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ゴーンとともに去りぬ

 最近、日産のショウルームに元気がない。

 横浜駅からみなとみらい地区へ行くのに日産ビルの二階を通って行くことができる。その二階から一階にあるガラス張りのショールームが見え、プリンス スカイライン 2000GT-Bなどが展示されていようものならエスカレーターを降り一時間も時間を潰してしまうことになる。

プリンス スカイライン 2000GT-B 2011-02


 デルタウイングだとか、

デルタウイング 2013-02

 ダットサン富士号、

ダットサン富士号 2012-03

 シルビア、

シルビア 2012-02

 ダットサン16クーペ 、

ダットサン16クーペ 2011-10

 など、少し前までは、懐かしい車の展示が毎週のように変わってドリームランドのような場所であった。

 ところが最近のショウルームは寂しい。軽自動車が並び、現行車ばかりでディーラーのショウルームのようだ。

日産のショウルーム

 展示に力が入っていなくて、日曜日のお昼時なのに人影はまばらである。

 日産としてはカルロス・ゴーンの影響を早く消し去りたいのだろう、何もかも今までと反対のことをやろうとしているのかもしれない。

 「株価が下がっているのにショールームでお祭り騒ぎなど無用。オフィスフロアに作り変えろ」

 などということになっているのだろうか。横浜のビュースポットが一つ消えてしまった。
 
  Gone with the Ghosn.



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本、絵でわかるプレートテクトニクス

 日本に住んでいると地震や火山噴火などは日常の風景だが、世界的に見ると日本の地質は非常に特殊らしい。

 プレートと呼ばれる地殻が動き続けていて、これらが日本のそばでぶつかり合っているのがこの特殊な地質を作り上げている原因らしい。

 このプレートの動きをプレートテクトニクスと呼んでいて、これを詳しく説明した本がこの是永淳著「絵でわかるプレートテクトニクス」だ。

絵でわかるプレートテクトニクス

 この本、説明の仕方がとても良い。タイトル通り絵を多用していて視覚的にわかりやすいし、根本の理屈を数式でも説明している。

 数式が出てくると、うへっとなるかもしれないが数式を追わなくてもちゃんと理解できるように書かれている。私はと言えば数式部分は片目でちょっと見て、結論の式だけ頭の片隅に記録しておくことにした。

 もっとも「熱伝導の時間スケールは空間スケールの自乗に比例する」の説明に3センチの石ころを温めるのに15分かかると聞くと、だから石焼きうどんは美味しいのだと思考が別の方向に向かってしまう問題はある。

 半分くらい読み進んだところで「地球以外の惑星にもプレートテクトニクスなあるか」などという章が始まると、もうネタ切れでページ稼ぎかと思ってしまったが、ここからが面白い。特に生命環境にプレートテクトニクスが必須であったというのは驚きである。

 地質学者と言うとポケットのたくさんついたチョッキを着てハンマーで石を叩いているという印象があるが、現代の地質学は非常に幅広い知識を要求される総合科学なのだと納得させられるこの本、お勧めだ。

 
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