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映画、トランスフォーマー/ロストエイジ

 映画、トランスフォーマーシリーズ第4作、ロストエイジを公開初日に見てきた。

 初日なのに劇場は3分の1も埋まっていない。前作も初日に見て、観客数の少なさに心配したものだが、本作はそれを上回って少ない。どうしたのだろう。

 前作までの主役はシャイア・ラブーフだったが、本作ではマーク・ウォールバーグに変更されている。マーク・ウォールバーグ演ずる町の発明家、ケイド・イェーガーとその娘テッサ・イェーガー、それにテッサの恋人、レースドライバーのシェーン・ダイソンがメインキャラクターだ。

 娘テッサの学費を稼ごうと購入したトラックが実はオプティマス・プライムだったことから騒動に巻き込まれていく。



 165分というから二時間45分のこの映画、出だしの1時間くらいは順調で絵も綺麗だなと思っていたが、舞台が中国に移る頃から、ストーリーがなくなるのである。同じような戦闘場面の繰り返しで、少々退屈してくる。唯一引きこまれたのは金属生命体へと進化した恐竜たち、ダイナボットの登場場面だけであるのが残念。

 また、ケイド・イェーガーとその娘テッサは良い配役だと思うが、残念ながらその魅力を描ききれていない。オートボットについても、例えばオプティマス・プライムやバンブルビーの描き方が通り一遍で、魅力を感じることができないのだ。

 観客へのサービス精神満点のはずのハリウッド映画が一体どうしたのだろうと思っていたら、中国の国営企業との共同制作だったとのこと。ずいぶん雰囲気の変わった映画に仕上がっていた。

 ストーリーが少なくて登場人物にも魅力が少ない3時間近い映画、3Dで見るとまた印象が変わるのかもしれないが、そんな冒険はやめておこうと思っている。



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