■ご近所の挨拶には夜行かないとだめだろう。と思って昨晩は雨の中バイクを走らせて越前町まで。さすがに暗い。細い道をあっち回り、こっち回り。挨拶状とその日作った名刺と森八の詰め合わせをまわりの家に配った。これで一安心と帰路につく。
バイクで強い雨の中ずぶぬれになって帰る途中ふと今まで経験したことのないルートをとろうと思った。やばい道を間違った。途中までもどって、横道に入る。自分の直感を信じるしかない。ようやく見かけた風景になる。ヘルメットのフードが壊れたため雨が直接めがねの内側に入ってよく見えない。
暗い路肩が見えない。後ろから乗用車が追い抜いていくのでちょっとこわい。このまま田んぼに突っ込んでしまったら、、、などと考えながらひたすら見当のつかない道を走りつづける。ようやく家にたどり着いたときはぐったり。
しかし順調に準備がすすんでいるので気分は高揚しているせいかあまり悲壮感はない。夜中遅くまでドーハのアジアオリンピックをみる。
■Oサンのお父さんの葬儀に参列した時、行政書士会長、福井支部長、車庫証明委員会責任者が揃っていたのですぐに僕の車庫業務の話になった。僕の参入に反対する者がいるそうだ。だから車庫の委員会は任意団体だが連合会に加入して、Y行政書士のようにフリーでやらないでくれ、ということだった。
カチンときた。僕に足かせをはめたいんだろうが車庫委員会自体が公取勧告で任意団体になっている以上、フリーが原則。福井支部で丹生郡の仕事をするわけじゃない。武生支部で今まで会員がやっていた仕事を受け継いでやりたいと言っているのだ。
そもそも会員が死んで誰か引き継ぐものがいないかと言ったら誰もいなかったから、いやいや福井が受け継いでいるんじゃないか。だれかいれば皆が助かるという状態だったからこそ僕が危険覚悟で飛び込んだのだ。なのに、僕がやるというと文句が出る。誰がどういう文句をいっているのか?どういう性格なんだろ!所詮ここは昔からこういう世界だったんだ。
なにか誤解されているんだろう。昔やりあったドーシヨウもない連中がまだ生きてるのかもしれない。それとも、意外と恐れられているのかも、、、。僕は昨日登録申請したばかりでステージに登場するのは2ヶ月以上先なのにもう既に会の業務担当トップと話をまとめていることを思えば確かに異常な新入会員であるかもしれない。
しかし、この業務開拓については充分検討した結果の行動で、この辺の情報収集力にかけては僕の右に出るものはいないという自信がいまの開業準備活動を引張っている。
「清水町が行政上は福井市だが警察の管轄では丹生郡なので清水町も入れるとそこそこになりますよ」と会長が言ってくれた。正直パッとひらけた気持ちだ。もし実現すれば専業行政書士誕生だ。この20年間、この車庫証明センターゆえに生まれる可能性がなかったのだから、その意味では現行車庫業務が生んだ専業行政書士第一号である。この点を今後会員にアピールして行こう。理解がえられれば清水町獲得は圏内といっていい。