くまぐー日記

くまさんの電脳室リポート

数学の魔力

2006年01月04日 | Weblog
■NYの大学院で「確率過程:Stochastic Process」のクラスで知り合ったGeorgeから年賀メールがきた。彼はケニア大の数学科卒、他に日本人でNYU大学院数学科を卒業したOさん、それに大学1年生の”天才”君(5人の学生のうち、彼と僕以外は皆数学教師)などがいて、ブラック・シュールズの方程式の解法などを学んだ。
■帰国して福大の制御回路関連学科で聴講したときようやくフーリエ級数とラプラス変換の関係を理解できた。「超関数」を知る機会もあった。これは友人の地震学者K君がアメリカでパテントをとる時に審査官に説明するのに往生したという話をNYであったとき聞いていた。かなり「きわどい」数学という印象をもつ。
■書店で堺屋太一の「油断」を立ち読みしていて当時この本も産業関連をマルコフ過程で予測計算していたことを知る。以前は株価予測も重回帰分析していたものだが、「複雑系」数学がはやりだしてから「ファジイ」理論などがよくあたるそうだ。複雑な事象を簡単に考える数学を「複雑系」と呼ぶのはぼくは気に入らない。マルコフはも少し勉強したかった。「ランダムウオーク」や「ナイチンゲール」式などは勉強して僕の世界観を変えたといっていい。
■「50過ぎて数学に目覚めた」といったら「それはすごい」といわれたことがある。数学の魔力に目覚めたというべきか。いい歳になって新興宗教にはまったのとおなじなんだが。あのピタゴラスみたいな、、。
■ケニアのキクユであるGeorgeから僕の名前(コーシン・クマガイ)が典型的なキクユ族の名だと教えてもらってから僕の先祖はアフリカ人だと紹介することにした。なぜ僕がアフリカ人とすぐ仲良くなれるかが判明した。本当は日本人以外とはだれとでもなかよくなれるんだが、、。
■Georgeに返事メールを書いていて頭がタイムスリップした。けさは朝からチュウハイのせいか機嫌がいい。しかしこのぶろぐには字余りのてーまでした。はてなのぶろぐにうつしときましょう。僕は数学フェチだったという告白はちょっとはずかしいが趣味はやはりニッチなのがいい。
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