くまぐー日記

くまさんの電脳室リポート

コスタリカ紀行7・20

2014年07月20日 | Weblog


朝食のバイキングはまあまあってとこかな。ちょっと中南米風は腹ペコの時にしか特においしいと感じないかもしれない。ただ、ここのコーヒーはちょっとちがうな風なことは感じる。もともとコーヒー党ではないから嫌いな方だが気のせいか少しマイルドで品があるように思えるのだ。

サクラツアーの下村さんには電話してもいなかった。街に出てみることにした。観光センターは見つからない。銀行のATMらしきところではその銀行カードしか使えないようだし、交換所らしい場所では人の列があるが、そこはドルとコロンの交換だけをしているようだ。やはり、CITIBANKに行かないとだめのようだ。

街の様子は夜の殺伐とした感じとは逆に結構にぎやかではある。建築物の色彩がさすがに原色っぽくて、ピンクやベージュがふんだんにある。かなり年季の入ったロココ調というかコロニアル風の立派なものがある。郵便局がそうだ。中央通はまあ今っぽい商店街で、福井の新栄商店街くらいの感じかな。人通りはもっと多い。旅行客はアメリカ人や中南米の若い旅行者が多いようだ。公園がいくつかあって植生がかなり違うように思う。沖縄のガジュマルやバオバブ樹みたいなのが生えている。さすがコスタリカの公園らしい。

コスタリカ最初の小学校とかいう校舎の説明碑をみてたら丸坊主の男が声をかけてきた。ホームレスかなとも思ったが聞いてみると今は癌で治療中だが昔は観光ガイドで日本人のフアンだと言って俺が案内してあげるという。ホテルの観光案内では半日で50ドルでたいしたものじゃあないのでドネイションだと思ってお願いすることにした。カルロスといい、僕の名前はコーシンだと言うと、それじゃホセだ、ということになっていろいろ親しくなった。エスパニャ公園、モラサン公園のシモン・ボリーバル像(ボリビアの創立者がここにどういう貢献をしたのかまだ良く知らないのだが)とか、国立公園のあの国民的英雄の像(名出てこない)とか、この辺一体がこの数年で公園化した話を聞く。エスパーニャ公園の噴水の横にはえている木の葉が何か知ってるか?なんかわからん、というと、これがコーヒーの木だと教えてくれた。よく見ると葉の間に青い実がある。これが赤くなるそうな。サンホセにはここにしかないんだという。

かれは相当疲れたようにも見えたので食事をしようと誘ってレストランで彼の注文するものと同じものを食べた。ミルクの沢山入ったコーヒーがうまい。
彼の両足はすでに無数の腫瘍があり、体全体に及び脳にも転移しているという。彼の母も40代で死んだし彼は40代なかばという。小さい子供が3人いて明日支払いがあるという。いくらかと聞くとはじめ20ドルと言ったように聞こえたがあとで確かめると120ドルだと言う。びっくりしたが、まあたまにこういうことはあるだろう。手元に200ドルあったので120ドル渡して飲尿療法を教えて帰した。さすがに驚いたようだが彼も聞いたことがあるし聖書に書いてあることなら明日やってみると言った。どれだけ飲んだらいいかというので毎朝コップ1杯だというとびっくりしていた。

ドネーションも金がかかる。それほど気持ちのいいものではない。暴漢に100ドルまきあげられることに比べればましかな、と思うことにした。もし彼が元気なら暴漢になってたかも、、、。

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