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高速道路料金割引(その3)

 先週の土曜日も新潟県のかぐらスキー場へ出かけた。かぐらスキー場は4月になると7時からの早朝営業を始めていて、どんなに晴れていて気温が上がってしまうような日でも朝9時くらいまでは、春とは思えない絶好の雪質を楽しむことが出来る。そんなわけで朝の3時に出発、7時前にかぐらスキー場の駐車場に着いた。

朝もやの谷川岳 

 休日に高速道路を利用すると一律1000円という制度が先月の28日から始まっている。ところがいろいろ例外があるとみえてなかなか支払いが1000円ぽっきりということは無い。

 この日もやはり練馬インターで関越道に入り、新潟の湯沢インターで降りた。練馬から東松山は大都市近郊区間ということで別料金になっていてこれに一律分の1000円が加算され1600円支払うことになった。

 一日中曇りという春スキーとしては最高のコンディションを楽しんで、夕方5時に帰途についたのだが、一緒に滑っていた銀野君の一言が頭にこびりついた。

 「八王子で降りると1000円っすよ」

 もしこれが本当なら、菅平に続いて湯沢からも1000円のルートを確保したことになる。ものはためしとSONYのナビにセットし、鶴ヶ島ジャンクションから圏央道に入り、のんびりと八王子に向かって走っていった。

 狭山、入間、青梅とおなじみのインターチェンジを通過して行ったのだが、ナビがいきなり八王子の手前の「あきる野」インターで降りて下道を走れという。あきる野から八王子は下道を走ってもたいした距離は無い。思考放棄中の脳が下した決断は、「ナビの言うこと聞いておこう」だった。
 
 他車がそのまま直進するのを横目にあきる野インターで降りたのだが、料金表示は1200円。この微妙なプラス200円はなんだ。

 帰宅してから調べたら驚愕の事実が判明した。より遠くまで高速道路を利用した方が料金が安くなることがあるのだ。

 これが帰りの経路。

経路図


 関越道を前橋から上ってきて東松山を過ぎ、鶴ヶ島ジャンクションで圏央道に入る。圏央道も大都市区間だから走れば走るほど高速料金は高くなる。たとえばこのとき入間インターで降りたとすると1500円かかることになる。ところがここからは走れば走るほど安くなり、青梅インターで降りると1450円、あきる野インターで降りると1200円、八王子まで行けば1000円で済むのだ。

 からくりはこうである。湯沢から八王子へは更埴、諏訪経由で中央道を走れば、えらく遠回りにはなるが大都市近郊区間を通らずに済む。このように、たとえ大都市近郊区間である圏央道を通過しても、大都市近郊区間を通らずに済むルートが別にある場合、一律1000円が適用されるのである。

 残念ながらソニーのナビにそそのかされたおかげで高速料金1000円で帰ってくることは出来なかった。この次はきっと1000円の表示を横目に意気揚々と帰ってくることだろう。それにしても複雑な料金体系になってしまったものだ。割引対象がETC利用者のみというのも分からないでもない。

参考
圏央道を使う場合の比較的分かりやすい表がこれ


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