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ご無体な無題


四百字詰め原稿用紙1枚以内にまとめるよう
指定されることはよくあるが、きっちり四百
字詰め原稿用紙1枚の文章を書けというのは
なかなか難しい注文だ。それが十九字二十四
行、つまり、きっちり四百五十六字の文章を
書けと言われると意味が分からないし、腹が
立っても仕方がない。太宰治に無題という作
品がある。無題という名前からしても、その
いらいら度が分かろうというものだ。確かに
原稿用紙を三十枚も破ったと言われると同情
せざる得ない。さすがに現代では、書き損じ
た原稿用紙を丸めて屑篭にスローインするこ
となど少なくなった。ワープロを使えば、書
き換えるのは簡単だし、文字数を数えるのも
ワードカウントツールが自動的にやってくれ
る。ところでこの太宰の無題だが、インター
ネット上で何種類かのテキストを読むことが
出来る。ところが入力者が正しく内容を把握
していなかったのか文字数が合わない。最後
には納得したのだが、思わずにゃっとした。




参考:無題 太宰治 http://my.reset.jp/~comcom/sozai/large/Osamu_D/mudai.pdf
無題:太宰治




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