くまぐー日記

くまさんの電脳室リポート

スキーの醍醐味

2013年01月07日 | Weblog

■昨年の3日に続き、今年は2日4日を除く4日間スキージャムに通った。スキー、ブーツ共に絶妙なフィット具合で文句ない。165cmのカービングスキーも昔の200cmのロシニョールに比べて非常に扱いやすいし、高速での不安定感にも慣れたので気に入っている。そのほかにいくつかのスキーグッツの工夫がある。

まず、手袋は安物の登山用に薄手の下履き用を二重に重ねて履くことにしたが、指先が冷たくなる対策として良かった。それでもしばらくすると冷たくなる。そこで、リフトに乗っている時、気功の練習を始める。リラックスして指先の毛細血管を広げようと念ずるのだ。うまくいけば改善されるようだ。しかし、二三時間滑ると体が温まってきて自然と手足がポカポカしてくるので指先の冷たさは解消されるが、疲れてくるのでリフトに乗っている間ぐったりと眠るようにリラックスして休む時が一番いい。指先が瞬時に暖かくなるのを実感し、冷たい外気を顔に感じながら体中ポカポカの夢うつつ状態。これこそ至福の時間。

もう一つはゴーグル対策。今はコンタクトをしないので、メガネとゴーグルのくもりが出てくる。転倒してゴーグルが外れたりすると最悪だ。安い中古のゴーグルを買ったが上部のフエルトがなくなっていて(安いわけだ。1000円だった)外気が直接入ってくるのでくもりが少ない。しかし、雪や雨が降っているときは大変。ゴーグル内にどんどん入ってくる。そこで、スキー帽をやめて普通の野球帽で滑ることにした。ひさし部分がゴーグル上部を覆うので雨風が入らない。最適の対策は転倒しないことかな。その点、この短いスキーは具合がよくてほとんど転倒しない。

ストックを短くした。レンタルのストックと比較して愛用のUS製は5cmほど長いことが判明したのでリペア室で切ってもらうことにした。「そんなに切るんですか?フォームが変わりますよ」

そのために切るんじゃあないか!と思いながらも1500円でチューンアップ割引券が使えないのは高いぞ!比較したレンタルストックは身長160~170cm用で短いのは今のカービングスキー技術に合わせたからだろう。5cmも短くなると平地滑走がやりにくい。でも新しいスキーは滑りがよくて平地のスケーティングでは誰にも負けないという感じだから問題なし。

今日はショートターンの練習と割り切って僕の練習場的なイリュージョンの奥のコースの全部をショートターンで滑る決心をした。ストックワークがうまくいってストックはバッチリ絶妙な長さ。もう7日目ともなるとかなり体が慣れて高速のショートターン(昔はウェイデルンと呼んだものだが、、)感覚が戻った。

スキー歴はもう45年を超えるがほとんどシーズン中数日滑るだけの年がほとんどだった。若いときは年間30日をめざした時があったが、この20年は滑っていなくて一昨年はじめてショートスキーを履いた。やはりスキー技術はどれだけ練習を集中するかで上達するんだと思う。運動能力はあまり関係ないと思う。むしろ足が地に付かないスポーツだから逆ねじり動作などがあって運動音痴ほど有利なくらいだ。数日間のスキーでは体の動きがもどる程度で上達はおぼつかない。

今年こそ、これからが勝負だと思っている。斜滑降くの字姿勢(くノ一ではない)時代からはじめてステンマルク時代で僕の基礎スキーは終わっている。いまではスキー教師もそういえばステンマルクって人いましたねえ、って言う時代だ。でも基本は同じ、いかにかっこよく滑るか、いかに安全に楽にすべるか!だ。つまりスピードコントロール技術につきる。昨日は高速ロングターンの練習、今日はショートターンの練習と進めてきたのもその理由だ。

数日すると昨日あたりから大腿部の筋肉疲労が薄れてくる。苦手の右ターンのときの腰のねじり込みもスムーズになってくるとだんだん調子が出てくる。毎回たったひとりでリフトで上がったり降りたりの繰り返し。イリュージョン奥のコースは約10分で1週するが、これを休みなしで5時間も6時間もつづけるのだから、、。この限界までの筋肉疲労とリフト上で眠るような至福のリラックスの繰り返し、、あぁこのMっぽい感覚!あぁ~スキーはいいなあ!

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする