とうとうドイツで「浜岡・HAMAOKA」が全国放送されます

2011年03月31日 | 脱原発

(上の動画は先週末にミュンヘン・オデオン広場で行われた反核デモで
撮影した動画です。初の動画アップロードで画質が少々悪いのですが
ご容赦ください。雰囲気は感じ取っていただけるかと思います。)




(ZDFの取材チームと昼食をとりながら記念撮影)

今日はドイツの国営放送局、ZDFの取材チームから「浜岡原発」と
日本の「脱原発」に関するインタビューを受けました。
4月3日(日)ドイツ時間の夕方6時、ゴールデンタイムにて放送
される全国放送の老舗番組「モナリザ」の、5分~10分の放映時間で
この問題を取り上げていただけることになりました。

ドイツの地方紙から始まり、少しずつ大きなメディアに伝わって、
多くのドイツ市民が浜岡原発に関して興味を持ち始めたと思います。
来週はチェルノブイリ事故後25年の節目に開催される反核・平和会議に
参加するつもりです。ここでもサブプログラムの枠内では浜岡原発に
ついて10分くらい話すことができると思います。これは本当に有難い
ことだと思います。

これまで寄せていただいた「浜岡原発の即時停止」を求める賛同署名と
メッセージは、独日二カ国語の専用サイト「Atomfree-eastwest」の
メッセージ紹介コーナーにて匿名でご紹介させていただいています。

今も毎日、続々と日独両国からの署名と寄稿文が届いています。
順次サイトの方にアップしていますので、こちらもぜひご覧下さい。

「Atomfree-eastwest」
http://atomfree-eastwest.com/jp

明日は静岡県川勝知事に宛てた日本語の要望書をこのブログに
アップする予定です。


浜岡原発の問題が、ドイツで伝わり始めました。

2011年03月30日 | 脱原発



(ミュンヘン・オデオン広場の脱原発デモの一風景)

3月16日から「浜岡原発の即時停止」の活動を始めて約2週間。
ドイツのメディアが「HAMAOKA」のことを取り上げ始めました。
本当に嬉しいことです。

昨日は南ドイツの代表的な日刊紙「Sueddeutsche Zeitung」の
ミュンヘン地方版に、浜岡の原発の危険性に関する記事が載りました。
3月26日/27日の、僕のミュンヘンでのスピーチをもとに、若い
女性ジャーナリストが記事を書いてくれました。(下記にその記事の
コピーを貼付けておきます。)
また、このスピーチがもとでドイツの国営放送ZDFでも、5分くらい
浜岡原発の問題を取り上げてくれそうです。放映が決まりましたら
またご報告いたします。




(女性ジャーナリスト、カンプさん)


福島の原発震災による大惨事、国の非常事態の中、東海大地震の
危険に晒された浜岡原発を即時停止せず、そのまま運転を続行して
いることに対しては、ドイツの一般の市民の方々もマスコミの方々も、
まず第一に理解不可能なこととして、本当に驚くばかりです。そして
その驚きの中には東電、日本の政府、関係官庁に対しての憤りも
含まれています。この点につきましては、近日中に詳しくご報告
させていただきたいと思いますが、日独の社会や環境の差を超えて、
ドイツの方々の反応が人間としての常識であり、理性に即したもので
あることは明らかです。

日本の国土の安全と未来、人間の命の尊重を第一とし、日本人で
あることを大切に考えるならば、浜岡原発の運転継続ということは
あり得ないと確信しています。


「浜岡原発の即時停止」8- 25万人の脱原発デモに参加

2011年03月28日 | 脱原発

(上記の写真は今回のデモの様子です。明日の記事で詳しい内容に
ついて報告する予定です。)


今日のブログは時間切れで文章や内容が整っていませんが、
ともかくアップします。(ドイツで初めて「緑の党」から
州首相が誕生し、脱原発を求めるデモがあった週末です。
ドイツの今後の歴史に残る一日だったのではないかと思います。)


3月26日(土)の記録。
「明日、ドイツでは一日中、反核・脱原発の大規模なデモが、
北から南まで全国各地で開かれます。 南独、ミュンヘン。デモの
前夜祭である今夜は、ドイツ各地のNPOの平和団体、反核団体の
パネルディスカッションがあり、僕も急遽スピーカーとして招待
され、浜岡原発の危険性、即時停止の必要性について20分程話し
ました。予想以上の大きな反応を得ることができました。」




「下手なドイツ語ですが精一杯話しました。
スピーチの後、大きな拍手。沢山の方々が浜岡原発の状況について
聞きに来てくれました。明日の討論会でも特別テーマで取り上げて
くれるそうです。 徒手空拳。ドイツ人の中でたった一人の日本人
としての脱原発活動。少し辛いですが成果が出てきました。」




(市民もメディアも、浜岡の問題については一切知らなかった様子。
聴衆の方々は驚きと共にその問題を真剣に受け止めていたようです。)


「浜岡原発の即時停止」7-「東と西-核のない世界へ」

2011年03月24日 | 脱原発

今日は一つの節目となる日。「東と西-核のない世界へ」
atomfree-eastwest.com/jp)のサイトをアップしました。
下記に、このサイトの目的と考えを紹介させていただきます。



(浜岡原発の問題を取材に来た、WDR放送のスタッフの方と
小休止、チーズとハムのコッペパンを食べながら雑談中)


2011年3月24日

「東と西-核のない世界へ」

福島原発震災発生から13日目、今日がこのサイトの誕生日です。
名前は 『Atomfree-eastwest』
ドイツと日本で脱原発を目指す独日共同フォーラムです。
脱原発、再生可能エネルギーへの転換、それを支える考え方、
暮し方、生き方などが中心のテーマとなる予定です。

このサイト誕生のきっかけとなったのは、『浜岡原発の即時停止』を
求める、日独2国での署名運動です。
3月18日にスタートしてから、約一週間。約400通のメッセージと
約600人の署名が、ドイツに寄せられました。
この結果は、当サイトの『浜岡原発・ストップ』に、全て公開して
おります。是非、ご覧ください。
また、この400通のメッセージは菅首相、川勝静岡県知事、
石原御前崎市長、そして浜岡で活動している市民団体の代表者の
方々に近日中に送付いたします。
その結果、回答等もこのサイトで発表していきます。



(テレビ局の女性カメラマン、肩や腰への負担を軽減。実に合理的。
現代ドイツ人はフランクと真面目が共存。だから、脱原発が
普通に真面目に話せる。)


『Atomfree-eastwest』 は現在、発起人一人で始めた活動、
組織です。周りの人が手伝って、支えてくれていますが
日本、ドイツからの積極的な協力者を今、求めています。ご関心の
ある方、是非、宜しくお願いします。
(当サイトの問い合わせ欄から、ご連絡をお願い致します。)

サイトスタートに当たって、その基本になった考えの一つを、
下記に記します。青二才、ナイーブと言われるのは承知のこと。
『若いときの夢や情熱は幻ではない』、と信じています。

ドイツでも日本でも、未来は一つ。
0歳、2歳、18歳、31歳、50歳、74歳、100歳。
世界はひとりひとりの手にかかっている。
地球を壊さずに、共存を求めていくこと。

それを 『オルタナティブ/ Alternativ』 という。


2011年3月24日      (発起人) 高田 知行


「浜岡原発の即時停止」6 -静岡県知事に直接、送ります。

2011年03月23日 | 脱原発

「浜岡原発の即時停止」を求める日独のメッセージ署名が、今日で
400件を超えました。ドイツの方々からのメッセージは、250件
以上に及ぶと思います。
全部を印刷すると電話帳一冊ほどの厚みになり、ずっしりとした
手応えを感じます。

明日、この「日独の浜岡へのメッセージ」を静岡県知事宛で郵送
します。さらにもう一部は、浜岡原発の問題で長年現地で絶え間ない
努力を重ねてきた市民団体の方々にドイツからの活動の記録として
送付する予定です。
また、この日独のメッセージは全て現在作成中の専用サイト
「Atomfree-eastwest」にアップします。

日本とドイツの市民の声が、浜岡原発停止の援護射撃に
なることを心から願っています。




(ドイツの友人達との「作戦会議」の様子です。
左の写真はドイツのオーガニックメーカーのキャンペーンポスターです。)


今日、ノルトライン・ヴェストファーレン州の日刊新聞、
ライニッシェ・ポスト(Rheinische Post) の地方版に
「浜岡原発の即時停止」に関する記事が掲載されました。
5~10万人くらいの読者がいるはずです。何百、何千人もの読者が
この記事を読んでくれたと思います。
マスコミ、世論への働きかけは、ステップバイステップ。
根気よく続けます。





記事のタイトルは"原発に抗議の声を上げる日本人"です。
海外各国及びドイツ国内からの浜岡原発への関心は、確実に高まって
きています。今日も浜岡の現地ではイギリスBBCの詳しい取材が
あったようです。日本のベテランの市民団体の方々、そして署名の
賛同を寄せてくださった方々と協力して、「静岡の山」を動かし
たいと思います。


PS
「浜岡原発の即時停止」を求める賛同署名は今後も引き続き
受け付けています。是非ご協力ください。下記のアドレスに
ご署名をコメントと共にお送り下さい。皆様のご意見やお考えは
日本語とドイツ語の二カ国語の専用サイトに匿名で発表します
ので、よろしくお願いします。

"ドイツから「浜岡原発の即時停止」を応援します" の署名送り先は
下記の通りです。

hamaoka.stop@googlemail.com

高田知行(ドイツ連邦共和国 公認通訳翻訳士)
twitterアドレス
http://twitter.com/kulitaka
ブログアドレス
http://blog.goo.ne.jp/kulitaka


「浜岡原発の即時停止」5 -「オルタナティブ」を子供達に

2011年03月22日 | 脱原発

日本の原発震災のこと、浜岡原発のことを毎日考えている。
そのことが頭から離れない。家族の一番大事な庭の桜の木も
思わず見逃していることが多い。
今日はそれで桜の前に立って、時間を過ごすようにした。
ドイツにも春が来ている。





日本とドイツから続々と応援の賛同署名が届いています。
一両日中には浜岡原発停止を求める日独の声、寄稿文を専用サイトに
アップする予定です。

今日は去年の秋、10月の文章を再録します。
自分にとっては生活や脱原発の活動の柱になる考えです。
よければ「脱原発」のカテゴリーの他記事と合わせて目を通してください。

**************
******************************

先週のこと、太陽の光るドイツの秋。

時々、二言、三言、言葉を交わす
70才のマラソンマン。
長い道を歩んできた。
大きな青空の広がる中、
人生を真っ直ぐに走っていく。

僕は、こういうドイツは好きだ。






昨日のこと、近くの友達のオーガニックショップへ。
チーズを片手にした小さな女の子。2歳。
世界と未来、その全てが目の前に広がっている。
僕の人生は今、50年。
あとの20年はこの子達の未来に役立つように。
50年分の恩返し。





先日のこと、朝、ひとりで村のプールに行く
浅めのプールでは「母と子のスイミング教室」
マザー&ベイビーの中にファザーが何人か混じっていた。
男も女もベイビーもみんなで一つ。世界は両性具有。
手をとりあって、これからの世界を作るのは
あなた達だ。
僕達も精一杯のことをしよう。





ドイツでも日本でも、未来は一つ。
0歳、2歳、18歳、31歳、50歳、74歳、100歳。
世界はひとりひとりの手にかかっている。
地球を壊さずに、共存を求めていくこと、
それを「オルタナティブ/ Alternativ」という。
僕達の世代の責任もそこにある。
若い時の夢や情熱は幻ではない。

                  (2010年10月6日記録)


PS
「浜岡原発の即時停止」を求める賛同署名を引き続き受け付けて
います。是非ご協力ください。下記のアドレスにご署名を
コメントと共にお送り下さい。皆様のご意見やお考えは
日本語とドイツ語の二カ国語の専用サイトに匿名で発表します
ので、よろしくお願いします。

"ドイツから「浜岡原発の即時停止」を応援します" の署名送り先は
下記の通りです。

hamaoka.stop@googlemail.com

高田知行(ドイツ連邦共和国 公認通訳翻訳士)
twitterアドレス
http://twitter.com/kulitaka
ブログアドレス
http://blog.goo.ne.jp/kulitaka


「浜岡原発の即時停止」4 -ドイツの人達の声

2011年03月21日 | 脱原発

ドイツのマスコミに浜岡原発のことが少しずつ伝わり始めました。
明日は地元の地方紙とラジオで浜岡原発の問題を伝えるつもりです。





(上の写真は僕の住む地域の広報誌の抜粋です。まだ小さな記事
ですが、ドイツの新聞に初めて浜岡原発の話が掲載されました。
記事のタイトルは、"更なる惨事はどうしても防がなければならない")

「浜岡原発の即時停止」に賛同するドイツの人達の署名及びコメントが
今日も続々と入ってきています。すでに200件は超えたと思います。
今、僕の知り合いの翻訳者にも応援を頼んで、その抜粋日本語翻訳を
始めました。今週末までには、その幾つかをここでレポートできると
思います。もう少しお待ち下さい。

この200人のドイツ市民の方々の文章を読んでいくと、共通して
いることが3点あります。

日本の今回の震災及び福島原発の惨事に、激しく心を動かされて

いること、世界でこんなことが二度と起きてはいけない、何か
自分達で
できることは無いのかという問いかけ、そして、このような
状況の中で浜岡原発の稼働を停止しない日本の政治・行政・電力会社に
対しては理解不可能、ないしその姿勢には一切弁解の余地無しという
非常に強い批判の精神です。

もう一つ、注目すべきこと、驚くべきことは実に様々な職業の方々が
声を寄せていることです。以下に書き出します。

大学教授、学者、医者、医療関係者、教会関係者、教員・教師、主婦、
大学生、高校生、会社員、公務員、企業経営者、メディア関係、エンジニア、
デザイナー、音楽家、建築家、設計士手工業者、旅行代理店、
ホテルレストラン関係、調理師・コック、オーガニック農家、ワイナリー、
パン職人、兵役/代替業務従事者、などです。

全ての方がその職業を書いてくださってくれているわけではないので、
実際には更に広範囲の分野の方々がこの「浜岡原発の即時停止」に
賛同の声を寄せてくださっていると思います。
更に、多くの方が2~3行のコメントではなく、1、2ページにわたって
自分の考えや意見を伝えてきてくれています。

今日は独語原文のままで申し訳ありませんが、最後にデュッセルドルフ専門大学
(Fachhochschule Düsseldorf)の副学長、ホルスト・ペータース教授
(Prof. Dr. Horst Peters)の寄稿文を紹介させていただきます。
このような真剣な内容の寄稿文が何十人もの方々から寄せられてきています。
ドイツ市民の脱原発への思いは中途半端ではありません。
日本の原発の現在の状況に対する心配、危惧は表面的なものではなく、
自らの考えと経験、深い連帯意識に支えられたものだと確かに言えます。
ペータース教授の文章です。(ペータース教授は日本の大学との交流を
長年行い、日本にも行ったことのある方です。)


Jeden Tag beobachte ich fassungslos, was sich in Deinem Heimatland am und im AKW Fukushima abspielt. Leider wird man davon ausgehen müssen, dass viele der dort tätigen Arbeiter bereits so verstrahlt wurden, dass sie ernsthafte gesundheitliche Schädigungen nach sich ziehen werden.
 
Die Kernenergietechnologie ist aus Ingenieurssicht hochinteressant und herausfordernd und aus ökonomischer Sicht kurzfristig (d.h. ohne Beachtung der Folgegenerationen) ebenfalls verlockend. Aber leider muss man insgesamt feststellen: Die Technologie ist letztlich nicht hinreichend beherrschbar und mit nicht akzeptablen Risiken versehen.
 
Leider lässt die zu beobachtende restriktive Informationspolitik in Japan den Schluss zu, dass vermutlich viele Störfälle in AKWs in Japan, die „glimpflich“ ausgegangen sind, das japanische Volk nie erfahren hat. In Deutschland ist dies möglicherweise nicht viel anders.
 
Japan muss grundlegend umdenken. Das Land ist doch bekannt für seine „Liebe“ zu modernen Technologien. Also muss es auch die Herausforderungen annehmen, alternative, regenerative Energiegewinnung mit Hochdruck zu entwickeln und parallel den Ausstieg aus  der Atomenergie vorbereiten. Insbesondere Kraftwerke, die technisch nicht mehr auf dem neuesten Stand sind oder/und in einer erdbebengefährdeten Region liegen, sind einer kritischen Prüfung zu unterziehen und im Zweifel abzuschalten. Dazu gehört auch das Hamaoka-AKW.
 
So zynisch es vielleicht klingen mag, aber: Japan sollte die Tragödie in Fukushima als Chance begreifen, um in der Energiepolitik grundlegend umzudenken und sich systematisch und nachhaltig aus der Atomenergie zurück ziehen zu Gunsten moderner, alternativer Energiegewinnungen. Hamaoka könnte hier der Anfang sein. Ein zweites Fukushima darf es nie mehr geben.


Prof. Dr. Horst Peters
Vizepräsident für Alumni-Management, Weiterbildung und Fundraising
Fachhochschule Düsseldorf
Universitätsstr., Geb. 23.32
D – 40225 Düsseldorf

e-mail: vizepraesident.alumni@fh-duesseldorf.de
               horst.peters@fh-duesseldorf.de
Web:    www.fh-duesseldorf.de


「浜岡原発の即時停止」3 -日独の賛同署名が続々と届いています

2011年03月19日 | 脱原発

みなさんもすでにご存知かも知れませんが、今日ひとつ朗報がありました。
「新原発の撤回、中電に要望へ」(3/17ネット新聞 asahi.com)の記事です。

http://mytown.asahi.com/areanews/mie/NGY201103160005.html

引用します。

「伊勢市の鈴木健一市長は16日、記者会見を開き、浜岡原子力発電所(静岡県御前崎市)の稼働停止と、新たな原発建設の撤回を求める要望書を近く中部電力に提出することを明らかにした。

鈴木市長は、東京電力の福島第一原発で爆発事故が相次ぎ、危機管理の不備による住民への不安が増大していると指摘。「安全性の根拠がすべて崩れた。市民の生命を守る立場として非常に強い危機感を感じている」と話した。

中部電力は以前、南伊勢町に芦浜原発を立地する計画を持っていた。2月には、2030年までに新たな原発を建設する方針を表明したばかりだった。鈴木市長は「地域住民の生命の安全と自然環境の保護について見直すべきだ」として、新規立地の撤回を求めた。」

浜岡原発の停止まで本当にあと一歩、二歩だと思います。
ただし、浜岡だけでなく、地震や津波の災害危険がある日本の原発は
配電計画と正味の電力需要をしっかりと見つめつつも、運転停止を行い、
厳密な安全性検査を一つずつ実行していかなければなりません。
日本の復興の基本は、脱原発です。


なお、下の写真は去年の11月に上関田ノ浦の祝島の方々を訪ねた時の写真です。
天下の秋晴れ、田ノ浦の海もその向こうに見える祝島もとても綺麗でした。







今日、日本から賛同署名をしてくださった方々へ、下記のような形で
返礼のメールを準備いたしました。ご協力本当に有難うございました。
今後も、安全なエネルギーへの転換と日本の復興を目指して、一緒に進んで
行きたいと思います。


******************************************************

「浜岡原発の即時停止」賛同署名へのご協力、誠に有難うございました。

今日で賛同署名の活動が二日経ちましたが、日本からすでに約180名の方々からご賛同署名が送られてきました。ドイツでは今日が署名活動の初日でしたが、 23時現在、約100人の方々がドイツ全国のみならず、オーストリア、スペイン、フランスなどからも賛同の署名とそれを支える自らの考えを書き送ってくだ さっています。

毎日心の痛む報道が続き、福島原発の大事故沈静化に見通しのない中、この賛同署名にご協力をしていただいたことを有難く受 け止め、浜岡原発が一刻も早く稼働停止させられるように、ドイツから具体的な応援活動が生じるように、明日以降も努力を続けていきたいと思います。その進 展につきましては、毎日はかないませんが、私のブログ「ほぼ毎日ドイツ」で報告していきたいと思います。
(元々自分と家族の日誌的なブログのため、他の記事やテーマと混在すると思いますが、その点は何卒御高配の程をよろしくお願い申し上げます。)

ドイツの賛同者からも、続々と署名とコメントが寄せられてきています。
英語で書かれたものもありましたので、その一部を下記に紹介させていただきます。


Please accept  my deep sympathy for the Japanese poeple, who has not only to suffer from the severe erthquake and tsunami but additionally to the natural disaster have to deal with the impact of a nuclear catastrophe.
Therefore I appreciate your efforts to stopp the use of nuclear power and want to support you with this e-mail. The risks of this technology are too high and the impcats to severe. I hope that also Germany will shut down the nuclear power plants and increase the use of renewable energy sources instead.
(R.U.)


Statement: HAMAOKA abschalten! Japan ist das Land der erneuerbaren Energien! One meltdown per live is more than enough. That is now the second time in my short life.
(T.H.)

There has been already been to much suffering in Japan. Do you really need more and there is enough to come because of all the damage.
Shut down HAMAOKA before here also damage is done.
If Japan is so contaminated where will you all go????
STOP STOP STOP IT!
Thankyou
(N.W.)


高田知行(ドイツ連邦共和国 公認通訳翻訳士)
twitterアドレス
http://twitter.com/kulitaka
ブログアドレス
http://blog.goo.ne.jp/kulitaka

"ドイツから「浜岡原発の即時停止」を応援します" の活動連絡アドレスは下記の通りです。
hamaoka.stop@googlemail.com
TEL 0049 (0) 2131-125 94 77
FAX 0049 (0) 2131-125 94 94


(なお、日本からお寄せ頂いた各メールのアドレス、ご本人様の姓名、住所などの個人情報は、今回の目的以外には一切使用せず、個人情報の守秘義務に最大限の注意を払います。無断で第三者や外部に公開されることは一切ありません。
お書きいただいたメッセージの内容に関しては、その一部を日本の方々のご意見、お考えとして、匿名で一部引用・公開することがあるかもしれません。このよ うな匿名の引用でもご都合の悪い場合、ないしそれを望まれない場合は誠に恐縮ですが、本メール到着後すぐにその旨ご連絡お願い申し上げます。)


「浜岡原発の即時停止」2 -日本とドイツに共通の価値がある

2011年03月17日 | 脱原発

今、毎日、ドイツの友人や、何年も連絡の無かった知人が、
日本のことを、僕のことを、家族や親戚のことを心配して
電話をくれたり、手紙や長いメールを書いてきて励ましてくれる。
ドイツに暮らして約30年。今、ドイツの人の心の温かさに本当に
感謝している。
昨日は友人夫婦が訪ねてきて、彼らは日本語が出来るわけでも
ないのに、こんな紙を渡してくれた。随分、時間がかかったこと
だろう。どうも有難う。





日本からは今日一日で約150名の方々が
「浜岡原発の即時停止」賛同の署名を届けてくれた。
本当に有難う。
次の文章は、小さな子供を持つ母親の方から寄せられたもの。

「福島原発のことは1日中頭から離れず、離れている大切な人達や
子供達の未来を思うと、苦しくて息ができなくなりそうです。
浜岡はすぐに停止すべきです。」

日本とドイツに共通の価値がある。
それは「生命の尊重」と「未来への希望」だ。
そこには国や社会の差は無い。その価値を守ろうとすることは
人間の共通の願いであり、権利である。
だから、僕は「浜岡原発の即時停止」を実現するために、自分一人の
スタートでも、多くの人の支えを信じてドイツの人々に訴えかけよう
と思う。

今、未曾有の原発災害の中、何十万人、何百万人もの日本人の生活、
命を潜在的に脅かす浜岡原発の操業は一刻も早く止めなければならない。

そして地震、津波への安全対策が満足でないその他の日本の原発も
全て一時停止して、国際的に共通した透明な基準で検査をしなければ
ならない。

硬直した原子力政策が日本の現状であっても、日本で、ドイツで、
世界各国で志のある人達が協力し合えば、それは絶対に達成できる
ことだ。

「浜岡原発の即時停止」の賛同署名への協力をお願いします。
その宛先は以下の通りです。一人一人の署名がドイツの人達を
動かしていくと思います。

hamaoka.stop@googlemail.com


最後に一つ。

下記URLは福島原発事故の6年前、石橋教授による「原発震災」に
関する衆議院公聴会の記録です。ぜひ目を通してください。
福島原発事故の背景は「想定外のこと」では決してありません。
むしろ全て想定、指摘されたことが現実化した結果です。

http://www.stop-hamaoka.com/koe/ishibashi050223.html


「浜岡原発の即時停止」-日本の未来を守るために!

2011年03月17日 | 脱原発

今日、福島の原発事故についてドイツの国営放送局WDRのインタビュー
を受けました。

知り合いの、日本にも詳しいジャーナリスト、トゥルンゼックさん
(Mr. Thurnsek)の申し入れで、
「興味本位ではない。今の日本の状況で特に大事だと思うこと、
ドイツの人達にこれは伝えたいと思うことについて自由に話して構わない。」
と言われたので、浜岡原発の危険性とその即時停止がいかに重要で
あるかを中心に、5分ほど話をさせてもらいました。
放送されるのは僕が仕事をするドイツ・デュッセルドルフ地域のみ
だそうです。

インタビューの収録が終わった後、トゥルンゼックさんが
3月22日(火)の全国放送番組「Hier und Heute / 今日、ここで」
で、もう一度このテーマを掘り下げたいと言ってくれました。

収録は3月20日(日)になります。
それまでに日本から「浜岡原発の即時停止」に賛同される方の
署名を電子メールで、なるべく多く集めて、番組の中で発表したい
と思います。自由な形式で構いませんので、次のメールアドレス
hamaoka.stop@googlemail.comに、
「浜岡原発の即時停止」の賛同署名および、それを支えるご自身の考えを
2~3行付けてお送り下さい。何卒よろしくお願いします。
ドイツの人達に浜岡原発の危険性を訴え、これが日本国内だけの問題
ではなく、世界の安全につながる国際的問題、日独に共通する問題だと
理解していただくよう努めるつもりです。

これに平行して、ドイツでも明日から浜岡原発の停止を求める署名運動を
ドイツの友人・知人の方達と一緒に始めます。ドイツの方の署名も
インタビューで紹介するとともに、更なる賛同署名へのご協力を
お願いするつもりです。

日本語の趣意書が無く誠に申し訳ありません。ドイツ語の趣意書のみを
下記に記載させていただきます。

なお、この活動は私・高田知行(TEL:0049(0)2131-958 354)に
全責任があるものです。日本で浜岡原発の停止に注力していらっしゃる
プラムフィールド馬場利子さんを始めとして、多くの方々が築いてきた
努力に少しでも役立つことが出来ればと思っています。

今の日本の危機的状況で浜岡原発に予想されうる事故を可能な限り
事前に防止することは、とても大切なことだと考えています。
経験不足かつ拙い文章で申し訳ありませんが、何卒ご協力のほど
よろしくお願いします。
なお、「福島原発事故を受けて、浜岡原発の運転停止を願う市民有志」の
方々の要望書への賛同表明に付記した文章も下記に記載します。



「ドイツから何とか協力出来る事があればと考え、個人一人の活動
ですが日本からの賛同署名とドイツの関係機関へ、ドイツの賛同署名を
日本の関係機関に送れるように、言わば相互クロスの作業を始めました。
脱原発の実行とそれを支える考えにおいては、何歩も先行するドイツの
人達に浜岡原発の即時停止の必要性を知らせ、協力を取り付けたいと
思います。僕の考えのポイントは、これは日本国内だけの問題ではなく、
ドイツの人達、世界の人達に共通に関係するという視点です。」


(下記はドイツ語の趣旨書内容です。)

Atomkatastrophe in Japan       „ GEMEINSAM HANDELN ! “

                           HAMAOKA.STOP@


HAMAOKA-AKW (eines der größten AKWs in Asien, aber mit den gleichen Sicherheitsproblemen, wie in Fukushima) befindet sich in der erheblich erdbebengefährdeten TOKAI-Region an der empfindlichsten Nahtstelle der Erdplatten im pazifischen Feuerring.

Bereits vor der Fukushima-Katastrophe warnten die Seismologen in Japan eindringlich vor dem bald möglichen Groß-Erdbeben. Nach der Freisetzung der plattentektonischen Energie durch das Sendai-Erdbeben in Nordjapan ist jetzt diese Gefahr immens gestiegen.
Es könnte schon in den nächsten Tagen und Wochen geschehen.

HAMAOKA-AKW hat keine konstruktive Sicherheit gegen Erdbeben und Tsunami (in den letzten Jahren mehrfach darauf hingewiesen). Auch nach dem Unfall in Fukushima keine neuen Vorsichtsmaßnahmen eingeleitet.

Das AKW ist bis heute nach wie vor in Betrieb.

Der Standort HAMAOKA-AKW befindet sich geographisch in dem pazifischen Ballungsgebiet Japans zwischen Nagoya und Tokyo. Ein Atomunfall an dieser Stelle würde die Dimension von Fukushima weit übertreffen.
Fukushima-Fall ZWEI mit HAMAOKA-AKW würde zweifellos das endgültige AUS für das Land, seine Bevölkerung und Wirtschaft bedeuten.

Mehrere Menschen aus ganz Japan verlangen deswegen die sofortige Abschaltung bzw. Betriebseinstellung für die nächste Zeit.
Die japanische Regierung und die Kommunalpolitiker vor Ort reagieren aber bis heute nicht auf Forderungen.

Wir denken, dass die Gefährdung und dieses Risikopotential von HAMAOKA nicht als nationale Angelegenheit Japans gelten können.
Es betrifft uns in Deutschland und die Weltgemeinschaft mit allen Konsequenzen.
Wir brauchen die Unterstützung und Proteststimme aus Deutschland.
Wir brauchen eine gemeinsame Lösung.

Das heißt sofortiger Betriebsstop von HAMAOKA und zeitweilige Aussetzung weiterer einzelner AKWs in Japan zum Zwecke der Sicherheitsüberprüfung nach internationalen transparenten Kriterien.

Damit können wir auch gemeinsam - wenn auch in einem kleinen Schritt - die Kehrtwende in der erstarrten Atompolitik Japans mit einleiten.
Die Atomenergie ist nicht beherrschbar und schafft uns keine Zukunft.


Büttgen, den 16.03.2011                    Tomoyuki Takada


Schicken Sie Ihre Zustimmung mit Ihrem kurzen Statement an die folgende mail-Adresse: hamaoka.stop@googlemail.com
Ich werde dann Ihre mail sowohl einzeln digital als auch als Sammelsendung an die Betreibergesellschaft und die Stadt Omaezaki sowie an die Bürgerinitiative nach Japan schicken. - Ihre Stimme aus Deutschland zählt!



(和気君、今日は夜中遅くまで浜岡原発の件、協力どうも
有り難う、大変助かりました。)