹抹茶ホワイトチョコパン。

塩麹抹茶ホワイトチョコパン

断面。

塩麹抹茶ホワイトチョコパン


 赤サフドライイーストを4gで作った塩麹抹茶ホワイトチョコパン。

塩麹抹茶ホワイトチョコパン

断面。

塩麹抹茶ホワイトチョコパン

 毎朝食べることになったこのパン、材料を放り込んでボタンを押すだけにしては美味しい。コネ用に購入したホームベーカリーだが、この一ヶ月手で成形したパンは焼いていない。

 「水は低きに流れ、人は易きに流れる」が自然な生き方なのだと悟ったのである。

 
 
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本、地層の見方がわかるフィールド図鑑

 日本の地質は世界的にみても非常に特殊らしい。

 例えば「下仁田ジオパークでは2km四方の地層の上下が逆転している」などといわれると素人地質マニアには「はっ??」と言うしか無い。

 そこで図書館で借りてきたのが青木正博、目白邦康著の「地層の見方がわかるフィールド図鑑」だ。



 この本は基本的な地層構造について説明している。したがって日本以外の地形も出ているし、下仁田や城ヶ島のような特殊な例については言及はない。

 地質学者と言うとポケットのたくさんついたチョッキを着てハンマーで石を叩いているという印象がある。



 こんな絵もあって、さらに印象を強くしたのだ。

 100円ショップやホームセンターで岩石標本を手に入れるなど、ユニークなページも有り、実用的で楽しい本だ。

 
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ゴーンとともに去りぬ

 最近、日産のショウルームに元気がない。

 横浜駅からみなとみらい地区へ行くのに日産ビルの二階を通って行くことができる。その二階から一階にあるガラス張りのショールームが見え、プリンス スカイライン 2000GT-Bなどが展示されていようものならエスカレーターを降り一時間も時間を潰してしまうことになる。

プリンス スカイライン 2000GT-B 2011-02


 デルタウイングだとか、

デルタウイング 2013-02

 ダットサン富士号、

ダットサン富士号 2012-03

 シルビア、

シルビア 2012-02

 ダットサン16クーペ 、

ダットサン16クーペ 2011-10

 など、少し前までは、懐かしい車の展示が毎週のように変わってドリームランドのような場所であった。

 ところが最近のショウルームは寂しい。軽自動車が並び、現行車ばかりでディーラーのショウルームのようだ。

日産のショウルーム

 展示に力が入っていなくて、日曜日のお昼時なのに人影はまばらである。

 日産としてはカルロス・ゴーンの影響を早く消し去りたいのだろう、何もかも今までと反対のことをやろうとしているのかもしれない。

 「株価が下がっているのにショールームでお祭り騒ぎなど無用。オフィスフロアに作り変えろ」

 などということになっているのだろうか。横浜のビュースポットが一つ消えてしまった。
 
  Gone with the Ghosn.



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本、絵でわかるプレートテクトニクス

 日本に住んでいると地震や火山噴火などは日常の風景だが、世界的に見ると日本の地質は非常に特殊らしい。

 プレートと呼ばれる地殻が動き続けていて、これらが日本のそばでぶつかり合っているのがこの特殊な地質を作り上げている原因らしい。

 このプレートの動きをプレートテクトニクスと呼んでいて、これを詳しく説明した本がこの是永淳著「絵でわかるプレートテクトニクス」だ。

絵でわかるプレートテクトニクス

 この本、説明の仕方がとても良い。タイトル通り絵を多用していて視覚的にわかりやすいし、根本の理屈を数式でも説明している。

 数式が出てくると、うへっとなるかもしれないが数式を追わなくてもちゃんと理解できるように書かれている。私はと言えば数式部分は片目でちょっと見て、結論の式だけ頭の片隅に記録しておくことにした。

 もっとも「熱伝導の時間スケールは空間スケールの自乗に比例する」の説明に3センチの石ころを温めるのに15分かかると聞くと、だから石焼きうどんは美味しいのだと思考が別の方向に向かってしまう問題はある。

 半分くらい読み進んだところで「地球以外の惑星にもプレートテクトニクスなあるか」などという章が始まると、もうネタ切れでページ稼ぎかと思ってしまったが、ここからが面白い。特に生命環境にプレートテクトニクスが必須であったというのは驚きである。

 地質学者と言うとポケットのたくさんついたチョッキを着てハンマーで石を叩いているという印象があるが、現代の地質学は非常に幅広い知識を要求される総合科学なのだと納得させられるこの本、お勧めだ。

 
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SONY TC-FX606Rの修理

 1984年ころに購入したソニーのカセットデッキTC-FX606Rが故障した。

 このデッキ、10年ほど前にゴムベルトを交換し録音用の機材として使っていた。さすがに購入してから35年も経つと寿命かなとも思ったが、この時代の機器は個別部品を使っていることが多く、部品交換で直ることが多いので修理に挑戦することにした。

 症状としてはパネルの表示は正常だがプッシュボタンに全く反応なし。ヘッドフォーンを挿して聞いてみてもハム音も聞こえない。かなり大元がやられているようだ。

 解体し電源を入れ、部品の匂いを嗅いだり、異常に熱くなっていないかを指で触って確かめる。



 そして見つけたのがヒートシンクの付いたトランジスタが冷たいことである。これはおかしい。

 基盤を取り外し、そのあたりの回路図を作って眺めてみるとディスクリートパーツで構成された電源レギュレーター用の出力段のようだ。トランジスタ3個、FETが1個とツェナーが使われている。



 半導体の良否はアナログテスターを使うとある程度わかる。ところがこれらのパーツは良品のようだ。その他の部品を一つ一つチェックし、整流ダイオードブリッジの出力フィルター用の抵抗器4.7Ωが断線しているのを発見した。

SONY TC-FX606Rの修理

 4.7kΩなら100本もあるが4.7Ωの手持ちはない。横浜石川町のエジソンプラザにあるシンコー電機で4.7Ω-3Wが20円。電車賃をかけてわざわざ来たのだからと2.2Ω-3Wと10Ω-3Wも3本づつ、合計180円支払って帰路についた。

 抵抗器を交換。

SONY TC-FX606Rの修理

 無事動作を始めた。

SONY TC-FX606Rの修理

 ついでにリニアスケイティング方式のトレー駆動用のゴムベルトを交換した。この交換にはまずトレーに付いているストッパーを外す。赤い矢印がストッパー。

SONY TC-FX606Rの修理

 平ギアに載っているギアが外れるまでトレーを引き出すと、ちょうど筐体に切れ目のあるところまで引き出すことができる。この切れ目からピンセットでゴムベルトの脱着ができる。 

 今まで、すぐに壊れるSONYなどと悪口を言っていたが、修理して使い続けられるというのはすごいこと。昔のソニーはすごかったと認めることにしよう。



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日本のグランド・キャニオン、日本の地質と地形

 青森県の十二湖のそばにある日本キャニオンは米国にある本物のグランド・キャニオンに比べたら芥子粒のように小さくて、「わお、これはすごい」という感覚はなかった。

日本キャニオン

 ところが地質学者の目から見ると、本物のグランド・キャニオンは

グランド・キャニオン

 「なーんだ、ただ地層累重の法則によってほぼ水平な地層が積み重なっているだけではないか」(高木秀雄)

 と思うらしい。それに対し「日本の地質は例えば城ヶ島のわずか1000年前の地層でも地層の上下が逆転しているなど、その複雑な地層構造に圧倒される」と言う高木秀雄の著書「日本の地質と地形」を図書館で借りてきた。



 日本列島が地質学的にいかに特殊で、変化に富んでいるかをきれいな写真とともに見せてくれるこの本、日本に住んでいるのにこれらの風景を見ていないのはいかにもったいないことなのかと思わされる。

 ただし、この「第四紀の地層でも垂直に立っていることがよくあったり、下仁田ジオパークでは2km四方の地層の上下が逆転している」などといわれると、素人地質マニアにとって日本の地質は難しすぎる感もある。

 何度眺めても飽きないこの本、結局アマゾンで購入することにした。


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