雨上がりの土曜日の午後。
ドイツの秋の風物詩、形も色も大きさも様々のカボチャ達。
「みんな違って、みんないい」
日本の社会の古い拘束、因習、不条理の中で、ひっそりと独り詩文を綴り
続け、その中にしか自らの魂の居所を見出せず、三歳の愛娘を残して夭折、
自死した若き女性詩人の言葉。
「みんな違って、みんないい」
この自然界の摂理が、いつか社会の、毎日の生活の当たり前になるように、
僕は日々の暮らしを送りたい。
日本の社会はもう長らく、その正反対の道を進んでいるとつくづく思う。
そして、それは今の政治の狂気をもたらしている、一つの大きな歴史的
病巣でもある。