■土曜日ははかせさんのフェアウエルパーティで神戸のサルサインストラクターあつこさんが来てくれた。はかせさんは1年間サルサを教えてくださったがもうハワイ大学に戻るので、最後にプライベートレッスンを受けたいと思ったが、その日のレッスンはあつこさんが担当だったので、はかせさんには後日お願いすることにして、NYのエンジェルのパートナーのあつこさんに見てもらった。
「ON2のリズムはどこでとりますか?」 、、、一番基本的な事でまさにサルサの本質のど真ん中を聞かれているのだが、、頭が空回りして、、、そこでつい口から出たのが、
「スラップ、、、」
「そうですっ!ピンポーン」
「、、、、、」
あつこさんが本当にうれしそうな顔を見て僕のほうがびっくりしてしまった。僕の口からついパーカッション用語が出るのも変だけどそれがピンポーンだということが分かった時、ヤッターとマジで思った。この1年のON2リズム練習のもやもやが一挙に消失!!
今まで誰一人こんな説明をしてくれるインストはいなかったけど、パーカッションをする人ならオン2とは2と6をスラップで踏むステップだといえば一瞬で理解できるはずだ。オン2の定義はこれ以上でもないしこれ以下でもない。エンジェルはオン2の創始者エディトーレスの直弟子だからあつこさんにOKをもらったことの意味は重い。
サルサの曲の1クラーべ最初の2小節の2拍目にコンガのRS(右手スラップ)が入る。ぽんぽんというRO(右手オープン)の軽い音に続くスラップは左手のHT(ヒールトップ)が入ってドラムがミュートしている状態なので非常にシャープなにぶい音になる(へんな形容かな?)。ここに踏み込むステップがオン2というわけ。最初1拍目ではなく、2拍目が強くなる曲が多いのがラテンミュージックの特色。サルサだけでなくサンバにもこの種のリズムがあって、ラテンっぽくなる鍵(スペイン語でクラーべ)だ。
普通の8/8(強弱中弱)の音符(これもスペイン語でクラーべ、複数だからクラベス)にあわせたステップだとカウント1,5を踏むオン1になるが、カウントで1拍ずらすと(これをプレニウムオン2と呼ぶこともある)ステップが2小節(これも1クラーべという)から1拍はずれてしまうので、当然相手と反対足になってしまうのだ。そこで、右左のステップを逆にして1クラーべに収まるようにしたカウントをエディトーレスが発案してNYサルサができたのだ。僕より若い61歳だというがなかなかの知恵者だぞ。
楽器のクラーべ(火の用心の拍子木みたいなやつ)の6/8リズムは先日のドラムストラックのようなジャンベなどで演奏されるアフリカンなリズムで、jazzやハウスミュージックを含めて伝統的8/8とはあわないはずなのだが、サルサには欠かせない。てか、サルサを真に特徴づけるものだ。だからラテンパーカッションの中ではトップに格付けされていて一番えらいのだ。
この夜、どんぐりグループのハンドル名レスタト君が僕に誕生日のプレゼントだと言って包みを手渡してくれた。その中身はなんと1対のクラーべ(複数だからクラベスかな?)ありがとう!
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